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昭和5年(1930)4月下旬。東京高田馬場に近い学生下宿で3人の青年が知り合った。青森の大地主を兄とする帝大生・津島修治、新劇研究生の山田定一、そして非合法運動の活動家の佐藤浩蔵の3人である。エログロナンセンスからテロの時代へ、さらに非常時の時代から大戦争の時代へ、そして敗戦、「民主主義」の時代へ。史上空前の激動の20年間、この3人の友情はふしぎな綱渡りをしながらつづいて行く。むろん津島修治とは太宰治のことである。いずれ劣らぬお道化者。共産党員、役者、そして小説家。生きにくい時代をひたすら生き抜く3人の涙と愛と友情の爆笑記。
...続きを読むPosted by ブクログ 2010年04月11日
そうなんだよね。
そもそも人間に失格などないのですよ。
どーやったら失格できるんだっちゅー話ですよ。
思想もバックグラウンドも違う人間が友情を結ぶ。
要するにそういうことのお話だと思うのですが、
時代や社会や思想が移り変わっていっても、
ただ一つ信じられる、変わらないものが「友情」だったという、
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