日暮雅通のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
バーチャルの世界にハマっている自分の目から見て、なんでもかんでもメタバースの一言で括られるのは抵抗があるな、という思いから、そもそもメタバースってどっから出てきたんだ、という理由でたどり着いた一冊。
一時期SF小説に挑戦してた時期があったけど、自分はつくづくSF小説を楽しむだけの素養が無いなとあらためて思い知らされてしまった。登場人物の感情の機微がどうこう、って話よりも世界の話とか社会の話とか、もっとマクロな視点がSF小説の魅力ポイントなんだろうけど、そこに興味が持てないせいで楽しみが見出せず、よく分からない単語が次から次へと飛びかかってくるように感じてしまう。文章だけど理系の世界というか。なので、雰囲気をそれとなく楽しみながらこのまま下巻に突入します。 -
ネタバレ 購入済み
ほんのちょっぴりネタバレ
シャーロック・ホームズ氏とワトソン先生が、演じてる冒険活劇って感じでした。
シャーロック・ホームズ物語風ではなく、その世界の人達が出てる別のお話と言った感じですかね。
お話はなかなか良く作られておりますが、シャーロック・ホームズ氏では無いなぁって思いました。
ただヘフィ嬢がとっても魅力的で、彼女の存在がなかなか素敵な彩りになっておりました。
ほんのちょっぴり買ったのを後悔した作品です。はぁ
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Posted by ブクログ
今となっては馴染の用語となっている「メタヴァース(=仮想の三次元空間)」、「アバター(=仮想空間におけるユーザーの分身)」を確立したSF作品。ハヤカワ文庫で新版として復刊されたので、これを機に手に取ってみた。
舞台は、連邦政府が力を失い、資本家たちによって国土が分割統治され、オンライン上では仮想世界「メタヴァース」が築かれた近未来のアメリカ。主人公は、凄腕のハッカーで高速ピザ配達人(この世界では専門学校も存在する専門性の高い職業。)であるヒロ・プロタゴニスト。
ある日、ヒロはメタヴァース内で謎の男から「スノウ・クラッシュ」というドラッグを勧められる。男の異様な雰囲気に警戒した彼はそれを使用しなかった一方、「スノウ・クラッシュ」を使用したハッカー仲間であるDa5idは、意識不明の状態に陥る。ヒロはDa5idを廃人にした犯人、そして「スノウ・クラッシュ」の謎を追う―――。
現実世界と仮想世界を舞台にしたサイバーパンク。世界観や(特に)用語が独特なので、テキストを読み込めないと読み進めるのがなかなかに苦しい内容で、部類としてはハードSF。一方で、走行する車両にワイヤーを繋いでスケボーで高速移動する<特急便屋>の少女Y・Tや、日本刀を武器に立ち回るヒロなど、頭の中で映像化するとワクワクできるアクションシーンもあり、直感的にも楽しめる内容にもなっている。
「スノウ・クラッシュ」の正体とは、"ウィルス"と"宗教"との関係性とは―――。(下巻に続く) -
Posted by ブクログ
シャーロック・ホームズの物語にでてくるエピソードを例に、脳科学や行動心理学の研究に基づいて物事を注意深く観察し、正しい推理を導く思考法〈マインドフルネス〉を実践するための一冊。
こういう本だと思ってなかった。ホームズの読解としてはシービオク夫妻の『シャーロック・ホームズの記号論』とも共通するところはあるんだけど、本書の主題はホームズ論ではなく〈マインドフルネス〉という技術の高め方。
小説内のエピソードとリンクする心理学の実験をたくさん紹介してくれるのは面白かったけど、自己啓発的な内容なので求めていたものとは違った。普通の人間がまず全体像を見、無理やり整合性をつけてストーリーを作り上げてしまうのに対し、ホームズはまず具体に注目する、という指摘は先日読んだ『嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書』で学んだ自閉症者の世界の捉え方にとても近く、ホームズをニューロダイバーシティ的に読み換えるのも面白そうだなと思った。