日暮雅通のレビュー一覧

  • おやすみなさい、ホームズさん 上
     アイリーンが歌姫として時代に認められる前の下積みの頃から描かれています。
     上巻は役者をそろえていく段階ですが、随所に彼女の果敢さ、機転、努力の様が綴られて、読み応えがあります。
     「ボヘミアの醜聞」で、まさに謎そのもののように失踪した理由とは?
     下巻を読むのが楽しみです!
  • 恐怖の谷
    事件そのものも「なるほどね」という真相だし、事件の発端のエピソードもなかなかにハードなテイスト。
    ホームズとワトソンが出てこなくても、面白かった。

    でも、なぜこうも女性が愚かで魅力がないのだろう。
    時代ですかね。仕方ないのか。
  • おやすみなさい、ホームズさん 上
     アーサー・コナン・ドイル氏の短編第一作『ボヘミアの醜聞』中に登場する「あの女性(ひと)」…アイリーン・アドラーが主体となったパスティーシュ作品。
     今作の彼女は探偵役。そしてホームズシリーズを準えるように、語り手…つまりワトソン役として、失職中の女性・ペネロピーが登場する。
     勿論、ゴドフリー法廷...続きを読む
  • おやすみなさい、ホームズさん 下
     アーサー・コナン・ドイルの『ボヘミアの醜聞』の平衡世界(スピンオフ)。主人公は、あのアイリーン・アドラー。
     この著者の『アイリーン・アドラーシリーズ』は、今作以外にも続いている(本作を含め、8冊出版)ようだが、この先、同じように翻訳されて文庫化されるのかな?
     だとすれば、一応目を通したいけれど...続きを読む
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    アラ。
    今までのより、どの短編もガッツリ厚みがあった気がする。
    と思ったら、この一冊がまとまるまでに、すごい年数がかかっているのですね!!

    「ブルース・パーティントン型設計書」は、BBCの「SHERLOCK」でまんまエピソードが組み込まれていたのでウハウハvv
    ぜひともBBCには「悪魔の足」も映像...続きを読む
  • 四つの署名
    軽ーく読めるホームズ2作目('◇')ゞ
    ドクター・ワトスンとメアリ・モースタンの出逢いが書かれてます☆
    ホームズがパッとしないままあっさり終わったかなぁ。
  • バスカヴィル家の犬
     バスカヴィル家に伝わる、祟りの魔犬伝説。現実にバスカヴィル家の主が亡くなったそばには巨大な犬の足跡が残されていた。そんなことから依頼を受けたホームズは、ワトスンと共に捜査を始めることにする。

     さすが一番シリーズで人気の高い本とあって、謎が多く、ホームズすらてこずり、ボリュームのある1冊だった。...続きを読む
  • 四つの署名
     ホームズシリーズの第2作。

     父の行方がわからなくなり、数年前から高価な真珠が誰からか届くようになったという女性がホームズを訪れる。その誰かから、今までの埋め合わせをするので、指定する場所に来てほしいという手紙が送られてきたので、一緒に来てほしいという依頼に興味を持ったホームズは、ワトソンを伴っ...続きを読む
  • 四つの署名
    『四つの署名』
    作:アーサー・コナン・ドイル 訳;目暮雅通
    初版発行:070120
    発行所 :光文社
    登場人物:メアリ・モースタン
         今回の依頼人。
         サディアス・ショルトー
         ジョン・ショルトーの息子。
    あらすじ:暇にしたホームズの所に若い女性が訪ねて来た。四年前から高価な...続きを読む
  • 四つの署名
    月刊誌連載の前に書かれた長編第二作。事件のない退屈をコカイン注射で紛らすホームズという、ショッキングな幕開けから、ホームズの語る“料理学”、そしてメアリ・モースタン嬢の持ち込む不思議な事件へと、物語は興味深い展開をみせる。ベイカー街不正規隊(イレギュラーズ)の活躍、依頼人に惚れてしまうワトスン、アグ...続きを読む
  • バスカヴィル家の犬
    そんな犬は存在しない、結局は犯罪などは人間が起こしてしまう。何かのせいにして自分はしていないといいきる…人間の酷い所がよくわかる話です。
  • ダイヤモンド・エイジ 上
    「偽善者だったからこそ二十世紀末、ヴィクトリア主義者は軽蔑されていたわけです。彼らを偽善者呼ばわりした人々の多くは、当然ながら、身にやましい点があった。それでもパラドックスを感じなかったのは、自分たちが偽善者でなかったから−道徳的スタンスもとらず、道徳心もなかったからです。」

    「当たり前なのだよ、...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの事件簿
    短編なのでスイスイ読めるが、なんか話が全体的に似たりよったりな様な気がする。変化に乏しいというか・・・。
  • ダイヤモンド・エイジ 上
    本の中に出てくる本は面白い。と確信しています。たぶん劇中劇みたいな感じでその行為が現実の自分とシンクロしているからだと思います。映画とかにすると途端につまらなくなる。
    この小説が書かれたのと同じ95年(win元年)「LULU」というヴィクトリア風動く絵本のCD-ROMがあったけど、つまんなかった。
    ...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの事件録 芸術家の血

    シャーロック・ホームズではない

    聖典のシャーロック・ホームズとはまったくの別人。
    特にワトソン先生の愚鈍な書き方には、最後までイライラしてしまった。
    しかし物語の出来は素晴らしく良い。
    冒険活劇としては充分楽しめました。
    でもシャーロック・ホームズ物としては違いすぎています。
    シャーロック・ホームズ氏のファンが書いた、二次小説と思...続きを読む
  • 僧正殺人事件

    プラウザで読めない

    SS、スチームシップ、ヴァンダイン。
    6本くらいが著作数ではベストと言いつつ、12本くらい書いている。
    グリーン家と並んで評価が高い本作品。
    何故かプラウザで読めない設定になっていることに対する評価であって
    中身とは関係ないです。
    中身はクロフツの樽並みに面白い。クイーンさんよりは、やっぱし上。
    W...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの事件録 眠らぬ亡霊

    ロマンスはいらない

    シャーロック・ホームズ物語にヒロインはいらないよなぁ。
    登場人物がドジ過ぎる。
    読むのが辛くなってしまいました。
    私的にはおすすめはしません。