あらすじ
古い木造の民家にしか見えず、表には看板もない。ほとんど誰も存在すら知らない書店。一歩踏みこめば出迎えるのは名著珍書の山。一風変わった店の名前は「聖楽堂」。祖父が書いた『清楽ひとり語り』の版元。著者が稀代の書『螺旋教典』を発見した店。――書評のようで伝記のような、伝記のようで書評のような、掟破りの意匠が冴える新小説。
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Posted by ブクログ
再読。最初に読んだのは大学生の時。
この本を大学時代に読まなかったら、暗黒のメルヘンには巡り会わなかったし、佐藤春夫にも興味を持たなかったように思う。
上弦の月を喰べる獅子を読むなら、これ(の、螺旋経典のくだり)は絶対あわせて読むべき。