井上ひさしのレビュー一覧

  • 吉里吉里人(中)

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    下のネタも割合多く、学生時代にはたぶん読めずに途中放棄しただろうと思う。
    読んだのが「今」でよかった。

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    2014年06月22日
  • 黄金の騎士団(下)

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    実は、早老症の天才少年を核とする少年だけの投資家集団だった“黄金の騎士団”。彼らの目的は、莫大な資金を元に、子どもが自治するユートピアをつくることだった。ところが、シカゴ市場で快進撃を続ける“騎士団”の前に、世界的な大財閥オッペンハイマー家の総帥が立ちはだかる。未完の痛快経済小説!

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    2014年06月16日
  • 黄金の騎士団(上)

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    地上げの脅威に晒される、四谷の孤児院「若葉ホーム」。肩を寄せ合って暮らす6人の少年たちの元に、ある時から“黄金の騎士団”と名乗る謎の人物名義の生活資金が届けられる。認知症で徘徊癖のある院長先生に代わって、目付け役になったホームのOB外堀公一は、“騎士団”の驚くべき正体を突き止める!?

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    2014年06月16日
  • 一週間

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    ネタバレ

    書評などでさかんに引用されている「レーニンの手紙」は物語の半ばにならないと出てこない。しかしそれまでだって(いやむしろそれまでが)十分に面白い。シベリヤの厳しい寒さのリアリティ、旧日本軍の上下関係をそのまま持ち込んだ収容所の理不尽さや、戦陣訓を国際法に優先させて部下の待遇をソ連任せにする関東軍トップへの痛烈な批判、戦前の地下共産党伝説のスパイMの行方など、夢中で読ませる。さあそれらが後半でどう本筋に絡まっていくのか、という期待は、しかし残念ながらやや未消化のまま終わってしまう感がある。それでも悪役含め人間存在に対する著者の暖かいまなざしがいたるところユーモア溢れる描写に現れていて、プロットを読

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    2014年03月01日
  • 黄金の騎士団(上)

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    孤児院で育った主人公が就職したばかりの会社(新人研修中)から脱出、うまれ育った孤児院に帰るが傾いた孤児院に謎の寄付金が舞い込みドタバタの展開へ…

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    2014年02月08日
  • 自家製 文章読本

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    2013/11/17
    文章の書き方を学びたくて手にとった。流石にいきなりこの内容は理解できなかったが、途中で投げ出さずに最後まで読めたのでよみやすかったのかな。またいつか読みなおしたい。

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    2013年11月17日
  • ブンとフン

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    ネタバレ

    貧乏作家のフン先生の小説から主人公のブンが現実世界に抜け出して大騒動を繰り広げる。

    「どうせ盗むなら、人間の一番大切なものを盗んでやろうと思ったんです。」
    「ほう、そりゃなにかね」
    「権威です。人を思いのままに動かすことのできる、あるもの。
     お金も出世もホコリも、努力もよい行いも、なにもかもみんな、権威、力をもつための手段にすぎないんです」
    「でもねェ、ブン、もしそうだとしても、権威をもつことがなぜいかん?」
    「人間の目がくもりますもの。権威をもつと、人は、愛や、やさしさや、正しいことがなにかを、忘れてしまうんです。
     そして、いったん、権威を手に入れてしまうと、
    それを守るために、ど

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    2013年11月14日
  • 四十一番の少年

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    三つの短編どれもが、孤児院に身を置く子供の話。井上ひさし自身が孤児院の出身なので内容にはリアルな部分も含まれていたと思われる。全ての場面に物悲しい子どもの強さがある。

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    2013年11月14日
  • ナイン

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    子供の夏休み読書感想文で指定されていた本です。読んでみてびっくり。思いっきりR18指定って感じの展開が随所に。表現は直接的でないものの、それを暗示する場面があちらこちらに登場。これで良いのか?と思わせられました。安心できるはなしは後半に多く、「新宿まで」、「会食」、そして感謝一杯の「握手」は良かったです。表題作の「ナイン」も良かったな。あとは大人のはなしですよね。「太郎と花子」なんて、まったくの下ねたコントだし、「傷」もやばかったな。

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    2013年09月02日
  • 吉里吉里人(中)

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    まったくめちゃくちゃの話だ。
    話の流れがあべこべだ。

    でたらめの中で時折見せる毒や風刺が凄い。

    この先どーこの話は進むのだろう。

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    2013年08月18日
  • 吉里吉里人(上)

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    ある村が日本から独立し一つの国家となる。
    ハチャメチャな設定です。

