夢枕獏のレビュー一覧

  • 妖樹・あやかしのき

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    この語り口のテンポの小気味良さはなんだろう。わくわくする様な話の展開 おぞましい描写も数多いがヴァシタの存在がそれを中和してくれる
    オカルトは決して私は好きでなく、いや寧ろ嫌いであるが この夢枕獏の世界に引きずり込まれてしまった。古いテレビ番組だが「ローハイド」のウィッシュボンを彷彿とさせる ヴァシタの存在である

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    2011年12月08日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    根気がなくて2巻で早くもダレてきた私には、正直言ってこの3巻もだんだんと読むのがじれったくなってきていた。内容が水増しなのではないかと疑いさえしてきていた。

    しかし、第26章の呪法宮の章を読んで、感動してしまった。一気に目が覚めたような気持ちになった。
    空海と逸勢の「想いが人ならば、それは尽きることがない」という言葉に始まる問答を読んで、びっくりしたのである。
    そこには、なぜ仏法があるのか、なぜ人は仏法を必要とするのか、というひとつの答えがあった。
    そして私はその答えにとても納得したのである。
    どうしてこんなに哀しいのか。この哀しみを、いったいどうして乗り越えればいいのか。
    それを作中で空海が語っていたのだ。

    「この天地の法である仏法を知ったからとて、人が永遠に生きられるわけではない」
    「人は老い、死んでゆく。何ものもこの地上にとどまることはできない。哀しみも、天地の法を知ったからといって、消えるものではない。それを、(仏法で)はっきりと知ることによって、人は哀しみの前に立つことができる」
    「哀しみすらも、輩(ともがら)として、それを受け止めることができるのだ」
    「安心するがいい。哀しみすらも、永遠には続かない。それを知ることによって、人は、悲しみと共に立つことができるのだ」

    なるほどなー、と思ったのである。
    そして、胸が震えたのである。

    やっぱり夢枕さんの仏教的世界観は、フィジカルでわかりやすい。

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    2011年11月06日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    読み始めて思うのは、「唐が舞台の『陰陽師』」。
    この本の空海と橘逸勢の関係が、『陰陽師』の安倍晴明と源博雅の関係にそっくりなのである。

    しかし、橘逸勢は才能もプライドも人並み以上にある人物なので(ただ、空海が常識を逸した才能を持っているので、彼に比べると逸勢の才能がかすんでしまうのである)、そんな彼が空海に説明を求める際に「俺を騙すなよ」と念を押すのが面白い。
    確かに空海の言うことは突飛すぎて(奇抜というわけではなく、物の考え方が「日常」を超越しているのだ)、聞いていると全く違う価値観に戸惑ってしまう。その面食らう感覚を「騙す」という逸勢の気持ちはよくわかる。
    この逸勢の人物造詣がよくて、彼が空海と会話することによって、空海の物事のとらえ方を上手く説明しており、物語がテンポよく進んでいく。

    1巻の時点では、まだまだ物語は序章というところ。
    この二人に楊貴妃はいったいどう絡んでくるのかな?

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    2011年11月06日
  • 神々の山嶺 5

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    実際にあったお話なのかな?
    不器用な登山一筋のおっさんと、それを追う内に山に魅入られていくルポライター、そして、振り回される幸せそうな女達の話。
    漢くさい。

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    2011年11月03日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    「天下に並ぶものなき鬼をこの世に生み出すためじゃ」


    初、陰陽師シリーズで上下巻に及ぶ長編。
    承平・天慶の乱から20年ほど後、京で行われる恐ろしい陰謀。

    あたしの古代史ゼミでは、将門についてやる子もいるし、純友についてやる子もいる。
    私も、まさにこの時代あたりのことやるんですけど。

    陰陽師は師輔とか高明とかいっぱい出てきて、モチベーションあがります。

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    2011年10月02日
  • 餓狼伝 : I

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    格闘技小説の代表作。丹波文七伝説。文章から熱気があふれてくるような漢の小説です!ひとつひとつの動きがイメージしやすく、また闘う男たちのぎらぎらした心理がカッコいい。まさしく狼です。レスラーや空手の知識もわかりやすく書かれて興味深い!

