日暮雅通のレビュー一覧

  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    新訳シャーロック・ホームズ全集、第9段

    最後の長編版ホームズ

    ホームズの活躍シーンは全体の1/3程度だが、

    モリアーティ教授が背後に隠れていると序盤に書かれているので、

    なんだかドキドキしながら読んでしまう

    いつものごとく半分は推理、半分は事件の背景

    ホームズはやはり面白い!

    0
    2012年07月03日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    Posted by ブクログ

    再読・光文社版。「最後の挨拶」は珍しい三人称形式。「悪魔の足」は最後無茶すんな!と言いたくなるw「追想録」ということで内容の出来はともかく、なんだかしんみりする一冊。

    0
    2012年05月11日
  • ジェイクをさがして

    Posted by ブクログ

    都市と都市を読んで興味を持ったので購入。
    私が読んだことある中ではラブクラフト的、マシスン的な印象
    「仲介者」「飢餓の終わり」あたりの日常と狂気の境は面白いが、
    全体的に分かりにくいところもあり他人にはお薦めしない。
    他作品との関係は掴みきれないが「ジャック」は
    『お祈り』と出てきた時点でPraying Mantisが浮かび
    その通りだったので思い描きやすかった。
    叔父は「拝み太郎」に拝まれたら死ぬと教えられていて
    今でもPraying Mantisが嫌いなことを思い出した。
    拝まれて死ぬか、死者を祈るか、そんな解釈。

    0
    2012年03月25日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

    Posted by ブクログ

    再読。光文社版は初。巻末に注釈と当時の挿絵掲載なのが良。『マザリンの宝石』『ソア橋の難問』『這う男』『サセックスの吸血鬼』『三人のガリデブ』『高名な依頼人』『三破風館』『白面の兵士』『ライオンのたてがみ』『隠居した画材屋』『ヴェールの下宿人』『ショスコム荘』ホームズ自ら書いた事件もいい。やはりこの巻は「三人のガリデブ」かな

    0
    2012年05月11日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    Posted by ブクログ

    新訳シャーロック・ホームズ全集、第6段。

    晩年のホームズが描かれた短篇集

    特に最後に載せられている最後の挨拶は、ホームズの最後の事件である

    0
    2012年07月03日
  • 四つの署名

    Posted by ブクログ

    新訳シャーロック・ホームズ全集、第5段。

    緋色の研究に続く、長編

    ワトソンが恋を成就させたり、ホームズの怠惰なシーンも

    読んで思うことはやはり長編より短編がおもしろい

    0
    2012年07月03日
  • ジェイクをさがして

    Posted by ブクログ

     短編集。面白かった。
     特に「都市」というものだけを題材にしているわけではないのだが、しかし物語の基盤にはいつも、街や都市というものの存在の曖昧さや、街や都市がその内部に宿している何かに対する恐れのようなものが潜んでいるように思う。

    0
    2012年01月31日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    Posted by ブクログ

    挿絵を見ながらずーーっと誰かに似てると思ってたんだけど今わかった。プーチンだ。(でもちゃんと見比べたら生えぎわしか似てなかった)

    0
    2012年01月26日
  • 都市と都市

    Posted by ブクログ

    モザイク状に組み合わさった領土を持つ、二つの都市国家間で起こった殺人事件を捜査する刑事の姿を描いた小説。

    読んでみると純粋なSFやファンタジーという感じではなく、都市の様子なんかはけっこう現代的な印象。

    しかし設定は綿密に作りこまれていると感じます。ファンタジーやSF要素のあるミステリはたまにトリックを成立させようとするあまり、世界観やルールが作りこまれすぎていて不自然な印象を受ける時があるのですが、この小説は二つの国家間でのルールを自然に生かした、世界観ありきの小説で都市と都市の魅力を引き出すために殺人事件を使っているんだな、と感じました。

    少し切ないラストもいい印象で、架空世界を舞台

    0
    2014年04月19日
  • おやすみなさい、ホームズさん 上

    Posted by ブクログ

     アイリーンが歌姫として時代に認められる前の下積みの頃から描かれています。
     上巻は役者をそろえていく段階ですが、随所に彼女の果敢さ、機転、努力の様が綴られて、読み応えがあります。
     「ボヘミアの醜聞」で、まさに謎そのもののように失踪した理由とは?
     下巻を読むのが楽しみです!

    0
    2012年01月10日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    事件そのものも「なるほどね」という真相だし、事件の発端のエピソードもなかなかにハードなテイスト。
    ホームズとワトソンが出てこなくても、面白かった。

    でも、なぜこうも女性が愚かで魅力がないのだろう。
    時代ですかね。仕方ないのか。

    0
    2011年12月18日
  • おやすみなさい、ホームズさん 下

    Posted by ブクログ

     アーサー・コナン・ドイルの『ボヘミアの醜聞』の平衡世界(スピンオフ)。主人公は、あのアイリーン・アドラー。
     この著者の『アイリーン・アドラーシリーズ』は、今作以外にも続いている(本作を含め、8冊出版)ようだが、この先、同じように翻訳されて文庫化されるのかな?
     だとすれば、一応目を通したいけれど…。

