日暮雅通のレビュー一覧

  • 七人のイヴ 上

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    大作の上巻。突然、月が分裂、あと2年で人類滅亡。こんな危機に対して人類はどうする!
    テクノロジー、コミュニティ、そして政治、様々な事柄が交錯する。
    次々に起こる問題に対する人々を描く作品、さぁ下巻を読もう!

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    2023年04月14日
  • 指差す標識の事例 下

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    上巻をよみおわってやっと話が少し見えてきた。
    話の構成にビックリ、歴史的な内容にやや戸惑いながらも、読み終わったあとの満足感もひと味違う!

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    2023年03月30日
  • 指差す標識の事例 上

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    ネタバレ

    まだ上巻なので作品のできについての判断はできないけれど、あまりにも衒学過ぎてとっつきにくいにもほどがあると最初はうんざりした。

    何しろ17世紀のイギリスの話で、第一章の語り手はイギリスに着いたばかりのヴェネツィアの若者。
    多分本人による手記よりも会話は困難を極めただろうし、それに伴う勘違いのようなボタンの掛け違いもあっただろうし、文化の違いによるバイアスもかかっただろう。
    何よりも、宗教の違いは大きい。
    語り手は敬虔なカトリック教徒であり、英国は英国国教会を国教としている国。
    日本人から見ると同じ神を信じているはずなのに、神に対する姿勢は全く違う。

    ”プロテスタントがよく聖書の引用をして競

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    2023年03月23日
  • 僧正殺人事件

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    ネタバレ

    全ての伏線が見事に回収される。名作古典の力を思い知る作品。
    古今東西の探偵が出てくる話において私個人としては法律に則らず探偵自身が裁きを下すことについては受け入れられない感情はある。けど洗練されていて気持ちよく読み進めた。
    家政婦や使用人が普通にいる話が何となくイギリスとかヨーロッパを思わせるんだけど地名がでてきて、そうだ、昔のアメリカなんだ、そういえばこの時代のアメリカの探偵小説を読むの初めてだなあ、と気づいた。
    ヴァン.ダイン、今更ながら好きになりました。
    他作もじっくり読んでいきます。

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    2023年02月27日
  • 四つの署名

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    緋色の研究から続いて四つの署名を読みましたが、2作品読み終え何となく思ったのですが、シャーロック・ホームズシリーズはミステリーというよりかは、ホームズという天才の活躍をワトソンの視点から魅力的に描かれている冒険譚、という印象です。
    謎解きの要素もありますが、それ以上に熱い展開が多く、犯人もミステリーにおける犯人像というよりかは、それこそ少年漫画に出てくるヴィランの様な、一種美学や教示を感じさせる人物が多く、彼らとの戦いの熱量も読んでてワクワクさせてくれます。

    次はいよいよホームズの冒険を読もうと思いますが、人気の原点との事で、今から楽しみです。

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    2023年02月25日
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上

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    メタヴァースという言葉が最初に使われた作品らしい。
    現実世界と仮想空間共に同じような臨場感で物語が進む。段々どっちなのかわからなくなり、既にどっちでも良くなってきた。
    さぁ、下巻に進もう!

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    2023年02月15日
  • 恐怖の谷

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    前半部分の事件と謎解きは面白かった。後半部分はそこまで面白くはなかったが、ホームズの長編はハズレなし

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    2023年02月14日
  • カナリア殺人事件

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    捜査に行き詰まり、ポーカーで犯人を推察するシーンがハイライト。
    1920年代アメリカの上流社会が舞台ですが、時代の空気が感じられて興味深かったです。

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    2023年02月04日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    ホームズシリーズ最後の短編。ワトスンの視点で語られるホームズは当たり前だが、ホームズが一人称の作品もあり新鮮だった。

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    2023年01月18日
  • ニューヨーク・タイムズを守った男

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    読みづらい訳文だが、アメリカ名誉毀損法を体感できる。
    また、報道機関の基本的姿勢は日本と変わらないこともよくわかった。

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    2023年01月16日
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下

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    上巻冒頭の「高速ピザ配達」という心湧き踊らない設定から一転、話は”スノウ・クラッシュ”からシュメール文明の”メ”というある種のウイルス、第二次世界大戦末期の歴史的経緯、それらがリアルとメタヴァーズを相互に行き来しながら壮大に展開していく。Y.Tとレイヴンの性的かつ野性的なやり取りも艶っぽくて妙に哲学っぽく面白い。
    Meta社の”メタヴァーズ”から再脚光を浴びた作品であるが、新型コロナを経て一気に進展したデジタル時代と新権威主義の台頭の今だからこそ興味深く読める。ネオサイバーパンクの古典的名作としてSF好きの方はぜひ一度読んでみてもらいたい。

