井上ひさしのレビュー一覧

  • 一週間

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    レーニンの手紙にそんなに価値があるのでしょうか。手塚治虫の『アドルフに告ぐ』のヒトラーの出生証明みたいなもんだけど…。でも、『東京セブンローズ』の対ソ連版みたいな感じで面白かったけどね。

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    2022年02月19日
  • P+D BOOKS 東京セブンローズ(下)

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     分厚い単行本を一日に12頁ずつiPadで撮影して、通勤電車での読書の友にしていました。
     戦時中そして戦後すぐの日本の首都東京の様子が描かれていて、当時の社会や家庭の様子、日本人の考え方や考え方の変化をありありと思い浮かべることができました。井上ひさしさんの「日本語」に対する思い、こうあるべきという方向性がうかがえてこの数週間は本当に楽しい通勤でした。古い漢字や古い言い回しもたくさんありましたがそれにも直ぐに慣れて読み進めることができました。
     作中の女性たちの逞しさや日本と日本語を思う心の美しさ、それと終章での大どんでん返しがこの作品の読みどころです。

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    2021年12月24日
  • 父と暮せば

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    原爆で父や友人を亡くし、自分だけが幸せになってはいけないと思い詰める。反面、新しい出会いに生まれ変わりたいと想う自分がいる。再生に向かう物語。
    原爆だけではなく戦争のなかで加害者と被害者が同時に存在することの不合理。

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    2021年08月09日
  • 井上ひさしの読書眼鏡

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    井上ひさしさんも、亡くなられてから10年。(佐野洋子さんと同じく)

    最初から、最後の松山巌さんの〆の解説文「中継走者としての読書」まで面白かった。

    読んで良かった。

    多分これから何度も何度も読み返すことになるだろうな。

    それにしても、東日本大震災の前にお亡くなりになったとは思えないほど、“今”を言い当てていてコワイくらい。

    ❖今はもう中古でしか買えないようだけれど、“文化の厚み映すだ大辞典”の紙の辞典の完全版は、是非手に入れたい。

    ❖早速、購入した本:『見たくない思想的現実を見る』(中古だけど)

    ❖井上さんの義姉でもあった米原万里さんの本はどれも全部読んでみたい。

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    2020年10月24日
  • 「けんぽう」のおはなし

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    「明るい勇気」をもらえる本。
    実際に小学生に話された内容が元になっている。
    なんと分かりやすく、勇気をもらえる本だろう。
    国のことや憲法のこと、平和のことが、この1冊に凝縮されている。
    「主権者教育」の第一歩に!

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    2020年08月01日
  • 父と暮せば

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    ちょうど去年の秋、長崎の原爆資料館にいったことを思い出した。この物語の舞台は広島だが、原爆という共通点がある。
    私が話を聞いた被爆者は88歳。当時は小学生で、被爆者の中では比較的若い方だった。その方ですらこの年齢。静かに、緩やかに生の体験を話せる人がいなくなる状況に恐ろしさと悲しみを覚えたことが記憶にあります。
    仕事や人間関係が悩みの大半を占める今の状況は、ともすれば平和の弊害なのかもしれないと感じます。

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    2020年06月28日
  • モッキンポット師の後始末

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    俺に読書の面白さを教えてくれた一冊です。

    井上ひさしが、大学時代のエピソードを元に
    作られた作品らしいが、本当に面白くて、
    一気に読める(笑)

    三人の貧乏学生が、色々やらかして、
    モッキンポット師を怒らせたりするんだけど、
    そのやり取りがすっごく面白くてね(笑)

    今から30年前に、当時読書なんか一切しない
    高校生だった俺に、本の面白さを教えてくれた、
    思い出の一冊です。

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    2020年05月17日
  • 私家版 日本語文法

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    軽妙洒脱な語り口だが、内容は重厚なのはさすが。言葉について色々思うところがあったが、なんとなく同じことを考えている人がいるんだなぁと同意するところ多し。昭和56(1981)年に出版されたものだが、古くならない。

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    2019年11月17日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    なぜ憲法改正なのか。

    本当に日本国憲法は時代にそぐわない黴の生えた代物なのか。
    本当に日本国憲法では日本人は主権者としてのアイデンティティを確立できないのか。

    あらためてそういうことを考えさせらえれました。

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    2019年11月16日
  • 組曲虐殺

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    先日舞台を見てきた勢いで借りました。戯曲脚本形式なので普通に読むのはちょっと読みにくいかもしれませんが。舞台を見たあとでは、あのときのあの台詞が甦ってきて二度美味しいという感じ。名前だけ知っていた小林多喜二の人生は壮絶で、現代社会にも通じる様々な怒りを感じました。そんな中にも井上ひさしさんらしい、笑いユーモアもあり、もっともっと作品を世に送り出して欲しかったとしみじみ思いました。

