井上ひさしのレビュー一覧

  • ブンとフン

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    ちょっと読んでおかなくちゃいけないかなぁと思って。本当は小さい頃父親に、吉里吉里人をすすめられて、そのまま大人になってしまっていたのだけど、長いしとりあえず手にとりやすいものから、と。
    でも、遊びが随所にはさまれているところも面白かったし、ミュージカルになったりしているけど、一度みてみたいと興味をそそられた。
    長いのも読みます。

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    2014年05月09日
  • 黄金の騎士団(下)

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    未完の小説というのは、最後まで読んで知った。分かっていたら買わなかったのだが。でも残念だ。最後まで読みたかった。残尿感がある。
    これだけいろいろな要素を取り込んだ小説は初めてだ。とても新鮮だった。商品相場、早老病、子どもの国等々。ある意味勉強になった。

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    2014年02月28日
  • 黄金の騎士団(上)

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    地上げの脅威に晒される、四谷の孤児院「若葉ホーム」
    孤児院を守ろうとする孤児たちに、”黄金の騎士団”から生活資金の支援
    徐々に明らかになる”黄金の騎士団”
    少年たちが拾い親たちの助力を得ながら、バブル時代を生き抜こうとする愉快・痛快な物語

    感想は下巻で

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    2014年02月01日
  • 黄金の騎士団(下)

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    ああ、ここで終わってしまうのか。。。
    残念、もっと先を読みたい。

    バブルの金融経済を逆手に取り、あっという間に莫大な資産を築いてしまう子供たち。

    大人に捨てられ、遠ざけられた孤児たちが、自分たちの居場所を奪おうとする大人たちに立ち向かい、逆襲しようと準備を始める。

    バブル時代を背景とした、少年たちが主人公のおとぎ話と言えそうだが、「人類資金」とはちがう形で、現在の金融経済を揶揄している。

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    2014年02月01日
  • モッキンポット師の後始末

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    宗教を笑いものにすると同時に、宗教の素晴らしさ(神ではなくそれに仕える人間の)を感じさせる。神の存在よりも信者の人の良さは自分自身体験していることもあり、複雑な内心が、これでいいのかな、と少し楽になる。

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    2013年11月23日
  • ブンとフン

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    ネタバレ

    売れない小説家フンが書いた小説の主人公ブン、できないことは何もない神出鬼没の四次元大怪盗、が小説から飛び出してさぁ大変。世界中でハチャメチャな事件が起きるという物語。

    井上ひさしさん風の言葉遊びと風刺に富んだ作品でした。

    小説「ブン」が大ヒットとなり、生原稿からだけでなく、増刷された本からもブンが飛び出すのですが、それらのたくさんのブンが集まって会議する場面がなかなか面白かったです。
    同じブンのはずなのに、それぞれが個性をもっていて、その台詞一つ一つが辛味たっぷり。

    刑務所のくだりなども、皮肉たっぷり。

    ふふふと笑ってしまう、痛快な小説でした。

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    2013年10月24日
  • 巷談辞典

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    井上さんが四字熟語をもとにエッセイを書くという連載もの。

    井上さんらしいウィットにとんだ文章で非常に面白かったです。
    若干、下ネタが多いのには辟易しましたが、その点を除けば良かったと思います。

    井上さんのダジャレ(語呂合わせと言った方が良いか?)の妙はいつ読んでも、素晴らしいものです。
    朗読しても耳に入りやすいであろうテンポの良い言葉はとても読んでいて気持ち良いものです。

    そして、井上さんはすごい勉強家であるなぁと思いました。まぁ本人にとってみれば、勉強といった堅苦しいものではなく、一種の趣味というか凝り性が原因の調べ物といったところなのかしら。仕事だから仕方なくというのもあるかもしれな

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    2013年10月23日
  • ブンとフン

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    ネタバレ

    「それからのブンとフン」をみにいった物販コーナーにて購入。
    ちなみに、帯に市村正親さんのサインがあるものを買えました♪

    舞台とはまたラストが違うんだけど、
    舞台は、原作に+αされていたので、それが「『それからの』ブンとフン」だったのかな。

    でもどちらも、本質もディテールも同じでした。
    昔にかかれた物語なのに、ぜんぜん古くないんだな。
    内容も、言葉の選択も。
    言葉遊びも面白い。

    そして舞台は、よくこの小説を舞台にまとめたなぁと驚き。

    なんだか、舞台の感想になっちゃった。笑。

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    2013年10月23日
  • 一週間

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    井上ひさしさんの遺作。連載小説であったとのこと。戦時中共産党員出会った主人公が、自分を陥れようとしたスパイMを追ってロシア二割ったところ終戦を迎え捕虜となる。捕虜となったある日呼び出されると、捕虜向けのプロパガンダとして作っている『日本新聞』なるものの編集室で働かないかと呼び出されるところから物語は始まる。そこを監修するロシアの将校たちがまた日本語が達者という設定でやり取りに引き込まれ思わず笑ってしまう部分も多い。遠くまで脱走したが残念ながら捕まった従軍医師の取材を命じられたところから物語が大きく展開をみせる。荒唐無稽なお話の展開なのだが、あっという間に引き込まれた。日本語が美しいです。こんな