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    2011年09月30日
  • 奇譚草子

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    高校の頃のお気に入りの一冊。
    新宿行きの夜行バスにて。
    薄暗い読書灯のもと読むのにふさわしい掌編集でした。

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    2011年09月18日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    長編もおもしろい。それぞれの章が短編としてもおもしろいのでドンドン読み進めてしまう。下巻もすぐよみたくなる。

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    2011年09月05日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    いつもの感じが心地いい。構成としてはマンネリ化してるんだろうが、晴明と博雅の会話に独特のリズムがあって読んでて気持ちいい。
    毎回のことだが、呪の話は分かるような分からんような…それでも読みたくなる。

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    2011年08月28日
  • 空手道ビジネスマンクラス練馬支部

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    パラパラめくっただけで面白い!ときめましたが、その通りでしたp(^_^)q 同世代の切なさ^^; 実感します。たま~に筋トレしますがもっとやろう(^-^)/

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    2011年08月25日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    いつも通りの感じが心地いい。美しい情景が目に浮かぶようだ。このシリーズの安倍晴明は有能すぎて読んでて安心感がある。ドキドキすることはないが、難しく考えることもないのでサラッと読める。
    露子姫と黒丸はどうなったのかが気になるなぁ。

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    2011年08月08日
  • 涅槃の王(4)神獣変化 幻鬼編 覚者降臨編

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    今回は、 ザラ国をめぐってのかけひきだったり 内戦だったりと、
    ちょっと、飽きてきた・・・
    5巻 最終巻とで シッタルーダは真理をみつけることが できるのだろうか? もう少し・・・がんばるぞ~!

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    2011年07月23日
  • 仕事師たちの哀歌

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    地元の友人と、酒の場でUWFの話になり、帰り際に貸してくれた本。

    5つの短編で構成され、一つ一つの話が、どこかでつながっている。みな強い、強くなりたい男達の話であり、彼らはどこかで弱く、不器用である。

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    2011年07月10日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    今回はさくっと読める軽いお話が多く、読み応えはあまりなかった。
    でも、2人の風雅な日々を久々に見ることが出来たのでよし。

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    2011年07月09日
  • 涅槃の王(3)神獣変化 不老宮編 魔羅編

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    ついに ザラ王のもとへ!
    生きているのか? それとも…
    35年前の話が やっと完結?と思ったが、
    やっぱり 内緒のところは内緒なのね。
    人ではないものって、何? 誰?

    シッタルータが出てこないので ちょっと不満…
    4巻に とつにゅうー!!
    こんどは、いっぱい出てくるかな?

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    2011年07月08日
  • 涅槃の王(2)神獣変化 蛇魔編 霊水編

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    「アムリタの霊水」は、あるのか?「ザラ王」は、1000年も生きているのか? ソーマ祭であきらかになる
    アクスさんは、もてもてです。
    だんだん面白くなってきました。

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    2011年06月22日
  • 陰陽師 生成り姫

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    藤原済時の心変わり、悔しさのあまりに丑の刻参りをして鬼に変わりそうになるが
    その姫は、堀川の橋のたもとで 笛を吹く博雅にあわせて琵琶ひいてくれた 博雅の想い人でした。
    泣きながら 死にゆく生成りと化した徳子姫をだきしめて「そなたが愛しいのだよ」と告白する博雅が愛しい人でした。

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    2014年03月07日
  • 陰陽師 1巻

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    全13巻。
    絵の繊細さと妖しさが、物語に良く似合っている。
    後半、話が宇宙だのなんだのと、壮大になりすぎて
    私では理解不能に……
    いつか、解る日がくるのでしょうか。

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    2011年05月12日
  • 涅槃の王(1)幻獣変化

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    仏陀を主人公にした長編小説の序章。山あり、バイオレンスあり、と夢枕ワールド全開。【2】をこれから読むところ。

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    2011年05月12日
  • 神々の山嶺 5

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    モデルとなった森田勝の本も読みたくなった。つくづく山屋は音楽と通じると再認識。商業主義的な登りもあれば、己の信念だけのための登りもある。これを読んで魂は震えたか。

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    2011年04月13日