日暮雅通のレビュー一覧

  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下

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    まさに今話題になっているテックが満載。
    GPT3もいるじゃない!!
    この想像力。
    それに増して、クライマックスの大活劇!
    そりゃみんな読むよね。

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    2023年02月22日
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下

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    ネタバレ

    メタヴァースの概念を生み出したとも言われる作品。サイバーパンクの世界で連邦として崩壊したアメリカ、その残り少ない最先端は高速ピザ配達、なんて言うつかみから始まり、現在と遜色ないメタヴァースの描写に加えバベルやシュメール文明まで出てきて興奮が止まりませんでした。ひとまず今日は30分以内で届くピザを探してネットの海を泳ごうと思います。

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    2023年04月01日
  • ベンスン殺人事件

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    先に後発のグリーン家・僧正を読んでしまってからの、原点回帰。
    登場人物の関係性や、ヴァンスが事件解決に乗り出すようになったきっかけがわかって、すっきり。
    作者の、美術を語りたいんだー!という思いが溢れている。
    大きな展開や波はなくとも、文章の表現や感情の描写が豊かで、推理だけでなく物語としてもじっくり楽しめる作品でした。

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    2023年01月20日
  • 指差す標識の事例 下

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    各章の語り手のミソジニーとパターナリズムに辟易しながらも、語り口と構成に乗せられて一気に上下二巻を読み通してしまいました。
    読後感も程よく、面白かった!

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    2022年05月08日
  • 恐怖の谷

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    ラストのどんでん返しが見事だった最後の最後まで楽しめた
    まさかホームズが恐怖の谷に行かないってのも含めて予想を裏切ってきた。
    これはシリーズものなのかモリアーティは関係ありそうであまり話には絡んでこなかった

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    2022年03月09日
  • ファースト・マン 下 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生

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    上は夢を見させてくれるのに対して、下は背筋を伸ばして心して読む作品になっている、と思う。
    読者によっては、上だけ読む方がいいのかもしれない。下は偉人らしさより、人間らしいニール・アームストロングが描かれている。
    個人的には、○○エンジニアとして生きるということの一つの物語を最後まで知ることができて、とても勉強になったので、星5つ。

    この作品を読んでて素敵だなと思ったのは、ニール以外の操縦士の自伝からも、場面場面の解釈を載せていること。ニールを立たせるため、という効果はもちろんあるけれど、著者のジェームズ・R・ハンセンが公平性を気にしているところが伺える。ジャーナリズムの大事なところだと思う。

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    2021年10月09日
  • ファースト・マン 上 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生

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    ○○エンジニアと呼ばれる職業に就いている人なら、誰でもワクワクしながら読むことができる作品だと思う。

    読む前は疑問だった。
    ニールアームストロングはどんな人だったのか。
    なぜ海軍飛行士が宇宙飛行士になったのか。
    NASAはどうやってThe first manの選出をしたのか。
    ロケット開発はどのように段階的に進めるのか。
    どんな事故があったのか。事故をどうやって対応したのか。
    なぜアメリカはベトナム戦争中にアポロ計画を進めたのか。
    家族のサポートはどれくらい必要だったのか。
    これらの疑問に対して、丁寧に答えてくれる作品だった。

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    2021年10月09日
  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    シャーロックホームズ全作品で個人的にはこの作品が一番気に入っている。ダグラスのキャラクター、自分の手記をワトソン博士に渡すところとか。第二部でメガネをとちょびひげの愛嬌のある挿絵が載っているが有名な俳優で言うとジーン・ハックマンがあうかなと思う。最後はライヘンバッハと同じパターンなので、したたかにモリアーティの手を逃れているに違いないと信じたい。

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    2021年09月25日
  • 七人のイヴ 下

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    長い! とにかく長い! やっと読み終わった! で、これは面白い!
    上巻で月が突如7つに分裂し、人類は宇宙ステーションを避難場所に選び、そこに1500人を送るものの、2派に分裂し、、、というところまでが語られる。
    下巻では、2派に分裂した人類のその後が語られ、時間は一気に5000年後に!
    5000年って、、、と思ったけど、エジプトは紀元前数千年、中国4000年、平安京も1000年、と考えると、人類が次のステップに進むには5000年はそれなりの長さなのかなと思う。
    実に壮大な叙事詩。

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    2021年03月07日
  • 僧正殺人事件

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    ネタバレ

    古典ミステリを読もう企画

    かなり面白かった。
    なんとなくヴァンダインは堅そうなイメージがあったが、キャラもコミカルで読みやすかった。

    見立て殺人の傑作として、マザーグースの詩になぞらえる不気味さとスリルが続きを読みたくさせる。

    警察陣と一緒に犯人はこいつか、いやこいつか…と最後まで振り回された。
    アーネッソン気に入ってたから良かった。

    古い本格にありがちな犯人自殺はあまり好きではないのだが、まぁ仕方ないね…自殺擁護の話をして納得させようとしてるのか…と思ってたらの結末!
    ヴァンス好きだなぁ。

    注訳も登場人物のヴァンが書いてる風なのもちょっと好き。

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    2021年02月27日
  • 指差す標識の事例 下

