日暮雅通のレビュー一覧

  • バスカヴィル家の犬

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    長編の三作目。
    たしか前読んだときは途中で断念した記憶がある。
    とはいえ、読みやすい新訳、ホームズシリーズを読むと決めた意志、久しぶりの長編と燃料はたくさんあった。

    今回の舞台はダートムア、そこで語られているバスカヴィル家の魔犬伝説。ホームズとワトスンはその謎に挑む!
    こういう設定が好きだからとても楽しく読むことができた。

    ワトソン君の成長が著しい!!
    伊達にホームズと長い間一緒にいるわけではないのだ。

    次は短編集だが、燃料が多すぎて燃え尽きてしまったのでほかの小説に手を出すかも。

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    2013年10月28日
  • 四つの署名

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    ホームズシリーズの長編2作目。初読と思いきや…過去に読んだことがあるのが判明。たぶん『緋色の研究』の次に読んでいたんだろう。

    今回のお話も大変おもしろかった。
    ホームズがコカインを注射している場面から始まり、ワトソン君の恋を描きつつ、最後にはカーチェイスならぬボートチェイスまでおっぱじめる始末。これにアグラの財宝まで絡むのだから面白くないわけがあろうか?

    ホームズとワトソンの捜査もさることながら、犬のトービーやベーカーストリートイレギュラーズも出てくるわで今回の犯人にはお気の毒としか思えない。

    あと長編は残り2作。楽しみ。
    とりあえず次は短編を読む。

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    2013年10月06日
  • クラーケン(上)

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    話はたいして進んでいないのにこのボリューム。
    ミエヴィルらしい設定、仕掛けに対する動摩擦力が高いせいだと思う。
    私は耐熱服を着ているので、摩擦熱を結構楽しめた。
    下巻はどうだろう。

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    2013年09月15日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    この短編では、何度もホームズの最後を連想させる。
    静養のためにコーンウェルへ行ったり、
    ハドソンさんやワトソンを巻き込んだ「瀕死の探偵」なんて、読者も冷や冷やさせられた。
    「最後の挨拶」では、ホームズはもう過去の人物、伝説的な人物になっているように感じられる。

    それでも、この傲慢で自信家の探偵は、何度でも我々の前に現れて、
    その見事な変装や推理で驚かせてくれる。
    コナン・ドイルが何度もホームズを終わらせようとしたが、
    そのたびに読者の強い要望で再開されたいう、この探偵小説は、
    読者の強い気持ち、ホームズが存在してほしいという願いが作り上げたものだと改めて理解した。

    こんなにいきいきとした小説の主人公、他にいるだろうか。
    今でもベーカー街221Bにいて、退屈な街にイライラとしているように思えてならない。

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    2013年08月12日
  • 四つの署名

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    シャーロック・ホームズの第2作。
    好みの、「光文社の新訳」で。
    翻訳は面白いし、中身も気軽に楽しめました。

    お話のあらすじは。

    事件は依頼人が持ち込みます。とある若い美女。
    その人の父親(だったかな?叔父だったか?)に異変が、と。
    で、ホームズとワトソンが訪れると、当然ながらそこには死体が。さあ始まります。
    謎の「四つの署名」(というか、印?)が現場に。わくわくしますねえ。
    様々な証拠から、ホームズの名推理。義足の男というキーワード。
    根本には、殺された男の父がかつてインドから持ち帰った、謎の宝物。文字通り、宝石王冠の類。
    それが盗まれている。
    どうやら過去が、その父という人のインド時代の何か。恨みか。

    現場の痕跡から、犯人は船で逃げるようだ。
    ホームズが捜索して、船を突き止める。警察の船で張り込み、そして追跡劇。
    この川の追跡劇が、原文なのか翻訳なのか、なかなか活き活きと描写。どうせ追いつくと分かっていても手に汗、の感。お見事。
    で、追いついて、逮捕。

    「緋色の研究」と一緒で、ここから最終章は、犯人の告白。
    インド時代に、その例の死んだ男に騙された。自分のものだった財宝奪われた。
    この辺、セポイの反乱が背景。なかなか社会派。混乱と戦争の時代、人が死んで価値観が混乱した戦乱状態がちゃんと描かれている。

