夢枕獏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「村上春樹の小説みたい」と思って読み始めたけど、全然違った!!
SFというより、ミステリーというより、むしろ小説とも違う、圧倒的な仏教的思想の塊。
作中の螺旋に関する記述は、物理学の数式を見ているようで甘美だった。
世の中には仏教と量子力学に関する研究をする人(科学者としてか、あるいは、哲学者としてかは知りませんが…)がいるらしいけど、それも頷けるような。
なぜか、素粒子論についても考えてしまうような不思議な読書体験でした。
…なんて書くととても胡散臭いことこの上ないのですが。
私の仏教に対する理解が皆無に等しいので、一言では言い表せないのですが…「おもしろい」と思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ発売日に買いに走りました!
13巻で終わりかと思っていたのだが、続編を書き始められたようす。
この方の作品は、細切れで読んでもおもしろさが半減するので、まとめて読む。
眠りについていた晴明が目覚める。ある説話と、琵琶牧馬をめぐってお話しが動きはじめる。ある説話は、どこかで読んだことがある、と思ったら『今昔物語』「巻第二十九 第三 不被知人女盗人語」だということを、検索して教えてもらいました。
また、真葛の子、若子という晴明の息子が狂言回しとして出てきて京をかけまわってくれる。空海の亡霊ともあったりして。面白い。
遊び心満載の1冊。
最後の東日本大震災に対する、作者の言葉が心にしみた。