【感想・ネタバレ】四千万歩の男(五)のレビュー

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Posted by ブクログ

20年ぶりに再読しました。
伊能忠敬の地図作り旅の最中に、次々と事件を盛り込み、弥次喜多珍道中や水戸黄門のように仕立て上げたお話ということは覚えていたのですが、内容はきれいさっぱり忘れていたので、まるで初めて読むように楽しめました。まさか、あんな終わり方をしていたとは…
文庫5巻3000ページオーバーのボリュームで、読み応えたっぷりですが、文庫(5)の終わりにある井上ひさし自身による年譜も興味深いです。
また20年後に再読し楽しもうかな(^^)

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2013年11月10日

Posted by ブクログ

思ったより時間がかかった。昔とは物の単位が違うからイマイチ実感が湧かなかったが大変な手間と時間がかかったものだったんだなと感じた。
そして、その精度の高さから考えると、拍子抜けする位単純な方法で測量していたことを知って、けっこう驚きだった。

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2015年03月10日

Posted by ブクログ

地味で地道な計測旅行を 事件と滑稽にあふれた珍道中に書き換えた作者の手腕に敬服。 ある意味、作者の集大成的な大作だが、 この人の作風を了解していない一見さんには??かもしれない。

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2011年10月02日

Posted by ブクログ

最後はきっとお栄に再会すると思っていたのに、妙に期待させるラストじゃないかーーー! 続編はいつ? それにしても、登場人物一人ひとりが、ほんとうに艶っぽいね。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

シリーズ最終巻。

根府川の関所では、忠敬の偽物が現われたために本物の忠敬が偽物と間違えられ、足止めされることになります。さらにこの事件のなかで、忠敬はいまだ若輩の二宮金次郎と出会い、その農政観について彼の語るところに耳を傾けます。

その後もさまざまな事件に巻き込まれながら、忠敬一行の旅はつづき、ようやく伊豆・相模の測量を終えて江戸にもどります。そんな忠敬の前に、家を出たお栄の影がちらつきますが、けっきょく二人は再会にいたることなく、物語は結末を迎えます。

ともあれたいへんな長編小説ですが、大団円とはならず、とりあえず区切りをつけたといった感じの結末には、最初からわかっていたこととはいえ、不満も感じました。

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2020年04月23日

Posted by ブクログ

青年二宮金次郎と“百姓論語”を闘わせ鰹節騒動では危うく情事の罠に。とかく学問より俗事に心奪われる伊能隊、再三の“測量中止”の危機を脱し、有望な孤児や人気女形をお伴に江戸へ。忠敬が“人生二山”を生きた江戸後期の、新しい文化の旗手を多士済々に登場させ、人間忠敬とその時代を縦横に描く大作、完結。

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2009年10月04日

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