夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 鼻の上人

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    芥川龍之介の鼻のパロディの話。
    博雅の演奏シーンが音が聞こえてくるような、ゆったりとした雰囲気が伝わってくるようだった。

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    2023年01月14日
  • 陰陽師 鼻の上人

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    陰陽師絵物語の四冊目「鼻の上人」。
    四冊目というものの、他の絵物語持っていないや。どこかで買い求めるのか、求めないのか。それはそのときどき次第ということで。

    妙法寺の僧、善智内供の悩みは顎の下まで垂れ下がる長い鼻。悩みを抱える僧の前に蘆屋道満が現れて、という物語。

    この長鼻の僧侶の話って、どこかで読んだ気がするけど思い出せない。元ネタを知っていると思うのだけど、どこだっけ?小坊主が食事の際に鼻を持ち上げて、の絵を見た気がするので、どこかで漫画見たと思うんだけどなぁ。思い出せない。

    村上豊さん追悼の一冊となりました「鼻の上人」。
    昔話の素っ頓狂な部分と、綺麗な場面が魅力的な絵を描く人であり

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    2023年01月04日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    ずいぶん前に見たのであまり覚えていないが、博雅が笛を吹き始めた!しかも晴明がとんでもないことを言ってたwww忘れてもわかるくらい面白い一冊だ

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    2022年12月08日
  • 陰陽師 女蛇ノ巻

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    陰陽師の十六巻「女蛇ノ巻」。

    「さしむかいの女」冒頭でいつになく恋話に話を咲かせる晴明と博雅の二人。なんかいちゃいちゃ度が増しているように思えます。基本、陰陽師は二人のいちゃいちゃから始まることがほとんどですが、今回は微笑ましかった。博雅を称して「自然の人」というのは、こういう純粋な面があるからでしょう。

    「狗」と「にぎにぎ小納言」がよかった。というか怖い。
    祟りの怖さがあった二つ。「狗」の方は多弥子になんの落ち度もないのが、祟るという執着の強さを感じてしまって怖い。どちらも肉親の情が強いからこその怪しき事。
    情の強さは強さということか。
    「つよさ」で「こわさ」と読むのは、表裏一体が事実で

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    2022年12月04日
  • 陰陽師 玉兎ノ巻

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    陰陽師の十五巻『玉兎ノ巻』。

    「輪潜り観音」と「月盗人」がよかった。
    愛情、恋慕のゆえにおきてしまった怪しの事なのだけど、この二つは繋がっているよに思う。「水化粧」もか。
    事の初めは、純粋な想いだったはずが、いつの間にか雑多な感情が入り混じって、自分自身ではどうにもならなくなってしまった末の出来事。
    なるようになってしまったことは、なるようにしかならない。ただ、知ってしまったからには、自分にできることはして差し上げよう、という姿勢の晴明。そして道満。
    酒をもらう、酒のためならば、というのは道満の偽悪であるのです。

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    2022年12月04日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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    陰陽師の十三巻『蒼猴ノ巻』。

    「蝦蟇念仏」が良い。
    執念の物語。いつか迎える物語の結末を楽しみにしたいと思います。ぐちゃぐちゃの妄執の果ての結末。

    心のうちにあるどうしようもない衝動。そのぐつぐつしたままの熱量に突き動かされる描写が、夢枕獏作品の好きな部分。あの青猿の行動は自分本位なものなのだけど、善悪は抜きにして、突き動かされているのは確かなので。

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    2022年11月19日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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    陰陽師の十二巻『酔月ノ巻』。

    「首大臣」が良い。
    晴明と道満の不思議な関係。敵対の関係に思える二人だけど、たまたまいる場所が違がっているだけで、本質は同じなんだろうなぁと思う。
    なんというか、ブラックジャックとDr.キリコみたいな関係性。

    そういえば、道長以前の時代だったんだよな、と彼が登場するたびに確認。

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    2022年11月19日
  • 陰陽師 螢火ノ巻

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    陰陽師の十四巻『蛍火ノ巻』。

    「筏往生」が好き。望んでいるものを手に入れること。それを見つめ続けてしまったが故に、手放すことになってしまうという結末が無常感があって好きです。


    陰陽師を積読にしていた間に、装画を担当されていた村上豊さんがお亡くなりになられました。ひょうげた感じの装画が好きでした。陰陽師世界の奇妙な雰囲気。そこには怖さもあるのだけど、恐怖だけでなく陽だまりを感じさせる温もりがある世界。それを描いてくれていたと思います。
    ご冥福をお祈りいたします。

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    2022年11月19日
  • 腐りゆく天使

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    ネタバレ

    萩原朔太郎の静かに追い詰められていく心が…終章の、明らかに書き過ぎている手紙が本物の引用というのも狂気的でした。室生犀星からの返事は創作だろうけどこちらも良いです。
    埋められている「僕」、神父、萩原朔太郎の三つの視点でお話が進んでいくけれど、この三人の関係性は昏い。腐りゆく天使の甘い腐臭。
    引用されてる朔太郎の詩は勿論、作品の文体も好きでした。

