夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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     陰陽師シリーズ第4弾。今回は晴明のライバルである蘆屋道満が関わる事件2編含む7編収録の短編集。
     晴明に比べ、やや黒いイメージの強い道満だが、宮中での晴明と道満のやり取りやその裏工作などに触れると、必ずしもそのイメージには当てはまらない。むしろ、ユーモアを持ったユニークな人との印象を持つ。そうした道満の意外性を知ることができるのも、この本の面白いところ。

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    2024年12月11日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    山に憑りつかれた男達の執念と狂気が行き着く果て。
    ではあるのだが、途中のヒロイン誘拐事件はいらなかったような……。

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    2024年12月08日
  • 大江戸釣客伝 上

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    夢枕さんとタイトルだけ見て購入した本で、釣りバトルの話でもあるかと想像していた。わずかにそういう場面はあったが、将軍綱吉の生類憐れみの令だとか、吉良上野介が出てくるなど、なんか想定外の展開。

    おまけに序の巻の土左衛門の話はどうなったんじゃ?といつも大発散の夢枕さん小説。下巻を読め(買え)ということかな。

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    2024年11月25日
  • 宿神 第四巻

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    かつて愛した待賢門院璋子、心の交流があった崇徳上皇、同僚で友人でもあった平清盛。彼らはみなこの世を去った。僧侶になってからも世俗と関わり歌を詠み続けた西行さんも彼らの後を追う。人が生き、亡くなるのは自然の理。

    桜の咲く満月の頃。
    自分が詠んだ歌のとおりにこの世を去った西行さんはこの世をどう感じたのだろう。
    神はそこにおわしますだけ。
    日本人の美学を淡々と描いた奥深い作品でした。

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    2024年11月10日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 6

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ6巻。

    開園するゆうえんち。ゴブリン春日。

    無門とゴブリン春日の戦いの6巻。ゴブリンの過去には同情する部分はあるが、悲しいということではなく狂気の引き金としての語りなので、同情なんてクソの役にも立たないのだと思います。

    格闘家としてのプロレスラーの強さ怖さの具現化ゴブリン春日。
    ただ、板垣・夢枕、両御大の作品でよく見てきたものではある。タフネスゆえのエンタメと、それを極限まで昇華させる覚悟の有無。
    何度も見てきたプロレスラーのヤバさなんだけど、何度見てもいいね、と思えるのは俺、彼らの覚悟にどこか憧れがあるからでしょうか。
    そして、攻守の順番守らね

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    2024年11月08日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 5

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ5巻。

    つまみちぎる黄金丸。蘭陵王訪問と黄海王。松本太山と柳龍光。
    ここから原作2巻のストーリーに入ります。やっと、というべきかどうか。原作の方でも、筆が乗ってきて予想よりも長くなりそうと言っていたような気がする。まあ、5巻で終わっているので、きっちり蹴りをつけたというところでしょうか。

    松本太山と柳龍光の戦い。アレ、時間切れ引き分けですが、続行していたら試合に勝って勝負に負けたみたいな形になっていたんじゃないだろうか。柳が敗北を知ることはなかっただろうけど、負けを認めざるを得ないというような終わり方で。
    ぐずぐずと煮え切らない精神を抱えたまま、敗

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    2024年11月08日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    興世王の首は本物か/浄蔵/なくなった将門の首のゆくえ/蘆屋道満の意図/小野道風/平貞盛と祥仙と如月と平維時と児干/瀧夜叉姫登場/晴明、俵藤太、小野好古、浄蔵、賀茂保憲、博雅グループvs興世王、将門、瀧夜叉姫グループ/興世王の正体は予想通りの人/将門vs藤太、興世王vs晴明、見物人は道満/瀧夜叉姫が意外に怨念の人でなかった/最後は舞台を観ているような。

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    2024年10月30日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 4

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ4巻。

    マスター国松、柳龍光のヤクザ襲撃、謝男、ゆうえんち縁起。

    登場するたびに妖怪化が増してゆくマスター国松。このおじいちゃんはどこまでもどこまでも、気が触れているような感じで言って欲しいです。多分、一定の人気があるんだと思う。気味の悪さがとにかくあるけども、待ってましたの気持ちも一定以上あるのかな。まあ、あのマスター国松が、という一種の試金石になっているのかな。

    明治から続く「ゆうえんち」という存在。『東天の獅子』の裏側のような物語。
    どこもかしこも、夢枕獏と板垣恵介のクロスオーバーが散りばめられている。

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    2024年10月30日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 3

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ3巻。

    卒業式、太山一家、柳龍光とゆうえんち、神野仁と空道。

    無門が柳とゆうえんちを探している理由が、ここで明らかに。師匠の仇討ちなんです。夢枕獏作品の主人公にしては、王道主人公だ、と思った記憶があります。
    そんな無門の内にも滾るものがあるというのがわかるのは、まだまだ先。