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    2013年08月21日
  • ふふふふ

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    『ふふふ』に続く井上ひさしさんのエッセイ本。
    外交のこと、憲法のこと、世襲のこと等について考察が書かれている。
    考え方の参考にしたいことも多いので、また読み返したいと思う。

    何よりも心打たれたのは「母への二通の手紙」。
    ドイツの赤ちゃんポストに子供を預ける際に、母親が受け取る手紙の文面が紹介されている。
    困っているわけでもなければ赤ちゃんを産んだこともないのに、その文面の優しさに涙が出た。
    本当に困って、子供の幸せについて思い悩んで預けに来たお母さんは、この手紙できっと救われると思う。
    私ですらこんなに優しい手紙を書く人がいる世界で生きられることを感謝したくなってしまったくらいだから。

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    2013年08月07日
  • 一週間

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    息もつかせぬどんでん返しの連続。
    故井上ひさしの連載小説をまとめたもの。

    井上ひさしは通常、連載小説が一冊の本として刊行される際には修正、書き下ろし作業を行なったそうだが、
    本作は遺作のため連載時のまま。
    ラストがあっさりしているのは、そのせいかもしれない。
    もし彼の寿命が伸びていたら、と考えざるを得ない。
    しかしその悔しさを抜きにしても、非常に面白い物語である。

    第二次大戦後の日ソ関係について興味がある人は必見。ところどころ物語を面白くするための誇張やお遊びはあるが、その隙間に垣間見えるリアルさが印象に残る。

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    2013年05月06日
  • 一週間

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    井上ひさし最後の長編小説である。舞台設定が何ともユニークである。後半、息詰まるようなどんでん返しの連続で、ジェフリー・ディーヴァーも真っ青である。ちょっとした、お色気もあり、ユーモアもあり、歴史や政治の勉強にもなる。最後は拍子抜けであるが、何か意図があるのだろう。

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    2013年04月29日
  • 一週間

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    井上ひさしの遺作

     終戦後ロシアの捕虜となった元共産党員の小松がハバロフスクの日本新聞社に移送される。そこで取材する内に、偶然手に入ったレーニンの手紙を武器に、収容所から自由を得るため知恵を絞り、ソ連軍将校と渡り合う。その知恵比べが面白い。

     そして、その過程で、捕虜たちの生活の悲惨さ、戦争末期から終戦直後の国・軍幹部による棄民政策、ソ連の捕虜によるシベリア開発、日本共産党を壊滅させた特高のスパイMなど、重苦しい歴史的事実が、軽妙な語り口で、明らかされてゆく。

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    2013年04月20日
  • 一週間

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    世の中は村上春樹さんですが、私は井上ひさしさんを読んでいます。
    関東軍60万人ものシベリア抑留のからくりが独特のユーモアある文体で暴かれます。
    就寝前の良質の読者で良い眠り。ゆっくり読み進めます。

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    2013年04月16日
  • 日本語教室

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    我が母校の大先輩である井上さんの本。日本語の起源、特徴、難しさ、いい加減さを、ユーモアを交えて論じている。大学での講義を収録したものらしいが、こんな授業だったら眠くならないかもと思う。

    初めの講義では、外来語なんてケシカラン!といった論調だったが、後半は、ピジン・イングリッシュの例などをあげて、積極的肯定こそしないものの、認める論調に変化している。その井上さんの柔軟性こそが、まさしく日本語の柔軟性をあらわしているのかなと感じた。

    東北弁が日本語の起源だ、という説は、 東北出身の著者 ならではの視点なのかなと思うが、それから派生する、美しい日本語など存在せず、あるのは個々人が持つ日本語だ、と

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    2013年01月27日
  • モッキンポット師の後始末

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    コメディタッチで非常に読みやすい。
    これでもかというくらいの例え文句を並べるのも新鮮で面白かった。
    間抜けなお人好し、こんな人のお話しは小説だからこそ味わえる。
    ラストがどうなるかと思ったら予期してなかったものだった。

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    2013年01月23日
  • 自家製 文章読本

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    「私家版 日本語文法」が面白かったのでこちらも購入した。「日本語文法」ほどの読みやすさはなかったが、他の著者の「文章読本」・小説・評論などが多数引用され(海外の文献も豊富に扱われている)、より深い内容となっている。自分の文章にこの本の教えを生かすには二読・三読が必要なように思う。

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    2013年05月25日
  • 日本語教室

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    おもしろかった。
    1日でさらっと読めた。講義をまとめたものらしく、確かに脱線するところもあったがそれ込みでおもしろかった。魅力的な講義らしく。

    井上さんのほかの著書を読もうと思う。

    メモせずに読んでしまった。怠慢。
    さっと読めるから再読しよ

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    2012年12月01日
  • 四千万歩の男(二)

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    ただ測量を無事に終わらせたいのに、色々なしかもあまり測量と関係ないところからからまれていく忠敬が不憫ですが、それが面白かったりします。

    蝦夷の測量の大変さが要所でわかりました。

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    2012年10月11日
  • 日本語教室

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    上智での"日本語を取り上げた講演"を文章にしたもの。
    講演だから、ほどよく逸れつつ「日本語とは」を簡潔に。

    ただ、まとまっているとはいえこれだけで「日本語とは」は語れない。
    日本語研究・興味のきっかけになるといい、くらいか。

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    2012年10月04日