日暮雅通のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズの思考術

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    シャーロック・ホームズを題材とし、人間の思考について解説する。ホームズ系の本というよりは、ホームズをフレーバーにして、心理的な現象を説明しようとした本であり、内容はやや小難しい。うまく頭に収めようとすると、何度も読み直す必要があると感じた。

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    2025年12月25日
  • ベンスン殺人事件

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    綿密に計画された犯罪は個の心理から構築される唯一無二の芸術品…心理の追跡は物的証拠や状況証拠よりも尊い…
    なんと心理探偵は1926年に既に誕生していたのか。ポアロが心理云々を重視するようになったのは確か中期あたりから(?)だし、ロジャー・シェリンガムとはどっちが先なのだろう。
    黄金時代の幕開けと称されているが、幕開けから既にこんなに皮肉られまくってるのジャンルとして煮詰まりすぎだろう。やや弱めの多重解決要素まであるし。今や英国のバークリーと共に米国では忘れ去られた悲しき作家らしいが、いまだに本格が根強い孤高の島国ではいつまでも読まれ続けられるのではないか。

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    2025年09月27日
  • 僧正殺人事件

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    ネタバレ

    「見立て殺人」の始祖的作品ということで読んだ。マザーグースの歌になぞらえて殺人が行われる。
    登場人物がかなり死んだのもあり、最終的に容疑者が教授、その弟子筋にあたる数学者の男性、教授の姪くらいしかいなかった。この弟子の数学者男が犯人かと思わせておいて(作中でもヴァンスがその体で話を進めていて)最後の問答をしているところで教授がワインを飲み死ぬ。教授が数学者男を犯人にするために仕立て上げた犯罪だったと判明する、という流れ。
    序盤から捜査に顔を挟んできた数学者男が犯人かと思ってたら教授だったので驚いた。ひとつひとつの殺人はマザーグースの見立てがあるだけで、どの殺人も容疑者達なら可能な内容だった。タ

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    2025年09月19日
  • クラーケン(上)

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    読み終えてからかなり時間が経ってしまったので、朧げだが、本作はもしかしたらクトゥルフ神話が分かってないと理解出来なかったのかも知れないと今更ながら思った。当時は不思議な話だなあという程度だったが。

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    2025年09月01日
  • 僧正殺人事件

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    マザーグースと数学者
    結びつきそうにない二つが、殺人事件という現実で出会う。

    そもそも童謡にはホラーが潜んでいる。
    ミステリーには合理的な結末が求められる。
    意外にもこのふたつは相性が良いらしく、ミステリー小説の連続殺人事件の演出に、まま使われている。
    この小説はその原点のひとつらしい。

    そんな目で見て、読んでみるのも楽しみのうちかも……

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    2025年08月18日
  • グリーン家殺人事件

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    ヴァン・ダイン(多分著者自身)による事件の記録という形で書かれていて、そこは嫌いではなかったが注釈が少しだるかった。(注釈まで話の一部になってる部分があるため読み飛ばさないほうがいい。)
    探偵役ヴァンスの例え話も難しくてよく分からず…、ただ検事マーカムと刑事ヒースがウザがってくれていたためストレスは無かった。
    事件自体はいかにもな舞台にいかにもな名探偵で好みだったし、謎解き部分では散らばった要素がうまくまとめられ面白かった。全体に漂う不吉な雰囲気も良かった。

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    2025年05月15日
  • 僧正殺人事件

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    再読
    のはずだけど、ぜんぜん覚えていない。実は読んだという記憶すら怪しい。
    見立て殺人の嚆矢となる作品なんだそうだ。マザーグースに見立てた作品は多いけど、残念ながらマザーグースに詳しくないので、どうにもピンと来ない。ちょっと苦しい。

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    2025年05月11日
  • グリーン家殺人事件

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    再読
    「呪われた一族」「閉鎖空間の連続殺人」→このパターンの本家本元みたいな作品。クイーンの『Yの悲劇』につながる作といってもいいかも。
    ファイロ・ヴァンスってどんな探偵だったっけ? と再読してみたけど、いいねぇ。思わせぶりで貴族的な態度は、名探偵の鉄板のパターンだね。

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    2025年04月19日
  • グリーン家殺人事件

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    ネタバレ

    お初の方の本。ミステリ界では有名で古典と呼ばれてるらしい。探偵役は美術にちょっとうるさいタイプで、助手はほとんど…というか、まったく喋らない。ニューヨークにある古い屋敷に縛り付けられた一族の血塗られた事件。どいつもこいつも性格が悪く、家族同士でいがみあっている始末。母親なんて目も当てられない。それから捜索等が全くもって進まず、しかも探偵役が真相にたどり着いても、まだ待て、まだその時じゃないと止めてくる始末。あんまりにもゆったりしすぎてる。屋敷内は調べ上げたのに、屋敷の外や庭はまったく捜索されなかった。最後もなんだか分かりにくい。私には合わなかった、残念。

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    2025年03月24日
  • グリーン家殺人事件

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    古典すぎてしんどかった。
    もともと海外物の小説はそんなに得意ではなかった。日本とは違う言い回しとか慣用句、馴染みのない引用、聖書などの常識もないので、はなから読みにくい。まして古典なので、事件から捜査から推理から、その流れがゆっくりに感じた。
    恐らく作品が発表されたころはこの内容も斬新だったのだろうな。事件の最初のあとは中盤を飛ばしてすぐにまとめになるあたりを読んで、結論を読んで終えてしまった。
    気が短くてすみません。最初から最後までつぶさに読むのは無理だった。