    で、ワトソンは、依頼者の美女と恋愛、告白、結婚宣言。

    というお話です。短いし。面白かった。

    「緋色の研究」と共通してて、へえええ、と思ったことがいくつか。

    ①面白いのは、金田一シリーズもそうだけど、殺人というおどろどろしいムードはまずちゃんと描けていて、それだけで多少面白い。
    ②金田一シリーズもそうだけど、どれだけおどろおどろになっても、主人公のホームズが超越している感じなので、読後感としては爽やか。
    ③金田一もそうだけど、本筋の殺意や恐怖と無関係に、主人公の性格や癖、が興味深く感じられるように書かれている。ソコと本筋とは無関係な分だけ、②の特徴になる。
    ④どっちも、犯人は、「悪人」じゃない。アメリカやインドといった、当時の第三世界での経験、恨み、がベースにある。だから、ある意味殺意は正当だったりする。勧善懲悪じゃない。
    ⑤その殺意の背景が興味深いドラマ。イギリスの植民地支配が背景にあったり、結構社会派。別にイギリスを否定もしてないけど、肯定もしてない。ただ、現実世界の裏側というか、ヒトの業というか、そういうのを感じさせるんですね。割にブンガクっていうか、人間を描いている。
    ⑥もともと、ホームズ自体が正義の味方じゃないのがいちばんトンガッテて面白いんですよね。彼はただ、ヒマで能力を持て余しているから、犯罪を解決するのが、子供がおもちゃをいじるように好きなだけなんですよね。

    ※ちなみに本文中の金田一シリーズっていうのは、実は読んだことは一冊もなくて、全部市川崑/石坂浩二シリーズの映画の印象です。

    この「四つの署名」は、やっぱりワトソンさんが、コンビとしての存在感を強く出してきたお話、という意味も大きいですね。

    このシリーズ、この翻訳なら、ストレスなく読めて楽しめます。
    ゆるゆる、息抜き楽しみに読んでいこうと思います。

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    2013年06月30日
  • バスカヴィル家の犬

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    軽いこの長編は、好きです。と言うと、なぜか、ホームズファンからは怒られることも多いですが。
    今は、「四つの署名」が1番なんですが、昔は、コレが1番好きでした。

    ドキドキするじゃないですか。
    映画化するなら、絶対このエピソードだと思いません?

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    2013年06月14日
  • 都市と都市

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    2つの都市が同じ場所に存在していて,それぞれの住民は互いを見ないようにして生活している,という設定.「なんやそら」感がする設定ではあるけど,非常に真面目に書いてあるので変にリアリティがある.SFのレーベルから出ているが,基本的には警察小説.でも,いわゆる「見えない人」的なのでミステリっぽい,とか色々思ったりするので,むしろSFだとか思わずに読んだ方が良いかもしれない.

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    2018年10月07日
  • ジェイクをさがして

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    SFや幻想小説が詰まった短編集。個人的には少し異端だけど「使い魔」が好き。ただ、出来不出来が激しい気がする。

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    2013年04月03日
  • 四つの署名

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    短編よりは長編の方が好きなのだが、
    突拍子もない??登場人物とか、自分には??な感じもあるにはあった。
    結局、財宝はテムズ川の底へ。それでいいのかもなぁ。

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    2013年03月08日
  • 四つの署名

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    『緋色の研究』のあと、『シャーロック・ホームズの生還』を読むつもりでしたが、先にストーリーの続きだという『四つの署名』を読むことにしました。
    『緋色の研究』の方がインパクトがつよかったのですが、『四つの署名』のカーチェイスならぬ、ボートチェイス?も読み応えがありました。
    ホームズがワトソンの書いた『緋色の研究』に対してロマンチックな色づけをしようとしたと苦言をしてますが、今作もワトソンさん妻ゲットですかーニヤニヤ( ̄∀ ̄)としてしまいました。
    ホームズがワトソンに対しては妙に気をつかっているかんじなのが、密かにカワイイとおもっているんですが(*´∀`*)、続編からどうなるのか楽しみです。
    奥さんいようとホームズがなんだかんだ言ってワトソンを事件に連れ出すんでしょうけど(笑)。
    モースタン嬢が貰っていた真珠を売ればワトソンさんお金持ちになってたとおもうんですけどねぇ?
    それにしても、モースタン嬢の挿絵が怖くてびっくりですよ(汗)。
    夢にでるかと思いました。
    ホームズ長編も面白いですね。

