井上ひさしのレビュー一覧

  • 父と暮せば

    Posted by ブクログ

    演劇の情景がありありと浮かんだ。それにしてもこの話のモチーフは切ない。戦争は二度と起こしてはいけないと思う。なのに安保成立する世の中だよ。どうして国が異なるだけで戦争を念頭に置かないといけないんだろう。隣の県と戦争するなんて思わないのと同じように、隣国と戦争することなんて想定しない世界がくればいい。

    0
    2015年09月28日
  • 東慶寺花だより

    Posted by ブクログ

    映画を見てから本を読んだ(映画のタイトルは「駆け込み女と駆け出し男」)
    オムニバス形式の短編集である。
    どれも余韻を残して読語の清々しさが残る。

    0
    2015年09月24日
  • 吉里吉里人(上)

    Posted by ブクログ

    吉里吉里人 上

    もうね、馬鹿げた話です!
    ある東北の村が日本から独立して一つの国になるという(笑)

    東北なんで訛りがひどすぎる!笑える!!
    読むのなかなか大変だけど、ぜんぶ読み終わったら立派に東北訛りをゲットできるかも!

    話は右に左に斜めに逸れてなかなか進まないけど、これまたのんびりした感じで楽しい!!

    0
    2015年08月29日
  • 私家版 日本語文法

    Posted by ブクログ

    井上ひさしさんの文章がユーモアがあって大変楽しいのは、いつものことである。
    本書は「私家版 日本語文法」という書名であるが、純粋に文法に焦点を絞っているわけではない。その部分が予想と違っていて少し期待と違う内容であった。
    学者が語る「文法書」とは一風変わった視点で書かれており、楽しんで読める本である。

    0
    2015年08月19日
  • ブンとフン

    Posted by ブクログ

     井上ひさしの小説デビュー作。いわゆる「パニックもの」で、社会の「常識」や「秩序」をユーモラスかつアイロニカルに「解体」しているが、1960年代の時事を背景とした作品なのでさすがに古さは否めない。

    0
    2015年08月19日
  • 東慶寺花だより

    Posted by ブクログ

    連作短編15編.
    駆け出しの作家信次郎が,御用宿の手伝いをしながら,東慶寺の駆け込む女15人のあれこれを聞き書きするという程.簡潔で滑稽で謎解きもある人情物に仕上がっている.それぞれの女性に花の副題をつけたのがとても粋だ.

    0
    2015年08月10日
  • 東慶寺花だより

    Posted by ブクログ

    短編すぎる…。
    なんだか、さくっと読めすぎて、物足りなかった。
    人物も…。
    ドラマでは面白いのだろうね。

    0
    2015年07月31日
  • 東慶寺花だより

    Posted by ブクログ

    江戸時代、離婚を希望する女性の駆け込み寺を舞台とした短編集.駆け込む前に追ってきた夫に捕まっても、簪でも草履でも寺に投げ込めば駆け込みが成立するというのが面白いが、井上ひさしのことだから事実なんだろう.単に夫婦仲が悪くて離婚を希望するのではなく、そこから見えて来る悲喜こもごもの人間模様を謎解き仕立てで語りかけてくれる.

    0
    2015年06月25日
  • ブンとフン

    Posted by ブクログ

    まるでミュージカルのようだ。愉快なようで人の本質を突きつけられている気もする。だからこそ奇想天外と笑って終わってもいいのかもしれない。
    2015/6/4

    0
    2015年06月04日
  • 言語小説集

    Posted by ブクログ

    井上ひさしらしい言葉をいじった(?)短編集。個人的には「言語生涯」が面白かった。文庫版にあたり、4編追加。筒井康隆の解説も嬉しい。

    0
    2015年05月25日
  • 新釈遠野物語

    Posted by ブクログ

    柳田国男の「遠野物語」を下敷きにして井上ひさし版の民話を9話収録している。作者自身であろうと思われる、大学休学中の「ぼく」が、遠野と釜石の間にある療養所で働く内に山にすむ犬伏老人と出会い、民話を聞くという筋立てだ。柳田版に比べれば格段に読み易いが、なにかやはりおどろおどろしい雰囲気は否めない。井上ひさしの文章だから読めるという感じで、他の人ならかなり怖い話である。

