夢枕獏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんか、板垣「餓狼伝」があって、「餓狼伝BOY」があって、そうそう、谷口「餓狼伝」なんてのもあるわけですが、全部、元は、この夢枕「餓狼伝」なのですが、全部、微妙に浮かんでくる顔が微妙に違います。
この夢枕「餓狼伝」は、なんか、丹波 文七ではなくて、松尾 象山の話なんだなぁ。
この山をどう越えるかみたいな話です。
谷口 ジローは、わたし的には、あんましイメージじゃない。堅すぎる。しいて言えば、梶原の話。
板垣「餓狼伝」は、グレート巽の話という感じがします。
「餓狼伝BOY」は、まだ未知数。
それだけ、キャラクター1人1人の熱量がパンパンにふくらんでいるといえると思います。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第六作目にもなると、
初めの方に出た作品達を読んだ時に感じたワクワク感や
感動を同じように得る事はなかなか難しく、
ファン達には、長年愛読し続けたからこそ感じてしまう
「物足りなさ」、なんてとんでもなく
贅沢な悩みがおまけについてくる事となる。
しかし、この「陰陽師」シリーズには、
息の長いシリーズだけに与えられる深み、
円熟味が増してきたように思うのは私だけだろうか。
著者夢枕氏の筆は益々月の光の如く冴え渡り、
自宅の庭で、安倍晴明と
その友人源博雅の交わす会話は、
巻を重ねる毎に益々味わい深く、
面白みのあるものになってきたと思うし、
登場当時、かなり不気味なキャラで
敵役要素が強かった蘆屋道満は、
最近は段々と人間味が増し、
なかなか話が分かり、可愛げある親父になっている。
「むしめづる姫」の露子姫、
「首」の賀茂保憲と
新たな登場人物も加わり、
虫をこよなく愛する、「ゴーイング・マイウェイ」なお姫様や
いかにもひとくせもふたくせもありそうな
晴明の師の息子であるこの男が、
今後どのような華やスパイスを添えてくれるのか
とても楽しみである。