あらすじ
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<絵本>憲法のこころ/平和憲法の精神を表している「前文」と「第九条」を、井上ひさしが子どもにも読める言葉に「翻訳」。いわさきちひろの絵とともに、憲法の内容を、心で感じられる。<お話>憲法って、つまりこういうこと/日本国憲法のもとになっている考え方、重要な条文の内容、そして、なぜ憲法をかんたんに変えてはいけないのか?井上ひさしが、実際に小学生に話した内容を再録。【付録】日本国憲法全文
感情タグBEST3
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「憲法は『この国のかたち』」
「個人の尊重とは、この世に生まれたひとりひとりが自分であることを尊んで、自分が自分でなくなることをおそれること」
「日本国憲法は、人類の歴史からの私たちへの贈り物であり、しかも最高傑作だと私は信じています。日本国憲法の力で、世界中の問題を解決することができれば、私たちは人類の歴史に、まことに大きな贈り物をすることになるのではないでしょうか。」
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分かりやすく日本国憲法について書いてあって、改めて日本に生まれてきて良かったなと思った。80年前に作られたこの憲法があるってすごい。だから、日本は平和であるし、安全に安心して暮らすことができる。誇りをもって、世界の人に日本国憲法の良さを伝えていきたい。
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『子どもにつたえる 日本国憲法』
井上ひさしさんといわさきちひろさん絵の
小学生にも読めるようにやさしくしてくれた全文と第九条
そして憲法をわかりやすく話してくれた
「憲法って、つまりこういうこと」
とても温かな、日本が誇らしい気持ちになる、日本国民全てにオススメしたい1冊です
はじめに より
「剣より強いものがあって、それは戦わずに生きること 〜中略〜
なんて誇らしくて、いい気分だろう
この子どものときの誇らしくていい気分を、なんとかしていまの子どもたちにも分けてあげたいと思って、私はこの本を手がけました」
日本は賢くなったはずだが
太平洋のお向かいさんにいる国が、ベトナムさんに対して何したのとか、
現在進行でロシアさんやイスラエルさんが何してるのとか考えると、
頭悪いのねえと思います。
無駄に人口が多いお隣さんの振る舞いも同じく。
頭の悪い方々に合わせる必要もないですが、合わせるのが今風なのかな。
ラテン語圏の国の国歌とか聞くと、日本に生まれてよかったと思いますね。
君が代はいい歌詞だと思います。どうしてあんなバカなことしたんだろ。
まあ、お好みで。
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ち:憲法記念日がある5月に読み聞かせ。前文と第9条のみ
BOOKトークこみで、ぽかーんでしたが、ケンカしないでいられるように
考え続けることをやめちゃいけないという話をしました。
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★2022.5(1年・2年・3年)
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なぜ憲法改正なのか。
本当に日本国憲法は時代にそぐわない黴の生えた代物なのか。
本当に日本国憲法では日本人は主権者としてのアイデンティティを確立できないのか。
あらためてそういうことを考えさせらえれました。
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井上ひさしが十代の少年だったころ、学校の先生は、生徒たちに「君たちは20代前後までしか生きられない」と話していた。戦争の時代だったからだ。でも井上ひさしは20代よりずっと長く生きている。戦争が終わったから。そしてあの敗戦後に、日本が戦争に巻き込まれることは最近まで無かったから。
私たちの憲法は美しい。私が受けた学校教育では、憲法が取り上げられることはなかったと記憶している。私が忘れているの?たまたま専攻が違ったの?
日本国憲法を変える必要があるにしても、変える前に、この社会を生きる人たちの間で、もっと現在の憲法が意識されるべきだ。ましてや、大日本帝国などというカルト国家を信奉している無能な世襲政治家が触れて良いものではない。
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「偶然の出会い」の一冊。
井上ひさしさん、今から10年も前にこの本を書いたんですね。きっと、改憲への風を肌で感じていたのだと思います。
命を大切にする教育=戦争を二度としない教育
でもあると僕は思います。
あとがきまで、じっくりと読みました。
一文一文、一言一言を大切に大切にしながら読みました。
世論や風潮が少し怖いと感じているこのタイミングで、この一冊と出会えたことはもしかしたら、偶然ではなく必然だったのかもしれません。
言葉を大切にして生きてきた著者だからこそ、日本国憲法の尊さがわかり、後世に伝える使命を感じていたのでしょうね。
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日本のかたちの憲法、今まであまり考えてこなかった。井上ひさしさんの言葉といわさきちひろさんの絵で、憲法が身近でなんて温かい決まりなんだろうと思った。絶対日本は戦争に加担する国になっちゃいけない。
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井上ひさしさんが、日本国憲法の前文、そして9条を「日本の国のかたち」として、いわさきちひろさんの絵と共に、子どもにもわかるような言葉で解説しているこの著者。書かれているのは簡単な言葉で書かれた憲法の前文と9条条文なのに、なぜか胸がじーんとして涙が出そうになってしまったと言ったら、信じてもらえないかもしれない。けれど、この憲法の持つ大きな希望、そして、それを子供たちに心から真摯に伝えようとするそのことは、井上氏の切実で大きな願いとして心に響いた。
小学校の社会の授業で、日本は武力を持たない、戦争をしないという国の大きな決まりを持っていると習ったときに、なんて当たり前のことを謳っているんだろうと思った。戦争で沢山の人がなくなって、国が焼け野原になって、原子爆弾まで落とされて…それでもまだ戦争をするなんて考えられないと思ったから。
でも、世界で武力を持たないと宣言している国など日本以外のどこにもないとしって、そのことを大きく国の決まりとして掲げているこの日本ってすごいんだと思った。
井上氏も繰り返し述べていたけれど、武力を持たず、基本的人権を尊び、問題は話し合いで解決する、ということを定めたこの憲法は本当に旧くなってしまったのだろうか?それどころか、他のどこの国にも定めていないこの国のかたちは、まだまだ新しいものなんではないだろうか?
