井上ひさしのレビュー一覧
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四捨五入殺人事件に続けて、読む。
一つ一つのミステリーにそんなに凄さはないと思う。まあ、本職じゃないし。
最終編に、ああ、そういう趣向なのねと納得はしたけど。
新聞広告を2,3回見たけど、どういう事情だろうか。中公が版権を買った理由があるのかな。Posted by ブクログ -
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」!
記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ。この時代に、頑張れ、あらゆるエンタメ。Posted by ブクログ -
長編小説『四千万歩の男』全5巻(講談社文庫)にかんする著者のインタヴュー記事などをまとめた本です。
本編は、忠敬が蝦夷地と伊豆・相模の測量の旅を終えるところまでがえがかれていますが、作品内での期間は1年半であり、一方著者がこの連載に7年の歳月を費やしたということで、けっきょく十七年におよぶ忠敬の行...続きを読むPosted by ブクログ -
あの日本で初めて地図を作った伊能忠敬を小説にした井上ひさし氏の「四千万歩の男は、全部で5巻完結であり、そのボリュームに恐れをなして、似たデザインの兄弟本に「四千万歩の男 忠敬の生き方」という本があるのを知り、少々弱腰でこちらを読むことにした。
ところがこちらは、小説でなく、上記小説についての著者の...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸時代、女性から離婚を申し出るのが難しい時代の駆け込み寺の話。
短編でそれぞれに事情を抱えた女性が出てくるが、その事情が笑える話。
読んだ後に何も残らない話の短編集でしたPosted by ブクログ -
昔、新聞連載されて挿絵が漫画っぽく、読もうかなと思った記憶がある。今回初めて読んだが、破茶滅茶で元気が出るパワフルな内容である。新聞連載といえば『偽原始人』もあったなぁ。2019.9.2Posted by ブクログ
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この長篇は著者の精神的故郷である仙台を舞台に妄想ばかりしていた少年時代をもつ男の思想的半自叙伝をすべての権威を相対化してしまうパロディ意識でつらぬいた愉快な青春小説。Posted by ブクログ
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宮城の端の吉里吉里という町が日本国から独立するというお話。
本筋はすごく面白いのだが、話の中心である古橋のサイドストーリーとか、横道にそれる話題が非常に多く、飽きる。早く吉里吉里国について教えてほしい。
中盤からページをくってもくっても吉里吉里国の話にならないので、脱落してしまった。Posted by ブクログ -
20年ほど前、学生の時分に一度読んでいるはずなんだけど、こんな本だったっけ、という印象…
もっとさくさく読める感じのイメージだったのだけど、自分の読解力が落ちているのかもしれない><
同じ時期に同じ作者の「私家版 日本語文法」も読んでるはずなのでそっちと混同してるのかも。Posted by ブクログ -
中二みたいな下ネタてんこ盛りの語り口に、大人な農業論、政治論、医療論の食い合わせに頭がクラクラしました。ストーリー全部ばらしちゃう解説に気を付けましょう。Posted by ブクログ