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    2022年12月31日
  • バスカヴィル家の犬

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    ミステリーとしての面白さと、ホラー小説のおどろおどろしさにホームズの魅力が詰まっていて、長編でありながらスラスラと読めた。

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    2022年12月03日
  • ベンスン殺人事件

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    【読書】なかなかに面白かったね。あと犯人は意外だったかな。そこにもっていくのも、それほど途中で引っかかることなく、結構すらすら読めたかな。まあマーカム地方検事もファイロ・ヴァンスに振り回されて酷い目に遭わされてるけど、よく我慢してるよなあとは思った。次のカナリア殺人事件は楽しみになってきたな。

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    2022年11月14日
  • シャーロック・ホームズ・バイブル 永遠の名探偵をめぐる170年の物語

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     児童向けのアブリッジ版でなくホームズを読んだのは、中学の頃の新潮文庫・延原謙訳と創元推理文庫・阿部知二訳の数冊からだったと記憶しているが、トリックの幾つかは面白いと思ったが、正直それほどはハマらなかった。
     その後、東山司・東山あかね共訳の河出書房版単行本を全冊揃えたりもしたが、結局「正典」全冊を完読したのは、創元の深町眞理子訳によってだった。
     シャーロッキアンの存在自体はいろいろ取り上げられていたので知ってはいたが、ホームズの誕生日がいつかとか、ワトスンは何回結婚したかとかには、あまり興味を引かれなかった。
     ただ、今では、ホームズとワトスンのバディとしての関係性、ヴィクトリア時代のロン

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    2022年11月03日
  • 四つの署名

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    「シャーロック・ホームズ シリーズ」第2作の長編小説で「ホームズシリーズ」が人気を博す以前の作品。第1作「緋色の研究」1887年発表、第2作「四つの署名」1890年発表、ホームズ人気の火付け役となった月刊誌「ストランド」での短編連載開始が1891年である。
    前作でのホームズとワトスンの出会いから本作では2人の相棒としての信頼が深まり前作でホームズに振り回されていたワトスンも本作では立派な相棒ぶりを見せる。ホームズの人格もより書き込まれ名探偵を形成する。
    メアリの登場に喜びもひとしおだ。
    ★★★★✩ 4.0

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    2022年10月29日
  • シャーロック・ホームズとシャドウェルの影

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     大好きなシャーロックホームズと大好きなラブクラフト、もうそれだけで満足 ww。ちと気になったのが、ワトスンメチャ武闘派(^^;;。続編が楽しみ。まさかモリアーティ再戦❓イア!イア!

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    2022年10月25日
  • シャーロック・ホームズとシャドウェルの影

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    クトゥルフとホームズを掛け合わせた一品で…楽しかったです…!

    クトゥルフ神話TRPGにてNPCとしてのホームズはあれど、こういった「物語」としてクトゥルフ神話の神格その他が存在する世界で動くホームズは読んだことなかったのでとても楽しみでした。

    聞いた事がある魔導書諸々が出てきてとても楽しかったのと、ホームズとワトソンのやり取りが好きな感じの2人だったので続きも見てみたいなぁ

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    2022年10月09日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    久しぶりに読んだシャーロック・ホームズシリーズ。やっぱり面白い。特に「瀕死の探偵」が好き。
    ホームズはもう引退していて、ワトスンが昔の事件を語るというスタイルだけど、二人の名コンビぶりは健在だ。ワトスンの「きみを助けることが、ぼくにとっていちばんの喜びであり特権でもあるんだよ」(161頁)は良い台詞だな~と思った。ワトスンはやっぱり最高の助手だな。

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    2022年09月16日
  • シャーロック・ホームズのすべて(インターナショナル新書)

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    ホームズクラスになるとトリビアも半端じゃない。
    誕生日は知らなかったなぁ。だいたい気にもしてなかったけど。そんなトリビア満載で楽しいことこの上ない1冊。
    言われてみれば当然なんだけど、ホームズの容姿というかスタイル(鹿撃帽にパイプ)ってコナン・ドイルが生み出したものではなくて、挿絵画家と役者が作ったものだったんだね。

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    2022年09月05日
  • シャーロック・ホームズとシャドウェルの影

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    勢いで購入したこの本。かの有名なホームズ書きの方のお話があまり好みではなかったので、これも本家には敵わないだろうなと思ったのですが、これは面白かった。むこうみずで常識人のワトスンに、浮世離れしたホームズ。この二人のやりとりがすごく好きでした。著者の方と関係性の解釈がにてるのだと思います。お話の方もクトゥルー神話とうまく融合してて、最後までハラハラしました。翻訳もよかったのだと思います。三部作の第一作目のようですが、残りのお話も読めるといいなあと思ってます。

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    2022年09月04日