井上ひさしのレビュー一覧

  • 円生と志ん生

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    20160702 演劇はあまり見た事が無い。台本だけでも面白いがやはり役者がどう演じるか?は観るしか無い。又やらないかな。

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    2016年07月02日
  • ブンとフン

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    作家のフン先生とその作品からとびだしたブン。
    ミュージカル的。どたばた。
    解説によると「ナンセンス文学の傑作」C0193

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    2016年05月12日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    日本国憲法を子供向きにした本。だが、内容はそれほどわかりやすいものとは感じなかった。やっぱり憲法を子供たちにどう伝えるかっていうのは難しい。

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    2016年02月25日
  • 吉里吉里人(中)

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    中弛み感を強く感じ、読むのが若干苦痛になってきた。話の本筋が見えなくなり、小ネタを散りばめたような中巻でした。
    下巻はもう少しスピーディーになることを期待したい。果たして吉里吉里国の顛末はどうなるのか?

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    2016年02月09日
  • 日本語教室

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    昨日テレビで厚切りジェイソンと金田一秀穂が対談する番組をやっていました。なんとなく日本語モードになってたまたま家族の持っていた本書を一気読み。数の数え方の話も出てきて井上ひさしって日本人の厚切りジェイソンじゃん!日本語に含まれている「なんとなく」に突っ込み入れてお笑いにしているのと、「なんとなく」を突っ込んで考えて日本語の文学にしているのが違いだけど。Why Japanese people?そう、Whyって言わずに無意識に日本語を駆使し、日本語を変えていくのが日本人!

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    2016年01月31日
  • 東慶寺花だより

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    連作短編。物語の語り手は東慶寺の御用宿に居候をしている信次郎。一話完結で毎回違う女性が主人公になるため展開が早く、誰かに感情移入したり応援したりができなかった。どの話もあっさりしていた。

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    2015年12月29日
  • 新釈遠野物語

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    タイトルに「遠野物語」が入っているからという先入観入りまくりで最初の話を読んでしまったので
    最後に「ええー;」という感じに(笑)
    でもオチまではどきどきしながら楽しく読めました。
    他の作品も断言しない、言い切らない良さと
    善と悪で容易に分けない良さがあり、
    ただただ切ない話もあり…
    特に妻の話の切ない事と言ったら…!
    と 思っていたのに
    最後の話を読んでまた「ええー;」という感じで終わるという(爆)
    とても面白い一冊でした。
    10年後くらいにもう1度読みたい一冊。

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    2015年12月16日
  • 東慶寺花だより

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    一作一作は短いが起承転結がきっちりしていて短編のお手本の様な作品集だった。江戸の風物に触れられるのも楽しい。

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    2015年11月10日
  • 吉里吉里人(下)

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    井上ひさしの博識と問題の切り口、設定の仕方の巧みさにただただ脱帽だった。
    本書を著したのが1985年と自分が生まれる前年にも拘わらずテーマとしている問題意識が全く古めかしく思えない。
    期せずして安保関連法が物議を醸した正に同じタイミングで読んだことで井上ひさしの訴えようとしている課題の一端を強く共有することが出来たと思う。

    個別には特効薬、特に虫歯(および歯医者)に関する論点が素敵だった。
    虫歯の特効薬が発明される。
    すると「全世界の歯科医師や歯科技工士が失業しますよ。残るのはごく一部の、美容師まがいの歯科医師。つまり細々と派の手入れをさせてもらうしかなくなります。歯科用の医療機器商も潰れま

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    2015年11月01日
  • 父と暮せば

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    演劇の情景がありありと浮かんだ。それにしてもこの話のモチーフは切ない。戦争は二度と起こしてはいけないと思う。なのに安保成立する世の中だよ。どうして国が異なるだけで戦争を念頭に置かないといけないんだろう。隣の県と戦争するなんて思わないのと同じように、隣国と戦争することなんて想定しない世界がくればいい。

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    2015年09月28日
  • 東慶寺花だより

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    映画を見てから本を読んだ(映画のタイトルは「駆け込み女と駆け出し男」)
    オムニバス形式の短編集である。
    どれも余韻を残して読語の清々しさが残る。

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    2015年09月24日
  • 吉里吉里人(上)

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    吉里吉里人 上

    もうね、馬鹿げた話です!
    ある東北の村が日本から独立して一つの国になるという(笑)

    東北なんで訛りがひどすぎる!笑える!!
    読むのなかなか大変だけど、ぜんぶ読み終わったら立派に東北訛りをゲットできるかも!

    話は右に左に斜めに逸れてなかなか進まないけど、これまたのんびりした感じで楽しい!!

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    2015年08月29日
  • 私家版 日本語文法

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    井上ひさしさんの文章がユーモアがあって大変楽しいのは、いつものことである。
    本書は「私家版 日本語文法」という書名であるが、純粋に文法に焦点を絞っているわけではない。その部分が予想と違っていて少し期待と違う内容であった。
    学者が語る「文法書」とは一風変わった視点で書かれており、楽しんで読める本である。

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    2015年08月19日
  • ブンとフン

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     井上ひさしの小説デビュー作。いわゆる「パニックもの」で、社会の「常識」や「秩序」をユーモラスかつアイロニカルに「解体」しているが、1960年代の時事を背景とした作品なのでさすがに古さは否めない。

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    2015年08月19日
  • 東慶寺花だより

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    連作短編15編.
    駆け出しの作家信次郎が,御用宿の手伝いをしながら,東慶寺の駆け込む女15人のあれこれを聞き書きするという程.簡潔で滑稽で謎解きもある人情物に仕上がっている.それぞれの女性に花の副題をつけたのがとても粋だ.

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    2015年08月10日
  • 東慶寺花だより

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    短編すぎる…。
    なんだか、さくっと読めすぎて、物足りなかった。
    人物も…。
    ドラマでは面白いのだろうね。

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    2015年07月31日
  • 東慶寺花だより

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    江戸時代、離婚を希望する女性の駆け込み寺を舞台とした短編集.駆け込む前に追ってきた夫に捕まっても、簪でも草履でも寺に投げ込めば駆け込みが成立するというのが面白いが、井上ひさしのことだから事実なんだろう.単に夫婦仲が悪くて離婚を希望するのではなく、そこから見えて来る悲喜こもごもの人間模様を謎解き仕立てで語りかけてくれる.

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    2015年06月25日
  • ブンとフン

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    まるでミュージカルのようだ。愉快なようで人の本質を突きつけられている気もする。だからこそ奇想天外と笑って終わってもいいのかもしれない。
    2015/6/4

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    2015年06月04日
  • 言語小説集

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    井上ひさしらしい言葉をいじった(?)短編集。個人的には「言語生涯」が面白かった。文庫版にあたり、4編追加。筒井康隆の解説も嬉しい。

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    2015年05月25日
  • 新釈遠野物語

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    柳田国男の「遠野物語」を下敷きにして井上ひさし版の民話を9話収録している。作者自身であろうと思われる、大学休学中の「ぼく」が、遠野と釜石の間にある療養所で働く内に山にすむ犬伏老人と出会い、民話を聞くという筋立てだ。柳田版に比べれば格段に読み易いが、なにかやはりおどろおどろしい雰囲気は否めない。井上ひさしの文章だから読めるという感じで、他の人ならかなり怖い話である。

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    2015年05月16日