夢枕獏のレビュー一覧

  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    読み進みながら掻き立てられた想いがあまりに多すぎていまや語る言葉も語る気力もない。何故これだけの傑作がもっとメジャーな評価を受けないのか。

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    2010年05月15日
  • 涅槃の王(1)幻獣変化

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    総ページ2763。覚りを開くための問答はクドサもあるが、波瀾万丈のストーリーテリングはさすが。不死の秘密が意思の力とヨガの呼吸法で二重螺旋を変化させるというのは、そこまで踏み込むとは思わなかったが。

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    2010年05月15日
  • 黒塚 KUROZUKA

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    日本版吸血鬼伝説と言いますか。
    ヴァンパイアものの魅力として不死身性と強靭な戦闘力があるように思います。
    不死身性は人間の歴史との長い絡みが魅力ですし、戦闘力の高さはヒーロー的気持ち良さがあるように思います。

    本作は、日本という親しみのある歴史の中に、吸血鬼という要素を絡めた魅力と、夢枕得意のヴァイオレンス描写が秀逸です。

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    2017年08月16日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    文句なしに今までで一番おもしろい!と思う、今のところ。
    ミステリーでもそうなんだけど伏線が張られてゆくその過程が一番好きなので、さまざまな思惑が交錯して、過去や因縁やあれやこれやが引きずり出される一連の流れがおいしかった。
    特に三章の終わり。晴明が博雅を誘うまではいつも通りなのに、定番である「ゆこう」「ゆこう」がないっていうのがね、まだこれから何か起こるなという予感を孕ませてどきどきされられてしまったよね。

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    2011年03月05日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    お気に入りの「陰陽師」シリーズ。
    もともと「不思議」な話が好きではあるけど、文章のの独特のリズムが好き。
    晴明と博雅のコンビはやっぱりいいな。

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    2010年04月23日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    空海が主人公なんて最高。
    空海が経糸で、横糸がいろいろな妖術使いだ。
    奇想天外な冒険活劇だ。
    中国の歴史上の人物も出て来て、間違いなく楽しめる。
    ああ、満足だ。

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    2010年04月20日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    陰陽師第1巻から雰囲気が変わらず続く名作。
    「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった。
    のくだりがすごい「おかしみ」を醸し出してて、楽しい。
    虹の話や、セミの話が掲載。

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    2010年04月19日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    空海が遣唐使として中国(唐)に留学した時代のお話。妖怪がウジャウジャはびこっていたが、空海はバッサバッサと妖怪退治というか真相解明、若き天才として中国人からも注目されることになる。空海の狙いは密教を盗むことであった。。。

    まさに伝奇小説という雰囲気が堪能できる一品。夢枕さんの発想は、いつも凄いなぁ。。。と感心してしまう。

    (2010/4/5)

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    2010年04月28日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    玄宗皇帝と楊貴妃の物語にどんどん深入りしていく。
    何んともスケールのでかい、小説だ。
    基本は陰陽師と同じかもしれないが、舞台を変えると
    これだけスケールの大きな話に発展していく。
    ストーリーはと言うと、全く先行き予想がつかない。

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    2010年04月09日
  • 陰陽師 1巻

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    繊細な線で紡ぎ出される物語。美しいです。終盤話が難しくなって脱落しかけましたが、最後までなんとか読破しました。いやはや壮大です。

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    2010年02月19日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

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    なかなか奥が深い。物語は、玄宗皇帝と楊貴妃のラブストーリーに発展していく。また、阿倍仲麻呂も出てくる。
    まさしく歴史ミステリーである。中国歴史ファンにはたまらない。

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    2010年02月13日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    夢枕獏の陰陽師 夜光杯の巻を読みました。おなじみ、陰陽師シリーズの短編集でした。シリーズも10巻をこえて、初期の頃のおどろおどろした雰囲気はなくなって、ちょっとコミカルな感じのする物語も多くなってきたような気がします。まあ、物語一つ一つはそれなりに楽しめたのですが、中には題名を読んだだけで、展開が読めてしまうものもあり、ちょっとマンネリ気味かなあと感じました。

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    2011年07月18日
  • 黒塚 KUROZUKA

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    中学時代に一日かけて読んだ思い出の本

    コミックスで存在を知り、原作が読みたいと思って夢枕先生の存在を知った。

    源義経が黒蜜という不死の女に出会ったことによる壮大なSF作品
    黒蜜が不死となった原因の話もSFらしくなかなか興味深い

    時間があったらまた読み返してみたい作品です

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    2010年01月18日
  • シナン(下)

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    トルコにもう一度いきたくなりました!

    シナンという人物像に人間臭さをあまり感じなかったです。ちょっとパーフェクトすぎないかな?

    でも歴史読み物としてはbreath taking 約一日で読めきってしまう面白さです。

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    2010年01月08日
  • 神々の山嶺 5

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    断片的には読んでいたが、通しで読んだのは初めて。
    原作も良いが、漫画も非常に高いレベル!
    獏さんも言っているように、谷口ジロー以外に漫画化は
    考えられない。

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    2018年12月03日
  • 陰陽師 13巻

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    原作は、まだ読んでいないですけれど、漫画の絵の美しさと独特の陰陽道の世界が、すごく合っていて不思議ワールドを出しています!!
    途中、専門的な難しい言葉もたくさんでてきたけれど、かつて日本の文化の中で、安倍清明が生きていて、不思議な呪詛や儀式を行っていたんだと思と、変な感じになりました(笑)。

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    2009年10月04日
  • 餓狼伝 : XII

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    なんか、板垣「餓狼伝」があって、「餓狼伝BOY」があって、そうそう、谷口「餓狼伝」なんてのもあるわけですが、全部、元は、この夢枕「餓狼伝」なのですが、全部、微妙に浮かんでくる顔が微妙に違います。

    この夢枕「餓狼伝」は、なんか、丹波 文七ではなくて、松尾 象山の話なんだなぁ。
    この山をどう越えるかみたいな話です。

    谷口 ジローは、わたし的には、あんましイメージじゃない。堅すぎる。しいて言えば、梶原の話。

    板垣「餓狼伝」は、グレート巽の話という感じがします。
    「餓狼伝BOY」は、まだ未知数。

    それだけ、キャラクター1人1人の熱量がパンパンにふくらんでいるといえると思います。

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    2009年12月24日
  • ものいふ髑髏

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    夢枕獏氏のホラー短編集。漫画の原作になるくらい読みやすく、えろもあり。この本で“夢オチ”ならぬ“オナニーオチ”というものがあると知りました。勉強になりました。

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    2009年11月15日
  • 魔性菩薩(下)

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    そうか、毒島獣太は、ダーク・シュナイダーのモデルなのかー。
    そう思うって読むと、かわいく思えてくるな。

    というか、下巻で、性格、ちょっとまるくなってないかい。

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    2009年12月24日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    夢枕獏の陰陽師 瀧夜叉姫を読みました。おなじみ陰陽師シリーズの最新刊でした。晴明が活躍している時代から20年前の平将門討伐に端を発する事件が起きます。この事件はあやかしを操る人物の、都を滅ぼそうという陰謀だったのでした。それに気がついた安倍晴明と源博雅はその陰謀を阻止すべく動き出すのでした。いつもの晴明と博雅の活躍は楽しめましたが、今回の物語では最後の種明しで十分説明されていないものも多く、エンディングが陰陽師らしくないような気がしたので、その点は不満でした。

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    2011年07月18日