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    長い。
    ちょっとした知識どころか、相当念入りに勉強してから挑んだほうがいい。
    下巻最後の人物解説、年表、訳者解説を最初に読んだ方が楽しめるような気もしました。
    かなり読み手を選ぶとは思うけど、個人的にはがんばって読んでよかったかなって感じでした。
    歴史、宗教絡みのネタに微塵も興味を感じない人には全くおすすめできないし、おもしろくないと思います。

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    2021年02月10日
  • 指差す標識の事例 下

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    第三の手記は幾何学教授ウォリス、最後は歴史学者アントニー・ウッド。
    四部それぞれ翻訳者が違うという趣向がまた面白い。「信用できない語り手」、楽しいなあ。

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    2020年11月28日
  • マッキンゼー

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    ネタバレ

    マッキンゼーの社史。J.O.マッキンゼーの創業からマービンバウワー時代、そして現在までを時系列順に辿っている。
    要所要所で転換点となったクライアントや案件にも触れており、非常に勉強になりました。
    不正会計を起こしたエンロンとの関係性や、グプタ氏のMD時代と引退後の幹部陣のインサイダー取引などにも言及し、時代によって変容するマッキンゼーの価値観を知れました。
    そして東京オフィスからは大前研一氏が何度か登場します。彼の世界でのプレゼンスの高さは本社視点でもこれ程のものだったのかと感心しました。

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    2020年11月01日
  • 指差す標識の事例 下

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    ネタバレ

    深いですね~側面どころか、縦・横・斜め・あげくは斜め下から読まなくてはならない本だったなんて・・・。
    4人の手記の形をとっていても政変ありスパイもどきも出没。そしてまさかのキュン話にまで行き先を変えながらもミステリーの形を保ち、謎は深まるばかり。
    『薔薇の名前』を称している通り、時間をおいてまた手に取ってみたいカモ。

    自分のなかの最大の??だった東江先生の謎もあとがきでスッキリ。

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    2020年09月20日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    どこかで「ホームズは推理小説ではない」みたいなブログだか何かを見たような気がするけど確かに推理小説というより人間観察記の感じが生還あたりから強まってきたような気がする
    あと現代版でもダイイングメッセージを正解させてもらえない某警部と違って、ウィステリア荘のベインズ警部とか恐怖の谷のマクドナルド警部みたいな捜査力があってホームズが一目置くような警察が多く出るようになってきたような気もする

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    2019年12月08日
  • 恐怖の谷

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    なんだこれ、最高やん。

    なんだこれ前半短くてホームズあんまり出てこないし後半は長くて同じ感じで続いてちょっと飽きてきたなあどうしようかなあ明日続き読もうかなあって思ったあたりで大どんでん返し。
    ラストはもうちょっと長かったら良かったなあって思うけど目的は果たしてるんだろうね。シリーズ通しての一番の敵はあの人。残念なのはワトスンの出番が少なかったこと。

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    2019年12月06日
  • バスカヴィル家の犬

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    ネタバレ

    初めてに本持った時の感想、「えっ薄い」
    冒険(出版社を変えて2回)、回想と短編集読んでいると長編そんなに長くなかったんだなあって思っちゃった。四つの署名はもうちょっと長かったかな
    知ってはいるけど詳しくは知らない、アイリーンアドラーも聞いたことはあるけど誰状態で緋色の研究を読んでから3ヶ月。序盤ワトソンのホームズ風推理にワクワク。ワトソン博士だいぶんホームズに染まってるね。まぁおおかたまちがいだったようですが。ホームズシリーズは推理パートは確かに面白いけどホームズとワトソンの会話パートも結構面白いと思う。今回はワトソン出発前と11章岩山の男ラストが個人的には一番好き。
    挿絵裏返しの話とか、私の

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    2019年11月29日
  • 四つの署名

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    ネタバレ

    今回も面白かった!!
    ネタバレにするほどじゃないだろうけど、ロマンチックが過ぎるって話をしてた長編内で結婚するとは....。

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    2019年10月11日
  • ファースト・マン 上 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生

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    【非凡なる凡人】人類史上初めて月に降り立った「ファースト・マン」ことニール・アームストロングの生涯を記した伝記作品。著者は、本作がアームストロング本人が公認する唯一の伝記となったジェイムズ・R・ハンセン。訳者は、本書の主に前後半を分担して共訳した日暮雅通と水谷淳。原題は、『First Man: The Life of Neil A. Armstrong』。

    圧倒的な分量があるのですが、読み終えた後の清々しさがなんとも言えない作品でした。変に上からの感想になりますが、月に降り立った最初の人間がニール・アームストロング氏だったというのは、人類の歴史において本当に幸福な出来事だったのではないかと思

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    2019年05月01日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    ホームズの「正典」を深町訳、駒月訳、日暮訳で1、2冊ずつ読んできた。どれも読みやすくておすすめ。駒月訳は、ホームズとワトソンの関係に思い入れを込めているところが諸処にうかがわれ、この日暮訳はさすがシャーロキアンという、こまやかな註がうれしい。
    ホームズって意外に悪の組織とかスパイとか出てくる話が多いのね。ドイルってもう少しあとの時代の人だったらスパイ物たくさん書いていたんじゃないかなと思ってしまった。表題作の「最後の挨拶」には第一次大戦の影が投げかけられている(これも日暮氏の解説より)。いろいろ感慨深い。

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    2019年03月24日