井上ひさしのレビュー一覧

  • 秘本大岡政談 ──井上ひさし傑作時代短篇コレクション

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    単行本未収録の時代小説集。

    収録作品
    「秘本 大岡政談」
     「花盗人の命運は」
     「焼け残りの西鶴」
     「背後からの声」
    「いろはにほへと捕物帳」
    「質草」
    「合牢者」
    「帯勲車夫」

     

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    2026年02月12日
  • 吉里吉里人(下)

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    吉里吉里人第差3館。
    ストーリーのくだらなさは増しつつも、その中に、農業政策や医療政策などに対する問、日本の課題を入れ込んでいるところが、さすが、井上ひさしさん。

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    2026年01月14日
  • 吉里吉里人(中)

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    全体になんでもエロ話に繋がったり表現がエグかったりする点には辟易しつつも、バカ話が多い中、大日本帝国が負けた理由が"無資源国だから近代戦には向いていなかった"とか、米国頼みの防衛策の危うさなど、深い考察も散りばめられているためつい読み進めてしまう。

    特に、吉里吉里国が独立した(つまり、日本に嫌気がさした)理由には共感することしきり。そして、国防や農業政策、医療ツーリズムなど吉里吉里国の政策はよく考えられている。
    この国の独立がどういう結末を迎えるのか、下巻が楽しみ。

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    2026年01月03日
  • 父と暮せば

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    ネタバレ

    大分で年末上演があるという。
    大分弁が胸を打つ。
    知人の紹介で読んだ。
    父はこの世の人でない。途中気がついた。そしたら主人公も生きているのかわからなくなった。
    原爆瓦がぎぎぎざで、愛するものたちを,原爆で失う。ううう。つらいけどみんなに読んで欲しい本。

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    2025年12月30日
  • 吉里吉里人(上)

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    ある日の午前6時、東北の一寒村が突如"吉里吉里国"として独立を宣言、通行中の急行に乗っていた乗客が吉里吉里国に足止めされる。
    それからの発表や日本のNHKの報道ぶりがてんやわんやでくだらない会話も多いが、吉里吉里国の主張は日本に嫌気がさし、地方としてその住民の幸福や豊かさを守るために独立を決めたというもので賛同できる。

    公用語の吉里吉里語(いわゆる、ズーズー弁)の解説は文法や発音記号つきで面白かった。

    ふり仮名がズーズー弁で、読むのにちょっと時間がかかる。

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    2025年12月25日
  • 十二人の手紙

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    手紙って感情こもっちゃう
    気持ちが存分に現れる

    伏線回収というか復習しちゃった
    1話目の衝撃
    今も昔も男と女ってどうしてこう、、
    そうなっちゃうのかな

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    2025年12月07日
  • 十二人の手紙

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    書簡形式の12のミステリ。
    不穏な雰囲気漂う手紙やメモや届書きの数々で浮かび上がるストーリー。
    一瞬で耳や目を使ってコミュニケーションが取れる世の中と違い、文章で進む世界はじれったかったり不完全だったり、そこが楽しめるのがこの本の醍醐味。

    物語それぞれのラスト数行で
    えー!そんな…
    なーんだ、良かった
    うわ、そうなるか。
    など気持ちが動かされる。

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    2025年10月15日
  • 東慶寺花だより

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    初、井上ひさし。
    時代小説作家さんかと思ってたけどそうでもないのかな?
    この本はもちろん時代もの。

    時は江戸時代、夫と離縁するための最終駆け込み寺、東慶寺の話。
    昔の人はよく知りもしない人と若いうちに結婚して添い遂げてすごいな〜なんて思っていたけど、普通にめっちゃ離婚してたらしい。笑
    ただ役所に届けてハイ離婚、なんて事はなくちょっと手間。
    特に女は男よりハードル高い。

    駆け込み女(たまに男)のそれぞれの話の連作短編。
    15人分もあるけど1話20ページくらいだからさっくり読みやすい。
    それぞれに桜の章とか藪椿の章とか、花の名前がついてるのが良かったな。
    離婚の話だから男女の憎み合いとかどろど

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    2025年07月19日
  • 日本語教室

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    110円なお風呂本。

    私は外国語の習得よりも日本語の精錬に関心がある達だが、井上ひさしさんや平田オリザさんなどなど演劇界隈の人が巧みに操る日本語は非常に興味深い。

    本書は講義なので戯曲なんかとは趣きが違うが、軽妙な語り口で言葉の成り立ちを学びやすい。

    他の著作も100円コーナーに来ないかなー。

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    2025年06月19日
  • ナイン

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    光村3年教科書に載ってる握手を含む短編集。握手以外は雑談っぽいエッセイだが、何故か握手だけ突出して文学的。教科書の編集者、よくこれ見つけてきたな。仕種から感情を読み取るにはもってこいの題材だ。