    それにしても、この人の話は独特です。文脈から余分なものを削ぎ落としていったものを鋭い文章と言いますかが、この小説はその逆。
    文脈に余分なものをどんどんつけることにより、それが独特のリズムを呼ぶ。

    日本刀の鋭さはないもののの、鈍器のように破壊力は抜群。

    いつの間にか引き込まれます。

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    2013年08月15日
  • モッキンポット師の後始末

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     青春群像劇としてそこそこ面白かった。各章のオチは弱い気がするが、それを補うモッキンポット師のキャラが際立っている。

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    2013年08月14日
  • 日本語教室

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    「ひょっこりひょうたん島」の脚本を書いていたのが、
    この本の著者である井上ひさしさんでした。
    その他にも、小説や、芝居の戯曲を多数残し、2010年に亡くなっています。
    僕は名前しか井上さんのことは知らなかったですが、
    この本を読んでみると、彼の学識の深さと、
    それを咀嚼して簡単な言葉で人に伝える力と、
    その内容の面白さ(学問の面白さ)を大事する姿勢の素晴らしさに
    圧倒されずにはいられませんでした。

    序盤などは、茶髪にふれて、「ちょっと頭が固いおじさんだな」という
    印象を持ちましたし、他にもそういうところがちらほら見受けられました。
    でも、一冊まるまる読むと、そういったところはちょっとした

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    2013年07月12日
  • ブンとフン

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    ユーモアありまくりのナンセンス小説。
    ページに糊代がついてたり、切り取り線があって「このページを長嶋選手に送るように」と書いてあったり。
    どうでもいいドタバタで楽しい。

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    2013年06月07日
  • 四千万歩の男 忠敬の生き方

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    5/19に誕生日を迎えた時の誕生日記念読書の1冊。56歳になった私は、あの地図で有名な伊能忠敬が、婿養子で財を成し、実は隠居になった56歳から日本地図を作るために全国を歩いたと聞いて、その生きざまをぜひとも読みたかったのです。まあ、とにかく商売では、そこまで財を成したのだからあくどい面もあったのかもしれないけど(笑)、自分の歩幅で正確な日本地図を作ると言うのは、まさに愚直そのものです。私なんか今から「日本を歩いてまわって地図を作ってね」って政府から言われてもお断りするから(笑)

    この本は井上ひさしさんの「四千万歩の男」の外堀の本です。本丸はやっぱりその本を読まないといけないけど、ちょっと長い

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    2013年05月25日
  • 四十一番の少年

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     「四十一番の少年」「汚点」「あくる朝の蝉」の3編を収録。いずれも孤児院に入れられた少年がさまざまな不条理の中でもがき苦しむ姿を描く。どの作品も暗く、救いがない。解説によれば作者の自伝的要素が濃いという。ふと思ったのは、同じような「不幸な少年時代」を経験しても、井上ひさしと、渡邉美樹や橋下徹らとの分かれ道は何だったのだろう?ということ。

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    2013年01月30日
  • ナイン

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    『吉里吉里人』を昔読んでおもしろかったので購読。野球チームのナインのその後をえがく短編集。
    そこはかとなく昭和の空気が漂いほっとする。特に『握手』は教科書に載った作品だそうでじんわりやられる。

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    2012年11月23日
  • ふかいことをおもしろく 創作の原点

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    強烈な光を出す個は はっきりとした明と暗を生み出すのかもしれない。

    自分はひょこりひょうたん島の原作者が DVをしていたとしてしか、この方の人となりを知らない。舞台や放送作家として日本を明るく励ましていた方が どうしてDVをするのか この方の考え方を知りたかった。

    が・・ わからない
    色に狂う方 ギャンブルに狂う方 暴力も同じなのだろうか? 表現者や先駆者は何か悪魔との契約が必要なのか?

    本自体は ものすごく明るく判りやすかった ので 余計に寂しくなった。

    1日30冊は凄いな 本当に要点読みが出来ているのだろう 圧倒的なインプットだな・・ 

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    2012年11月18日
  • モッキンポット師の後始末

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    モッキンポット師と学生の友情にも似た不思議に親密な関係。
    随所にクスッとくる種が散りばめられていて最後まで楽しめます。
    あとがきまで読むとより味わい深い。

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    2012年09月25日
  • 吉里吉里人(下)

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    夏休みにどうしても読みたくなって、再読。学生以来。
    途中やや間延びしたものの、日本の抱える農業問題や医療問題など、問題提起は多岐にわたるし、適度にエッチ(エロい、ではなくエッチ)だし、何より面白く読める。
    映画化して欲しくない作品の一つ。

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    2012年09月18日