最高裁で違憲判断がでた選挙区の問題。実際は違憲状態のまま、この国の政治が行われてる。日本の進むべき道が曖昧なのも、違憲状態を放置してしまうそのことにすごく大きな問題があるのではないかと思えてならない。
もう少し娘たちが大きくなったら、必ず一緒にこの本を読みたいなと思う。
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日本人として忘れたくないことを、宣言として憲法にしているのだ。
ということを、教えてくれる本。
終戦記念日にみんなで群読でもしたい。
こころにひびく言葉と絵で伝えてくれる。
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井上ひさしによって、とても優しい言葉で解説された日本国憲法。
一応子ども向けということなのだが、これはむしろ大人がよく読んで、それから子どもに伝えるべきものなのだろうな。
個人的には、これがもっとも正しい憲法解釈だと思うし、そうであって欲しいし、そうあるべきだと思う。
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いわさきちひろさんの絵で心が和みます。
憲法の大切さを子どもたちに伝えたいと、井上ひさしさんが、
小学生たちに向かって実際に話した内容を再録した本です。
憲法に書いてあることを噛み砕いて解説しています。
「お話 憲法って、つまりこういうこと」
日本国憲法のもとになっている考え方、重要な条文の内容など、
井上ひさしさん風にアレンジして伝えます。
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塾の生徒に借りました。井上ひさしさんの新訳いいです。なんだか、かっこいい憲法です。いや、ほんとは憲法ってすごくかっこよくて、素敵なもんなんじゃなかろうか。
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我が敬愛するエンターティナー、「憲法くん」のネタを持つスタンダップコメディアンの松元ヒロさんから紹介していただきました。
井上ひさしさんが、日本国憲法の前文と9条を「口語訳」した文章をいわさきちひろさんの絵が彩っています。
いいよ、これ。こんなにあったかい文章だったんだなーって改めて。日本国憲法って、ステキです。憲法改正するとかしないとか論ずる前に、もう一度読み直してみませんか?
ちばてつやさんがおすすめされていて以前から気になってましたが、値引きになっていたので購入。いわさきちひろさんのやさしい挿絵に、タイトルにも子どもにやさしい解説、大人のための本のように感じました。
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時々読み返す、好きな本です。
やさしくて、力強い言葉と、イラスト。
剣より強いものがあって、それは戦わずに生きること。
まさしくそうだよなぁ、と。
力で解決しようとするのではなく、言葉を尽くして話し合い、解決しようとすること。
読み返すたび、初心に戻るような、足もとを確かめるような気持ちになります。
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お義母さんが長女にと贈ってくれた本を読みました。
憲法改正、解釈改憲と躍起になる人、あるいはそれに反対する人も、結局は見たいものしか見えないのかもしれないが、どちらの未来に生きたいか、残したいかと言われれば、いまの憲法で(少なくともいままでの解釈の憲法で)いい。
最近は子どもが読む本をたまに読むようにしています(週末に簡単に読み通せるものばかりですが)。
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憲法記念日に憲法に関する新聞記事を読んでいたら、妻から差し出された一冊。
「子どもに読み聞かせる」という視点で日本国憲法の序段と第9条を主題に作られているが、本書の最後には、日本国憲法全文が掲載されていて、大人が読んでも十分に勉強になる。
これまで、日本国憲法の特徴である「戦争の放棄」が、どうして第9条という中途半端な位置に記されているのか疑問に思ったことがあったが、第1条から第8条までが天皇に関する記述であり、その直後に第9条が記されていることを知り、納得した。自衛のための戦力保持と第9条が矛盾しているということで常々意見が対立しているが、一国の憲法という大きな理念・理想の中に「戦争の放棄」をうたっているという姿勢は評価されるべきだと思う。
Posted by ブクログ
2012年2月27日
子ども用に買ったものだけど、自分でも読んだ。
基本的には純粋な平和のお話だと思う。
が、疑問に思ったところがいくつかあった。
普通の大人ならとーぜん知ってることかもしれないんだけど、私はどーにも、あほすぎる…
疑問その1
(p40「あたらしい憲法のはなし」の引用より)
だから、こんどの戦争をしかけた国には、大きな責任があるといわなければなりません。
→それって、日本じゃないの?真珠湾の奇襲攻撃??
疑問その2
(p41 憲法の前文の話)
「この憲法をつくったのは日本国民である」と書いてある。
→え?GHQじゃないの??
疑問その3
(p46 第九条の話)
日本国家が国としてよその国の人を殺したり、武器をつくってよその国に売ったりはしていません。
→日本のメーカーで武器作ってるところあるよね?「日本国家が国として」じゃないからいいの?それとも、外国に売ってないの?
疑問が出てくると、うまく読み進められない。疑問が頭について、内容がわからなくなる。