井上ひさしのレビュー一覧
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憲法記念日に憲法に関する新聞記事を読んでいたら、妻から差し出された一冊。
「子どもに読み聞かせる」という視点で日本国憲法の序段と第9条を主題に作られているが、本書の最後には、日本国憲法全文が掲載されていて、大人が読んでも十分に勉強になる。
これまで、日本国憲法の特徴である「戦争の放棄」が、どうして第...続きを読むPosted by ブクログ -
既存の文章読本を批判しながら、古今東西の名文をもとに日本語の文章について考察していく様子は、実用的かはともかく読み物として面白い。なにしろ最後の2ページで、まんまとあっけに取られた。一筋縄ではいかないな井上ひさし…Posted by ブクログ
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「い」と「え」は母音のうちこの順に遠くへ伝わる音。「う」は精神的軋轢をあらわし、こもる。「あ」「お」は安定感があり、大きい。
やまとことばは脳での理解が早い。対して漢語は0.01秒ほど脳での理解に時間がかかり、リアルタイムで進んでいく表現では理解が穴あきの状態になる。
以上2点の収穫。Posted by ブクログ -
「四千万歩の男」では一年間の物語だが、その執筆過程で伊能忠敬の足跡を追うとともに、その時代の大きな流れの中で伊能忠敬が果たした役割が読み取れる。たいへん面白く、再度、読む機会を持ちたい。Posted by ブクログ
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肩肘張らずに読めて面白かったです。遠野物語をベースにしつつパロディではない。これは確かに「新釈」だなぁと妙に納得しました。柳田国男が読んだら、大喜びするんじゃなかろうか。Posted by ブクログ
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円生と志ん生の戦時中の満州での話。状況によっては大変悲惨なめにあっているのに、どこかしらユーモアがあり、また史実的に当時の満州へ渡った人達の苦労が分かる本。面白かった。Posted by ブクログ
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地味で地道な計測旅行を 事件と滑稽にあふれた珍道中に書き換えた作者の手腕に敬服。 ある意味、作者の集大成的な大作だが、 この人の作風を了解していない一見さんには??かもしれない。Posted by ブクログ
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関西弁を操る牧師のモッキンポット氏に降りかかるトラブルあれこれ。
井上ひさし氏の小説とは知らず読んだが、すっごい面白かった!
あ、続編あるんや。知らんかった。買って読も。Posted by ブクログ -
井上ひさしが書くナンセンス小説。
売れない小説家・フン先生が書いた小説の主人公である大泥棒のブンが小説の世界から飛び出して、世の中のあらゆるものを盗み出すのだ!
ページにのりしろが書いてあったり、語呂合わせ、言葉遊びなど、ユーモアが溢れているね。Posted by ブクログ