    「しかし、心の裡にその美を感知する能力のない者にとつては、そこには美は存在しないのです。(中略)言ひかへるなら、心の裡に美を持つ者だけが、その美に感応することができるのです」「心の裡に神を持つ人が、神を見ることができるのです」「人の、裡なる神の量によ

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    2022年09月18日
  • 神々の山嶺 上

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    エベレストや様々な難所を巡る登山史、登攀史の記述は面白いです。

    ただ、僕には主人公の登山へのスタンスは受け入れられないので上巻で挫折です。

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    2022年09月05日
  • 幻獣少年キマイラ

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    物語の舞台の土地に住んでるので読みながらさらにワクワク…!
    少年漫画みたいなスピード感であっというまに読み終わってしまった

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    2022年09月03日
  • シナン(上)

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    『いのちの木のあるところ』からの派生読み。
    イスラム建築がちょっと気になったので。

    小説といいつつ、はじめから作者が
    史実に虚実を混ぜて書きますからね〜的に
    前振りをしてくれていて。
    いちおう主役はシナンだけど
    当時のオスマントルコをめぐる世界情勢に
    比重がかかったりもする。

    そもそも実在の宮廷建築家である
    ミマール・シナンが最高傑作を作ったのは
    87歳の頃だっていうんだから!
    これは、そこにいたるまでの一代記です。

    偶像崇拝の禁じられているイスラムで
    完璧な建造物に神を見出そうとしたシナン。
    なにか美しいもの、偉大なものを見た時
    確かに人ならざるものの手を感じることは
    あるんじゃないか

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    2022年09月02日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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     陰陽師・安倍晴明と官人・源博雅のコンビが活躍する陰陽師シリーズ第2弾。7編収録の短編集。
     陰陽師といえば物の怪との対決というイメージが強いかもしれないが、対決しつつも正体を暴き、そのような言動に走ったのかを解明することに主眼が置かれているように思う。そこには、儚くも哀しい物語があったりするのだが、どの時代も必ず物事には事情というものがあるのだなと改めて感じる。理由のない出来事はない。何かが起きる場合、必ずそれなりの理由が存在する。これは現代でも同じことに思う。

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    2022年08月31日
  • 神々の山嶺 下

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    夢枕獏さんの名は知ってましたが、作品は初読み。むかしむかし新田次郎さんの山岳小説や植村直己さんの冒険記を良く読んでました。そんなワクワク感は後半からでしたが、真相がわからない事実と絡めながらミステリーの雰囲気もあり、楽しめた一冊でした。

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    2022年07月21日
  • キマイラ1

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    ある高校に転校してきた大鳳吼。


    その高校には、九鬼や由魅、九十九、深雪がいた。


    次の巻を読もうか悩む。
    あまり好みではないけど、この後壮大な展開があるのか。

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    2022年07月01日
  • 陰陽師 生成り姫

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    長編版もよかった。
    男の勝手な都合に振り回された徳子が可哀想だと思った。鬼になりたくないのにならざるをえないほど心が耐えられなかったんだろう。
    博雅は本当に優しい男だ。
    相撲の話もそこで繋がったかと合点がいった。

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    2022年06月04日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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     陰陽師の何巻だったかのあとがきで紹介されていて、気になって手を伸ばした一冊。
     陰陽師の舞台を変えて、バディを光の君(光源氏)と蘆屋道満に置き換えた安定した構成。
     謎とその解明の過程で、キリスト教やギリシャ神話なんかも登場し神話の謎解きを楽しんでられる。
     葵の上が憑きものに悩まされ、その解決のために、蘆屋道満と光の君が、奔走する。
     まぁ完全無敵の蘆屋道満と、同じぐらい完全無敵の光源氏がバディで主人公なので、恙なくひもとかれはするけれど、陰陽師シリーズ好きなら問題なく楽しめる色んな意味でスピンオフ。

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    2022年06月01日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    呪について博雅が分かったような気がした時私も分かったような気がするし、博雅が分かってない時は私もあんまり分かってない気がする

    「陰陽師」の話はどれもあまり怖いと思ったことがないけど今回「覚」はちょっと怖いと思った

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    2022年05月26日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    付喪神、つくも神とは、日本に伝わる、長い年月を経た道具などに精霊(霊魂)が宿ったものである。人をたぶらかすとされた。

    「瓜仙人」
    梨売りと仙人 の昔話から逸話を取っているのかしら?
    管狐を竹筒に戻して解決。管狐(くだぎつね)とは、日本の伝承上における憑き物の一種である。長野県をはじめとする中部地方に伝わっており、東海地方、関東地方南部、東北地方などの一部にも伝承がある。

    「鉄輪」
    男を恨んで鬼となった貴族の女、それが茨木童子であるとする『平家物語』「剣巻」による。自分を捨て若い女といっしょになった夫を取り殺そうと、現世で鬼となった女の能。京都貴船神社の神職が、丑の刻詣での女に、鬼に変身させ

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    2022年05月22日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集

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    「アンモナイトもオウムガイも、五億年から四億年前の海に生まれ、月の時間を食べながら、成長していった生物である。」
    この言い回し狂おしいほど好き。

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    2022年04月30日