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    2025年06月19日
  • 十二人の手紙

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    文通形式で、それぞれの人生やそれぞれの現在置かれている状況がわかる短編集。
    どの短編も面白かった。
    でも話がいまいち理解できないものもあったけど…
    けれど最後にはこの登場人物たちがつながって、ミステリー風でもあった。
    かなり昔の作品のようだが、今読んでも違和感なく一気読みしてしまった。

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    2025年05月02日
  • 吉里吉里人(下)

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    反主人公・古橋さえいなければ、吉里吉里国は独立したかも知れない……と思わせるほど著者は古橋にドジを踏ませる。医療立国と世界各国の虐げられた民の救済を目指す吉里吉里国。しかし、日米英仏ソ中などの国々は、国内独立国などが乱立してはたまらないのだ。記録係(わたし)ことキリキリ善兵衛は迷える魂となって、次の一揆、虐げられた百姓の蜂起とその成功を待ち続けることなった。東北本線・一ノ関駅の手前にあるという吉里吉里国の言葉(東北弁)の中でも「わがんねー(駄目だ)」が最も好きになった読後であった。

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    2025年03月22日
  • 新釈遠野物語

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    遠野物語を現代に甦らせた連作短編集。
    物悲しかったり、艶っぽかったり、遠野物語風味を楽しめた。
    最後はほほーっと唸ってしまいました。

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    2025年01月27日
  • 十二人の手紙

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    ネタバレ

    これは新しい。
    手紙だけで構成されている短編集ミステリー。
    特に、役所の書類だけで1人の女の半生が分かる「赤い手」が印象的だった。

    全部別々の話のように見えて、同じ登場人物がひょっこり他の話にも出てきたり(古川俊夫)、エピローグはオールスター感謝祭みたいになってたりなかなか面白味があった。

    ただ短編集ということもあり、どんでん返しの衝撃度は軽め。

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    2024年12月16日
  • 十二人の手紙

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    短編集のミステリーで読みやすい。構成が分かっておらず、短編だが後から繋がるのか?と思っていたが、12個べつべつの作品だった。

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    2024年09月21日
  • 戯作者銘々伝

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    解説「十二枚それぞれの遠景は、いつの間にか向こう側でつながって一枚になる」のとおり、江戸時代活躍した十二人の戯作者たちを語らせた戯曲短編のような一冊。

    名高い戯作者から、確たる記録の少ない者についてまで本当に側で語られるかのような臨場感。
    どれも意外な落ちが用意されていて、またまた作者に唸らされた一冊。

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    2024年08月15日
  • 十二人の手紙

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    ネタバレ

    手紙形式という珍しい形式をとった短編ミステリ集。
    最後に全体通しての伏線回収も。

    後書きにもあったが、
    手紙形式という形が、より親密な印象、切迫感、などが伝わりやすく、受け手としての臨場感を持ちながら読むことができる。

    面白かった。

    書店の触れ込みから本書を読んだが、
    その際記載されていたほどの驚き/感動はなかったため、星は三つ。

    ただ、短編ごとに予想を裏切られるので、ジェットコースターの少し落ちる感覚を何度も味わえるような作品。

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    2024年05月06日
  • 吉里吉里人(上)

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    井上ひさしの作品を初めて読んだ。
    津軽弁には馴染みがあるので、「あーこれこれ」とは思うものの、吉里吉里語の台詞を文章で読むのはなかなか大変。結構読み飛ばしてしまった部分もある。

    完全に本題とは外れた箇所だが、主人公古橋の、昔の記憶障害、記憶増進症のくだりは面白かった。

    井上ひさし自体が完全な左派なので、そういう思想からこの物語が書かれたんだろうなぁというのがよくわかる作品。

    印象に残っているフレーズ。
    「吉里吉里語を話すときは、
    (こんなズーズー弁とよく似た外国語を勉強してなんの役に立つんだろう。他人から笑われるのが関の山ではないかしらん)
    と、なんのいわれもなく劣等感を持つように努力し

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    2024年03月30日
  • 十二人の手紙

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    おもに往復書簡の形式で展開される12話の短編集。
    ひとつひとつの話に、意外な結末。手紙から伝わる登場人物の変化、状況の変化にドラマがあり、切なくなったり、ニヤニヤしたりしながら、さくさくと読み進められた。

    けど、手紙にしては説明っぽいのが気になってしまった。

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    2024年01月07日
  • 吉里吉里人(中)

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    くだらない話のように書かれているが…国の構想はよく考えたものだ。ときどき登場人物が作者に代わって持論を展開するところは、これぞ、自説を語る「小説」といったところか。

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    2023年11月11日