日暮雅通のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
帯でなく表紙へ大書されているように
SF関係の賞だけでなく世界幻想文学大賞も受賞している本
中身は解説にもある通りハードボイルド調の警察もので
この前読んだ「愛おしい骨」と同様に
翻訳を透してそれだけで文化の違い(というより日本が島ということか)を
感じる風な小説だが
舞台設定が奇抜でそこがSF側のこれがSFだと推挙するところである
「都市と星」というより「不確定世界の探偵物語」みたいな感じかと読んでいたが
これを書いてしまうと未読のひとにいらぬ先入観を与えそうで嫌だが
書かずにいられないので書くと
「メンインブラック」にしか見えない
一度そう思うとコメディにしか見えない
というわけで読んでい -
Posted by ブクログ
"小説の中に登場する名探偵をあたかも実在の人物と見立て、名探偵の頭の中を覗き込み名探偵の如く思考するとはいかなることかをシャーロック・ホームズをこよなく愛する筆者が解明している。
参考文献が掲載されているので、もっと深く考察したい人にもやさしい。
文献を列挙しておく
マインドフルネスについて
・心の「とらわれ」にサヨナラする心理学
・ハーバード大学教授が語る「老い」に負けない生き方
・人間の本性を考える 心は「空白の石版」か 上・中・下
・心の仕組み 上・下
科学的思考法を身につける
・コナン・ドイル書簡集
・心理学の根本問題
・科学革命の構造 トマス・クーン
・才能を開花させ -
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Posted by ブクログ
数々の賞を受賞しカズオ・イシグロも絶賛したという小説。
十何年ぶりに再読した。
ベジェルとウルコーマという壁のない東西ベルリンみたいな話て2つの都市は異なる発展、言語で相互の国民が見ないことによって分断されていて、その境界を乱すものを監視するブリーチという超法規的謎の権力組織がその入り組んで隣接する境界を管理徹底している。
そこに一人の女性の遺体が発見され……
クロスハッチやブリーチなんていう特殊な言葉が普通に使われる。前後の文脈である程度わかるが、この世界の人達にとっては普通なので不都合についての感想は述べるけどその用語の説明はしない。
隣接都市を盲点に追いやり共存するというユニークな設定 -
Posted by ブクログ
心理学や脳科学などの科学的な成果からどういう心構えでいればいいか。マインドセットの話。理想の賢人ホームズと凡人ワトソンというのを使って述べている。ただ、ホームズの凄さは事件の全貌をコナン・ドイルは知っていてホームズとワトソンを書き分けている。杉下右京などもそう。この作者にしてもあくまでも架空の人物の活躍なので後付ととるかそれに託したと思うかで印象は違うかも。多少専門的な概念が出てくるけど大体、参照している論文などは同じなのでなんとなく知っている感じではあるかな。『パスカヴィル家の犬』読んでから読んだので関係性や雰囲気を理解しつつ読めた。ホームズに託すことがどこまで具体的なことかどうかはわからな
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語の舞台となるのは、ふたつの都市国家。両国の領土は隣り合っているというより、飛び地のように入り混じっている。区画ごとに国が入れ替わるような地域もあれば、公園の真ん中や木立の途中で国境が引かれた地域もある。網目状に入り乱れた国境線には壁はない。しかし両国の住人たちは幼い頃から訓練を受け、たとえそれが目の前にあっても、隣国の情景は意識から追い出すよう求められる。そしてその規則を破ったとき〈ブリーチ〉と呼ばれる組織がどこからともなくやってくる…。
奇抜な着想を、綿密なディテールによって読ませる、ハードボイルド・ミステリーでありSF小説。奇妙な都市と都市との間に、さらにもうひとつの都市が隠されている -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレワトスンが書いた(と、いう設定の)前作「緋色の研究」は、ホームズに言わせると
「ロマンチックが過ぎる」
ちゅうことやったけど、今回はロマンチックの極みやったな!
エッ!? いきなり恋に落ちちゃう感じ!?
ちゅうお約束のツッこみを、まさかホームズシリーズでやることになるとは・・・(笑)。
ワトスンくん、若い恋人をゲットしましたネ・・・。
細かい注釈を並行して読むほうが面白かった(前回は注釈をまとめてドカッと読んだ)。
「〇〇か▽▽かは、シャーロッキアンでの論争テーマの一つ」
とか注釈をうたれると、なんかニヤニヤしちゃうよね!
シャーロッキアンって社会的に認められているホームズおたくやもん