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    2025年03月12日
  • カナリア殺人事件

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    ネタバレ

    ニューヨークのフォーリーズで活躍してカナリヤという愛称のあった美女(今で言うラウンジ嬢とかプロ彼女?)が殺された事件のお話。

    犯人は妻子持ちのおじさんだった。レコードに女声で台詞を吹き込み女性が生きてるように見せかけて殺害時刻を偽装した。
    殺人を実行している時にワードローブ内にカナリヤを恐喝しにきた別の男が隠れていたことが話をややこしこくさせていた。

    探偵ヴァンスの「自分の生命はその当人のもので、当人が好きなようにしてよい。(中略)僕は、むしろ自殺は人間に残された唯一の権利だとまでいいたいくらいだよ」という思想のもと、犯人は拳銃で自殺して幕。

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    2025年01月29日
  • グリーン家殺人事件

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    ネタバレ

    Yの悲劇ほどではないが、衒学的で読みづらい。
    ドイツ語やギリシャ悲劇の引用などが多数出てくる。
    メトロポリタン美術館のことを「ヨーロッパが引き取りを拒否した死体の陳列室」と評したのは面白かった。

    探偵は貴族のファイロ・ヴァンス。著者のヴァンダインが友人として事実を記録したかのように書いてある。

    要素は、古いお屋敷、奇妙な一族、一族の連続殺人。
    屋敷から人を離れさせない理由として、亡くなった当主の遺言で「屋敷から離れたら相続権なし」としていた。

    犯人は養子の末っ子。実父がドイツ人の精神病にかかっている殺人鬼で、血筋が悪さをして犯行に及んだという筋書きだった。自作自演で自分を撃ったり、警察と

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    2025年01月22日
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下

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    自然言語と人工言語、宗教に関する部分が特に好きだった。

    VR空間と現実世界の描写がいったりきたりするので、集中して読まないとすぐ置いていかれそうになるのが大変だった。

    物語全体の構成としてはそこまで難しくはないけども、1つ1つを構成するパーツが難解であり読み応えがある。いろんな作品に影響は与えてるだろうなぁとは感じた。

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    2024年12月14日
  • カナリア殺人事件

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    ネタバレ

    カナリアと呼ばれたブロードウェイの女優が、自室で絞殺される。部屋は激しく荒らされ、完全な密室だった。事件の晩に男と出掛けた後自室に戻ってからは、誰も部屋には入っていないとメイドや電話交換手たちは証言する。
    検事マーカムに呼び出された探偵ファイロ・ヴァンスは、こじ開けられた宝石箱やわざと倒されたランプなど、荒らされた部屋の中の様々な矛盾を指摘する一方、カナリアと関係の深かった男たちを取り調べていく。
    カナリアと関係のある男たちは誰しもが何かを隠していたり、微罪を犯していたりする。事件の晩も自然とカナリアのもとに引き寄せられるなど、死に際しても男たちを翻弄するカナリア。
    クローゼットに隠れ、目の前

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    2024年11月17日
  • ベンスン殺人事件

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    ヴァン・ダインのデビュー作。
    好きな順に読んでしまうので、シリーズものなのにデビュー作が最後になってしまった(^_^;)
    でも「最初はこんな感じだったんだ!」と後から知るのも結構楽しい。

    〈名探偵ファイロ・ヴァンス〉が好きになったのは心理学的推理をするところ。
    バークリーの〈名探偵シェリンガム〉も同じく心理学的推理。
    バークリー作品の解説によると、アメリカでベストセラーになっていた同じ心理を扱うヴァン・ダインを意識していたのではと書いてあった。
    次第に心理的なものを扱わなくなったヴァン・ダインに対して、バークリーはとことん心理的なものを追求していったらしい。

    物的証拠にこだわる地方検事マー

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    2024年10月23日
  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    面白かったのだけれど、第二部が長いし、こんな全部話す必要あった?と思ってしまった。セシルとか奥さんとの出会いとか、ダグラスがどんなふうに逃げてきたかを描いた方が良かった気がする。

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    2024年09月17日
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 下

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    ネタバレ

    宗教&言語ウィルスのパートは難解だった。結局のところよく分からず、煙に巻かれた感じはある。
    終盤の派手な戦闘アクションはもし映像化したら面白そうではあるが、主人公ヒロがその後どうなったのかははっきり描かれないのでモヤモヤが残る。

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    2024年09月16日
  • バスカヴィル家の犬

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    1901年のシリーズ5作目です。
    今回は、ワトソンが活躍?します(笑)
    ホームズとワトソンの掛け合いが少なくて、ちょっと残念ですが、ミステリとしては面白く世界観に没入しました。

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    2024年07月21日
  • 都市と都市

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    二つの都市国家が同じ土地に混在する摩訶不思議な舞台で、主人公が二つの都市の成り立ちや歴史の秘密に迫る、SFというよりはサスペンス。千年近い暗黒時代があって誕生したのがこの都市と都市の不思議な成り立ちらしく、まことしやかに噂される都市伝説もあるが、その謎もきちんと解き明かされるのがなんだか電脳コイルっぽいと思った。解説の大森氏が述べるように、本当の主人公は都市で、不思議な世界を味わうことのできる一冊。
    2017.2.4

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    2024年07月08日
  • 四つの署名

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    ネタバレ

    シャーロックホームズシリーズの中ではあんまりしっくりこなかった。犯人この人か!っていう驚きはなかった。コカインやめて笑

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    2024年07月01日