日暮雅通のレビュー一覧
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ネタバレ最初のコンサルタントとしての韓非。p11
ある記者はこう呼んだ「ビジネスの哲人たちの特殊部隊(SWAT)」p12
1966年には、求人を口実に『タイム』に広告を出した。ある広告の見出しには、「マッキンゼーで成功するために必要なことは?」とある。答えは、「複雑な問題を解決する想像力をともなう、一流の教育で磨かれた知力。自信と表現する技術、可能性を引き出すことにつながるほかの人々に対する感受性。そしてもちろん、立派な人格とすぐれた基準」だった。p57
マッキンゼーは革新的なアイデアで称賛されているのではなく、複数の仮説が厳しい現実のなかで生き残るかどうかを試すという、体系的なアプローチで称賛 -
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「カクテルをシェークするときは、きちんとシェークすること!演出の手腕はこれで決まりますし、氷をシェーカーの端から端まで動かさなければ、カクテルは目覚めません。これをしなかったらインチキですよ、きまりを守っていないんですから」ⅷ
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4.シェーカーは、できるだけしっかりと振ること。ただ揺さぶるだけではいけない。カクテルを眠らせるのではなく、目覚めさせるのだから!
6.かつてハリー・クラドックは、カクテルの最良の飲み方を訊かれて、こう答えた。「さっさと飲むこと。カクテルがあなた -
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ヴァン・ダインと言えば、四半世紀も前の高校時代に、やはり創元推理文庫の従来訳版で「グリーン家」「僧正」「カブト虫」「ケンネル」「カシノ」などを読んでいたものの、デビュー作である本書は初めてでした。
タイトルが示すとおり、証券会社の経営者であるベンスンが自宅で射殺されているとの通報からお話は幕を開けます。
そこからヴァンスが真犯人を指摘して犯人逮捕にいたるまでの、ほぼ一週間の出来事が語られます。
連続して事件が起きるわけでもなく、どちらかと言えば地味なストーリーというのが、読後の印象です。
とはいえ、決して退屈という意味ではありません。
探偵役であるファイロ・ヴァンスは、伯母の遺産を相続し悠 -
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本書ですが、探偵役のファイロ・ヴァンスの性格とその推理方法がとても個性的で結構楽しめました。ヴァンスは、普通なら最有力の手掛かりと考える物的証拠や状況証拠を危険なものとして退け、唯一本当の手掛かりになるのは心理的なもの、として、現在でいうところの犯罪プロファイリングに近い手法を捜査に用いています。ただ、印象としては、犯罪の心理的要因に頼ったヴァンスの推理方法……こちらも少々危なっかしい気がするのですが(^_^;)
もっとも、犯人当てのゲームとしては不十分かもしれませんが、物的証拠、状況証拠だけをもとにした推理をヴァンスがことごとく覆し、それがいかに危険な手法であるかを説明していくところなど -
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ホームズのところに持ち込まれた謎の暗号。そこに示し合わせたように、暗号に書かれた男が惨殺された知らせがもたらされる。
頭部をショットガンで打ち抜かれた被害者。そばに落ちていた「V.V.」と書かれた文字。抜き取られた結婚指輪。跳ね橋があがっており密室だった屋敷。
ホームズはワトスンを伴い現場へと駆け付け、この難解な事件へ挑む。
海外の作品は人の名前がまったく頭に入らなくて苦労する……特に本作は色んな名前が飛び交うので、ストーリー云々よりもそこで躓いてしまった。
しかしそれをぐっと飲み込み読み進めると、思いもしなかった展開に中盤からはページをめくる手が止まらなかった! -
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ネタバレという訳で、後篇です。
いやはや、夢食いモスラに哲学しすぎる巨大タランチュラ、
おまけにスカイネット的ジャンク製AIと来ましたか。
スチームパンクと言えば蒸気機関と機械仕掛けの狭間で自我が芽生える、
というのはお馴染みですが、その特異な精神の在り方がが
ヴァンパイアすら吸い殺す精神を食べる系のクリーチャーの天敵、というのは何とも。
人工知能VS超常現象クリーチャー、その狭間で人は、街は?
的な展開で今後も続いて行くような気がします。行けばいいな(願望)
このボリュームでパート1ってのも贅沢な話で。読むの結構かかったよ。
鳥人ヤガレクがどうにも「ウォッチメン」のロールシャッハさんとダブって見 -
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「都市と都市」で色んな人の魂をかっさらったチャイナ・ミエヴィルの本邦最新文庫作。
どちらかと言うとこちらの作品のほうが古く、またシリーズ化もしているのですね。
特筆すべきは何といっても世界観でしょう。
いきなり都市の地図。
そして始まる固有地名連発のモノローグ。
入り乱れる種族・文化圏とギミック。
これは・・・ハイファンタジーに入れるべきなのか?という気もしますが、
スチームパンクとファンタジー要素は相性がいい、ということで。
上巻は「どうよ、この世界観」的な描写が延々続いて話が進まないので、
こういうの美味しく頂けない人は挫折しやすいかも。
まぁ、途中からジェットコースターなんですけどね