    0
    2015年05月16日
  • 言語小説集

    Posted by ブクログ

    2015.3.9 車校にて
    テンポよく読めて楽しい。あまり深く考えずに読んだ。方言すご。著者のことばや言語に対するアンテナの広さを感じた。広くないと、こんなの絶対書けない。私のパソコンは、「 さんと 」さんが一緒に出てきてくれないので、辞書登録して一緒に出るようにしようかな(笑)

    0
    2015年03月09日
  • 吉里吉里人(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本からの分離独立を宣言した、東北のとある村、吉里吉里。ちょうどそこを走っていた電車に乗っていた古橋は他の乗客らと共に不法入国で捕らえられ…。

    東北の言葉を文字にしたものを読むことが今までなかったので、すごく面白かった。吉里吉里語の解説本の章は特に。主人公はしょうもないキャラクターだし、話の寄り道も多い。作者の遊び心が満載。

    面白いんだけど読むのにだいぶ時間がかかってしまった。あと2冊あるので、最後まで気持ちを保てるか?!

    0
    2015年02月21日
  • 言語小説集

    Posted by ブクログ

    バラエティ豊かな短編集。
    特に好きなのは以下の2編。
    鉤括弧(「」)がなかなか出てこなくなったら、それは恋愛中だからかも…?→「括弧の恋」
    本屋さんで肩身が狭くなっていく本達の我慢も限界に。ビデオ達との合戦が始まる!→「決戦ホンダ書店」
    他にも散り散りになった小銭一家を追う「親銭子銭」など、人間以外が大活躍するお話が楽しい。
    逆に人間達は耳鳴りや言い損ないの病にかかって苦しんでいる。
    まるで言葉達の逆襲。
    そう考えるとかなり怖い小説かもしれません。

    0
    2015年01月28日
  • 日本語教室

    Posted by ブクログ

    日本語のルーツや使われかたについて。
    言葉は未完成で、ほかの国の影響もうけている。
    日本語を知るために他の言語をまなぶという考え方になるほどとなった。
    C0281

    0
    2015年01月02日
  • 言語小説集

    Posted by ブクログ

    大きくグループ分けして、
    言葉を話す物や概念(要は擬人化)の話と、
    文法や方言、いい間違いといった言語そのものを題材にした話を集めた短編集。

    下ネタが多々見られるので
    万人受けはし難いかもしれないが、
    擬人化のほうは可愛らしくて面白い。
    「決戦ホンダ書店」は書籍&ビデオ版
    トイストーリーのよう。

    言語そのものを題材にした話は
    重くて恐ろしいのが多い。
    作者の原体験がベースなのかと勘ぐってしまう。

    皮肉の利かせ方や発想は
    筒井康隆の短編集に良く似ていたな、
    という印象。

    0
    2014年12月07日
  • 新釈遠野物語

    Posted by ブクログ

    〈メモ〉とても上手く出来ている。
    切なくなる物語もちらほら。
    「遠野物語」を物語化・立体化し、ユーモアを加えた作品。解説が良い。
    また読みたい。特に解説。

    0
    2014年11月09日
  • 吉里吉里人(下)

    Posted by ブクログ

    上中下と読み進めていくうちに、さえなすぎるおっさん主人公・古橋と吉里吉里国の未来を本気で応援してしまっていたので、ラストが残念すぎた。記録係(わたし)の独白?種明かし?で終わらせる構成はかっこいいんだけど、この時代のラストとしてはちょっと残念な。それと、まだ映画化されてないから、園子温が映画化すればいいと思ったんだけれども。『地獄でなぜ悪い』思い出したんですよね、ラストの印象として。
    それにしても、読者の時間と作中時間を一致させた実験小説的な手法だったとしても、やっぱちょっと長過ぎるよと、ため息ひとつ。達成感というよりも「やれやれ」といった感。このタイミングじゃないと一生読めなかったと思うので

    0
    2014年09月01日
  • 不忠臣蔵

    Posted by ブクログ

    赤穂浪士ってそんなに立派なことだったのか?を改めて考えるような連作短編集でした。
    浪士の人達は満足したんだろうけど、不参加の人達がそんなにおとしめられる必要は無いんじゃないかなと考えちゃいますね。
    全体的に悲劇が多いのが残念。もう少しハッピーエンドがあっても良かったかな。

    0
    2014年07月13日
  • ふふふ

    Posted by ブクログ

    【言葉の双六】

    振れば振るほど沢山の言葉が現れる不思議な賽子で夜な夜な双六。

    戦後から今までをリアルに語れるやはり奇才。

    経歴をみれば納得の天才である。

    0
    2014年06月26日