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    2012年12月30日
  • ペルディード・ストリート・ステーション 上

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    何でもありのゴチャゴチャな世界観。非人間の登場人物が沢山登場しそれぞれに細かい設定がされています。
    どんな容姿なのか想像しながら読みました。
    是非,映像化して欲しいものです。

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    2012年10月03日
  • バスカヴィル家の犬

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    長編第3作にして人気作。控えめな登場人物数がちょうど良い。
    一度ホームズが終わった後の作品だが当時の読者は始めの推理シーンで喜んだんだろうなぁ。

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    2012年05月16日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    新訳シャーロック・ホームズ全集、第8段

    コナン・ドイルが最後に手がけたホームズの短編集

    ホームズ引退以前のものが大半であるが、ひとつだけ引退後も含む

    相変わらずのホームズの素敵さに惚れ惚れ

    そして、ワトソン視点ではない2作品によって、ワトソンの偉大さを感じさせられる

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    2012年07月03日
  • 都市と都市

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    設定がオチ。バカ。SFというよりファンタジー/ミステリ。等々褒め言葉だか何だかわからない言葉がたくさん浮かぶ問題作。でも、読み進めるうちに複雑怪奇な設定の外郭が掴めてくるとともに「理解」は遠のいていく感覚、これは数々の名作SFで感じてきたモノと共通する部分かなって思う。つまり好きです。よくもまあこんな設定で次々ネタが出てくると感心しつつ。発想は新しいけど手法とかストーリーの流れ自体は古典的と言ってもいい感じで、そこがまた良かった。

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    2016年01月17日
  • バスカヴィル家の犬

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    新訳シャーロック・ホームズ全集、第7段

    ホームズが滝壺に落ちた話より以前のストーリーだが、書かれたのはその後

    多くのシャーロキアンがベストといわれる作品

    確かに読んでいてホントに面白かった

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    2012年07月03日
  • ジェイクをさがして

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    13 の短・中編と、ひとつのコミックからなる作品集。
    真相のわからない物語は、結構つらい。
    手暗がりで不気味な非現実性に浮き足立つ。

    「鏡」
    2003 年 ローカス賞ノヴェラ部門受賞作品。

    「ロンドンにおける“ある出来事”の報告」
    2005 年 ローカス賞ノヴォレット部門受賞作品。

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    2012年02月21日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

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    アイリーンは美貌で才知溢れるオペラ歌手。
    牧師の娘だったペネロペ(ネル)・ハクスリーはロンドンでアイリーンに助けられ、一緒に生活していた。

    ボヘミアに行ったアイリーンからすぐ来てくれという手紙が来て、ネルもボヘミアに渡る。
    国民劇場のプリマドンナとして活躍していたアイリーン。
    王子に求愛されていたが、結婚でなければ応じないつもり。
    小さな国だが、王位継承者との結婚は難しかった。
    愛人になるよう求められて国を脱出し…

    ボヘミア王の追っ手を逃れ、さらに行方不明の宝石の謎も解こうとするが…?

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    2012年01月28日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

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    大変楽しく読みました。アイリーンかっくいい。
    訳者あとがきから推察するに、シリーズがどんどん翻訳・刊行されそうな予感。というか希望。
    黒猫探偵シリーズも面白そう!

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    2012年01月22日
  • おやすみなさい、ホームズさん 上

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    ホームズを出し抜いた唯一の女性、アイリーン・アドラーが主人公です。
    とても楽しいです。下巻読もうっと。

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    2012年01月22日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

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     上巻のゆるやかな時の流れから一転!
     ハラハラドキドキのものすごい勢いでクライマックスまで目まぐるしく場所と事情が変化します。
     途中で休むということができませんでした。
     書き手(女性)のハクスリーも活躍します。

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    2012年01月19日