    0
    2011年11月27日
  • おやすみなさい、ホームズさん 上

    Posted by ブクログ

     アーサー・コナン・ドイル氏の短編第一作『ボヘミアの醜聞』中に登場する「あの女性(ひと)」…アイリーン・アドラーが主体となったパスティーシュ作品。
     今作の彼女は探偵役。そしてホームズシリーズを準えるように、語り手…つまりワトソン役として、失職中の女性・ペネロピーが登場する。
     勿論、ゴドフリー法廷弁護士も、あのボヘミア皇太子も登場する。
     話の内容よりも、むしろ「あの短編の彼女が、ここまで(その存在が)独り歩きするなんて!」ということで感慨深い。ドイル氏の力量故か、この著者の情熱故か…。

    0
    2011年11月27日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    Posted by ブクログ

    アラ。
    今までのより、どの短編もガッツリ厚みがあった気がする。
    と思ったら、この一冊がまとまるまでに、すごい年数がかかっているのですね!!

    「ブルース・パーティントン型設計書」は、BBCの「SHERLOCK」でまんまエピソードが組み込まれていたのでウハウハvv
    ぜひともBBCには「悪魔の足」も映像化していただきたい。
    つーかどれもこれもホームズとワトソンの二人で一つ的な活躍がいいので、ぜひ、BBCには。頑張っていただきたい。

    でも「最後の挨拶」はなかなかにこう、胸に詰まるものがありますね……
    この時代背景もそうですが……
    つかず離れず、数十年に渡って付き合うバディ……泣かすなあ。

    0
    2011年11月03日
  • 四つの署名

    Posted by ブクログ

    軽ーく読めるホームズ2作目('◇')ゞ
    ドクター・ワトスンとメアリ・モースタンの出逢いが書かれてます☆
    ホームズがパッとしないままあっさり終わったかなぁ。

    0
    2011年07月31日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

     バスカヴィル家に伝わる、祟りの魔犬伝説。現実にバスカヴィル家の主が亡くなったそばには巨大な犬の足跡が残されていた。そんなことから依頼を受けたホームズは、ワトスンと共に捜査を始めることにする。

     さすが一番シリーズで人気の高い本とあって、謎が多く、ホームズすらてこずり、ボリュームのある1冊だった。
     犯人も犬も影は常に感じるのに、なかなか姿を現さず、ついに!と思えば……という展開が待ち受けていたり、読み物としてはとてもよくできていると思う。
     しかし、本書において致命的だったのは注釈で犯人が推測できてしまったこと。

    0
    2011年06月01日
  • 四つの署名

    Posted by ブクログ

     ホームズシリーズの第2作。

     父の行方がわからなくなり、数年前から高価な真珠が誰からか届くようになったという女性がホームズを訪れる。その誰かから、今までの埋め合わせをするので、指定する場所に来てほしいという手紙が送られてきたので、一緒に来てほしいという依頼に興味を持ったホームズは、ワトソンを伴って行くことにする。
     現れた男に連れられて手紙の送り主の家へと到着したホームズ一行は、そこで本人すら知らなかった依頼人の境遇を知ることになる。

     2作目にして、ホームズとワトスンの掛け合いのリズムが以前にも増して良くなり、まるで2人芝居を見ているようだなと思った。
     ホームズの頭脳はもちろんのこと

    0
    2011年04月14日
  • 四つの署名

    Posted by ブクログ

    『四つの署名』
    作:アーサー・コナン・ドイル 訳;目暮雅通
    初版発行:070120
    発行所 :光文社
    登場人物:メアリ・モースタン
         今回の依頼人。
         サディアス・ショルトー
         ジョン・ショルトーの息子。
    あらすじ:暇にしたホームズの所に若い女性が訪ねて来た。四年前から高価な真珠を送って来た人物が会いたいと言って来ているが自分一人だけでは不安であると___。彼女と一緒にホームズ達が出かけることになったが………。
    目次  :推理の科学
         事件の陳述
         解決を求めて
         はげ頭の男、語る
         ポンディシェリ荘の惨劇
         ホームズ、論証する

    0
    2010年08月19日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    そんな犬は存在しない、結局は犯罪などは人間が起こしてしまう。何かのせいにして自分はしていないといいきる…人間の酷い所がよくわかる話です。

    0
    2010年01月15日
  • ダイヤモンド・エイジ 上

    Posted by ブクログ

    「偽善者だったからこそ二十世紀末、ヴィクトリア主義者は軽蔑されていたわけです。彼らを偽善者呼ばわりした人々の多くは、当然ながら、身にやましい点があった。それでもパラドックスを感じなかったのは、自分たちが偽善者でなかったから−道徳的スタンスもとらず、道徳心もなかったからです。」

    「当たり前なのだよ、実際の話。厳格な行動基準を遵守することがかんたんだとは、誰も言っていない。それには困難がつきまとう−道すがら、われわれは間違いも犯す−だから面白いのだ。内面的葛藤。本能と、独自の道徳体系を希求する厳粛な心との、無限に続く争い。人間本来の姿だ。問題は、その葛藤のなかで、どうふるまうか。それがあとになっ

    0
    2009年10月04日