ムサシ

ムサシ

1,056円 (税込)

5pt

4.1

武蔵と小次郎、ふたたび相まみえる! 「巌流島の決闘」から6年。じつは生きていた佐々木小次郎が、宮本武蔵に再び果たし状をたたきつけた。二大剣客の因縁の対決の結末は? はたして人間は憎しみと報復の連鎖を断ち切ることができるのか――。笑いと感動の中に、9.11以降、21世紀の世界が抱える普遍的な問題を浮き上がらせる、井上ひさし晩年の傑作。蜷川幸雄演出で、ロンドン、ニューヨークなど世界各地で上演され大きな反響を呼んだ名舞台が電子版戯曲で蘇る。

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ムサシ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    それにしてもこの物語の見事さたるや・・・!

    まず日本人の誰もが知る宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の後日譚を書くという大胆さ。そしてこの勇ましい二人をどう戦わせないかという真逆の発想!普通なら血沸き肉躍る再戦を書きたくなるでしょう。いやあすごい!

    最後の大団円もまたいいんですよね。ものすごくぐっと来

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    報復の連鎖を断ち切る。

    その主題を、二人の剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の姿を通してどのように描かれるのか。蜷川幸雄の演出による舞台を観るまでずっときになっていたけれど、本当に素晴らしい描かれ方に感動した。

    井上ひさしが言葉のひとつひとつにまでこだわって書き上げた戯曲。それをどのように受け止めるか

    0
    2011年03月21日

    Posted by ブクログ

    『井上戯曲の最高傑作!』と豪語するだけのおもしろさ。近々、公演された舞台の放映がWOWOWであるとのこと。嬉しい。大好きな女優、白石加代子さんが木屋まい役らしいが、これまた嬉しい。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    すっとぼけた柳生宗矩が魅力的。
    さまざまな登場人物が言葉を変えて
    殺し合いを非難するさまに
    著者の強いメッセージを感じた。

    0
    2016年01月24日

    Posted by ブクログ

    宮本武蔵にあこがれていた。彼のことなどほとんどしらないくせに。
    でも、この本(戯曲)で受け取ったのは、
    殺し合うな!生きろ!というメッセージだった。
    私も戦いがかっこいいと安易に思っていたのかな〜。
    初演は宮本武蔵:藤原竜也、佐々木小次郎:小栗旬だったらしい。
    見たかったな。

    0
    2010年09月15日

    Posted by ブクログ

    09/09/27〜09/10/01 井上さんがいつもこだわること、の一部。言葉ノチカラ、言葉のこわさ。
    武蔵「ことば。ことば。ことば。ことばをもって相手の心を掻き乱し、その出鼻を挫く。ことばは、われら武芸者にとって、最初の、そして最強の武器なのだ。」
    なんだか、井上さんの変わらぬ決意のようにも思える

    0
    2009年10月18日

    Posted by ブクログ

    ムサシと小次郎の再対決に他の面々が加わってのストーリー展開。決闘や仇討ちなど命のやりとりする行為の連鎖を断ち切らせようという作者の姿勢がくみ取れて、胸に残った。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    新刊のとこにあったけど、これ脚本だね。舞台の脚本だ。そういえば蜷川さん演出で藤原竜也×小栗旬で武蔵&小次郎やるってな、芸能ニュースで前みたっけな。。。たぶん。杏ちゃんブログでも見たような。。今年の3月から、2箇所ハシゴでで5月までやってたような舞台だからほんと最近。 私のダイスキな白石加代子さんが出

    0
    2010年05月25日

    Posted by ブクログ

    〜舟島で武蔵に敗れた佐々木小次郎は小倉細川氏の看護を受け,武蔵に復讐すべく二千二百日を過ごし,武蔵が作事を務め,女性の大旦那が寄進をして鎌倉・源氏山に建てられた法蓮寺の寺開きの場に姿を現し,果たし状を手渡すが,立ち合った沢庵禅師は参禅参籠の後にするよう提案し,住持である平心・柳生宗矩らと二泊三日の共

    0
    2012年02月21日

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