    太山が梢江の父親というのは、外伝なのに本編のバキシリーズとの繋がりが深くなってしまうなぁ、と。刃牙の彼女ですからね。ヒロインであるし、神域だと思うんだよな彼女は。梢江の父親代行として、結婚の申し込みに来た刃牙を試す、なんて展開も夢想してしまう。向かい合って、格闘家として勝手に

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    2024年10月30日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 2

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ2巻。

    松本太山、磯村露風と無寸雷神、蛟黄金丸。無門の人生を彩る綾となる人物との出会い。徳川のおっちゃんも入れときましょうか。丸ごと過去篇の2巻です。

    まあ「ゆうえんち」が、過去と現在、こちらとあちらのように、語られている場面が様々に入り乱れる文章だったので、そういう巻もあるでしょうよ。
    徳川のおっちゃんの凄みの表現がなんか違うなぁ、と思ってしまった。あのおっちゃんはバキシリーズの中では比較的陽の存在だと思っているのでね。
    あのおっちゃんは、自分の体の中の押さえきれない「なにか」を飼い慣らすことと、解き放つことの狭間の熱情に悶え苦しみ、その情念を愉

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    2024年10月30日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 1

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ。挿絵担当していた藤田勇利亜さんがそのまま続投です。

    久我重明、ヘイヘイダンス、葛城無門登場の1巻。

    このペースで進むとなると、完結までかなりの巻数重ねることになりやしませんか。
    小説は読破済みなのでコミカライズ完結したら一気読みしようかな、と思っていたのですが、結構な数になりそうなので、都度読み進めることにします。

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    2024年10月30日
  • 陰陽師0

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    陰陽師系の入門小説という感じ。
    読みやすく、分かりにくい単語(歴史物ならではの)が無く、小学生や中学生からでも読める。
    ストーリーはよくある感じだが、ファンタジーものが好きなので楽しんで読めた。
    犯人像や恋愛面も意外性は無いが、王道ものもたまには良いなと思った。
    晴明かっこいいなぁ。

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    2024年10月21日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    腹の底では、ぬしも、この都なぞどうなってもよいと思うているのであろうがよ(p.198)/ビッグネーム、瀧夜叉姫がタイトルになっている巻。どういう展開になるか/将門の乱から二十年弱/主要登場人物は晴明、博雅、道満、賀茂保憲、平貞盛、俵藤太、祥仙、桔梗、滝子姫/そして、将門の乱。

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    2024年10月21日
  • JAGAE 織田信長伝奇行

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    ネタバレ

    飛び加藤、横山光輝の漫画にもあった「牛を喰らう」幻術で誑かすエピソードが分かり易い、謙信と絡ませないで信長と心の友(?)になり30年を超える「面白い」ことを探してお互いの命をかけた付き合いを楽しむ
    合理主義者の信長像、若干古く思える

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    2024年09月30日
  • 陰陽師0

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    ネタバレ

    安倍晴明がまだ学生の頃,源博雅との出会いやお互いを信じるようになった事件,そして両親を殺した犯人を突き止める.映画の脚本とのことでエンタメ要素がたっぷり.

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    2024年09月18日
  • 陰陽師

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    晴明の自宅での博雅との会話にこの世の心理が詰まっていてなるほどなぁと面白い
    月夜の描写が美しく雅な晴明のイメージに重なる

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    2024年09月08日
  • 陰陽師

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    平安時代を舞台に陰陽師、イコール幻術使い?の安倍晴明が活躍する短編集。日本の昔をテーマにした小説は文体が古めかしくて読みにくい印象があったが、今作は古めかしさの中にも読みやすさが共存していて筆者の力量を感じた。有名どころは押さえておきたい性格なので読んでみたが、また読んでみたいと思わせる一冊。

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    2024年08月03日
  • 陰陽師0

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     まだまだ若くて青い晴明&博雅のお話。映画脚本なので派手で画面映えする演出、かつ、シンプルストーリーのエンタメ特化という感じ。その分、本家陰陽師の妙味である淡々とした空気感が損なわれているのが残念なところ。

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    2024年07月31日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    夢枕獏さん
    陰陽師シリーズを狂ったように読んでたのは中学生の時だったかな。笑
    少しの懐かしさを感じながら新たな舞台を楽しんで読みました。
    1巻で一旦完結するのかと思いきや全然取っ掛かりの物語でしたね。
    これからどう展開していくのか楽しみです。

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    2024年07月15日
  • 陰陽師0

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    若く覚醒する前の安倍晴明が描かれている。
    分かりやすくするためか、現代的な感じあり、違和感が少しあった。
    雰囲気が違うので、莫さんの「陰陽師」とは、別物と考えた方が良いかもしれない。
    映像は違っているかもしれないが、自然や自然現象への興味や畏敬が少ない気がする。

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    2024年06月09日