日暮雅通のレビュー一覧
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アイリーンが歌姫として時代に認められる前の下積みの頃から描かれています。
上巻は役者をそろえていく段階ですが、随所に彼女の果敢さ、機転、努力の様が綴られて、読み応えがあります。
「ボヘミアの醜聞」で、まさに謎そのもののように失踪した理由とは?
下巻を読むのが楽しみです!Posted by ブクログ -
事件そのものも「なるほどね」という真相だし、事件の発端のエピソードもなかなかにハードなテイスト。
ホームズとワトソンが出てこなくても、面白かった。
でも、なぜこうも女性が愚かで魅力がないのだろう。
時代ですかね。仕方ないのか。Posted by ブクログ -
アーサー・コナン・ドイル氏の短編第一作『ボヘミアの醜聞』中に登場する「あの女性(ひと)」…アイリーン・アドラーが主体となったパスティーシュ作品。
今作の彼女は探偵役。そしてホームズシリーズを準えるように、語り手…つまりワトソン役として、失職中の女性・ペネロピーが登場する。
勿論、ゴドフリー法廷...続きを読むPosted by ブクログ -
アーサー・コナン・ドイルの『ボヘミアの醜聞』の平衡世界(スピンオフ)。主人公は、あのアイリーン・アドラー。
この著者の『アイリーン・アドラーシリーズ』は、今作以外にも続いている(本作を含め、8冊出版)ようだが、この先、同じように翻訳されて文庫化されるのかな?
だとすれば、一応目を通したいけれど...続きを読むPosted by ブクログ -
アラ。
今までのより、どの短編もガッツリ厚みがあった気がする。
と思ったら、この一冊がまとまるまでに、すごい年数がかかっているのですね!!
「ブルース・パーティントン型設計書」は、BBCの「SHERLOCK」でまんまエピソードが組み込まれていたのでウハウハvv
ぜひともBBCには「悪魔の足」も映像...続きを読むPosted by ブクログ -
「偽善者だったからこそ二十世紀末、ヴィクトリア主義者は軽蔑されていたわけです。彼らを偽善者呼ばわりした人々の多くは、当然ながら、身にやましい点があった。それでもパラドックスを感じなかったのは、自分たちが偽善者でなかったから−道徳的スタンスもとらず、道徳心もなかったからです。」
「当たり前なのだよ、...続きを読むPosted by ブクログ -
本の中に出てくる本は面白い。と確信しています。たぶん劇中劇みたいな感じでその行為が現実の自分とシンクロしているからだと思います。映画とかにすると途端につまらなくなる。
この小説が書かれたのと同じ95年(win元年)「LULU」というヴィクトリア風動く絵本のCD-ROMがあったけど、つまんなかった。
...続きを読むPosted by ブクログ -
聖典のシャーロック・ホームズとはまったくの別人。
特にワトソン先生の愚鈍な書き方には、最後までイライラしてしまった。
しかし物語の出来は素晴らしく良い。
冒険活劇としては充分楽しめました。
でもシャーロック・ホームズ物としては違いすぎています。
シャーロック・ホームズ氏のファンが書いた、二次小説と思...続きを読む -
シャーロック・ホームズ物語にヒロインはいらないよなぁ。
登場人物がドジ過ぎる。
読むのが辛くなってしまいました。
私的にはおすすめはしません。