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    2019年11月14日
  • 父と暮せば

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    台本であり、読みやすい。
    幸せになることに対しての娘の葛藤、父の心配、そして、幽霊として娘のそばにおり、娘がそれを受け入れているというユニークな設定。あたたかい。

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    2019年09月02日
  • 四十一番の少年

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    教会の孤児院を舞台にした短編3作。

    高校に入学するため、孤児院に入った利雄は、同室に割り当てられた高校生の昌吉に目をつけられる。昌吉から何かと「しごき」を受けていた利雄であったが、昌吉は突然「丸木舟で川下りをしろ」と言い始め…。

    いじめられ、しごかれる表現が最後の作品を除いてずっと続き、それはほとんど救われないため、非常に読んでいて辛い作品群であるが、その重圧が読者を引き込んでいく。最近の作家か編集者かは知らないが、重苦しい雰囲気をなるべく短く終わらせようという傾向が強く、重苦しいものを重苦しいまま描くということができているのは、重松清くらいではないのか。

    それはさておき、電車の中で読ん

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    2019年07月07日
  • モッキンポット師の後始末

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    この作品、何が面白いのかわからないけれど、どんどん読み進んでしまうこともなく、ゆっくりゆっくりの読み方だったけれど、何だかじんわりと面白い作品でした。
    とてつもなく大っきい人物のモッキンポット氏にまたまたとてつもなく破天荒な3人の学生が反応していく、光合成みたいな力の出るお話でした。

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    2019年03月19日
  • 父と暮せば

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    技巧に舌を巻きつつ、それ以上に、題材たる広島の重みを感じざるを得ない。
    中学生が読むのは良いことね。

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    2018年12月15日
  • 他人の血

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    1☆か5☆か散々悩みました。一番の疑問は、この本は女の人にとっても面白いのだろうか?という疑問です。
    次から次へと他人の〇〇が出てきて、そしてその持ち主は揃いも揃って死んでしまうのです。それはもう軽く楽しく、あっけなく。
    一度親しい女の子に読ませてみたい作品です。でも、ひっぱたかれそうな気がして、そして人格を疑われそうな気がしてちょっと怖いです。

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    2018年11月05日
  • 父と暮せば

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    ネタバレ

    母に薦められて読んだ本。
    全く何の知識もなく読み始めて、まえがきで原爆のことなのだとわかり、覚悟して読む。
    読みながら、思いがけず3.11の津波のことを考えた。津波の後、この作品の父と娘の別れの回想と同じような体験談を読み、胸がえぐられた。全編通して、とても辛いのだけど、父の思いが前を向いていて、救いがある。
    原爆の資料集めやその際の言論が占領軍によってコントロールされていたのは知っていたけど、民間人がひしひしと感じ、そして話せない沈黙の中でどれだけのものが失われ続けただろうと考えると、やるせないし、また、原爆被害にあったものの子孫として、自分のこれだけの距離感はこの「話せない」「話さない」こ

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    2018年04月12日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    井上ひさしが十代の少年だったころ、学校の先生は、生徒たちに「君たちは20代前後までしか生きられない」と話していた。戦争の時代だったからだ。でも井上ひさしは20代よりずっと長く生きている。戦争が終わったから。そしてあの敗戦後に、日本が戦争に巻き込まれることは最近まで無かったから。

    私たちの憲法は美しい。私が受けた学校教育では、憲法が取り上げられることはなかったと記憶している。私が忘れているの?たまたま専攻が違ったの?

    日本国憲法を変える必要があるにしても、変える前に、この社会を生きる人たちの間で、もっと現在の憲法が意識されるべきだ。ましてや、大日本帝国などというカルト国家を信奉している無能な

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    2018年03月12日
  • 藪原検校

    購入済み

    傑作です

    登場人物1人1人が、生き生きとして、情景が目に見えるようでした。
    井上ひさしの素晴らしさに圧倒されました。

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    2018年01月13日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    「偶然の出会い」の一冊。

    井上ひさしさん、今から10年も前にこの本を書いたんですね。きっと、改憲への風を肌で感じていたのだと思います。

    命を大切にする教育=戦争を二度としない教育
    でもあると僕は思います。


    あとがきまで、じっくりと読みました。

    一文一文、一言一言を大切に大切にしながら読みました。


    世論や風潮が少し怖いと感じているこのタイミングで、この一冊と出会えたことはもしかしたら、偶然ではなく必然だったのかもしれません。


    言葉を大切にして生きてきた著者だからこそ、日本国憲法の尊さがわかり、後世に伝える使命を感じていたのでしょうね。

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    2018年01月09日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    日本のかたちの憲法、今まであまり考えてこなかった。井上ひさしさんの言葉といわさきちひろさんの絵で、憲法が身近でなんて温かい決まりなんだろうと思った。絶対日本は戦争に加担する国になっちゃいけない。

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    2017年10月19日