夢枕獏のレビュー一覧
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バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ3巻。
卒業式、太山一家、柳龍光とゆうえんち、神野仁と空道。
無門が柳とゆうえんちを探している理由が、ここで明らかに。師匠の仇討ちなんです。夢枕獏作品の主人公にしては、王道主人公だ、と思った記憶があります。
そんな無門の内にも滾るものがあるというのがわかるのは、まだまだ先。
太山が梢江の父親というのは、外伝なのに本編のバキシリーズとの繋がりが深くなってしまうなぁ、と。刃牙の彼女ですからね。ヒロインであるし、神域だと思うんだよな彼女は。梢江の父親代行として、結婚の申し込みに来た刃牙を試す、なんて展開も夢想してしまう。向かい合って、格闘家として勝手に盛り上がってゆく無門と刃牙、対峙する二人の間が歪んでゆき、今にも始まろうか、という瞬間。
「無門兄ちゃんに認められるとかじゃないから。私が刃牙くんを選んだんだから」と言って、場を散らす梢江。
それを遠くからニヤニヤして見ているオーガ。
みたいなシーン想像してしまいます。ありそうだよね。 -
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バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ2巻。
松本太山、磯村露風と無寸雷神、蛟黄金丸。無門の人生を彩る綾となる人物との出会い。徳川のおっちゃんも入れときましょうか。丸ごと過去篇の2巻です。
まあ「ゆうえんち」が、過去と現在、こちらとあちらのように、語られている場面が様々に入り乱れる文章だったので、そういう巻もあるでしょうよ。
徳川のおっちゃんの凄みの表現がなんか違うなぁ、と思ってしまった。あのおっちゃんはバキシリーズの中では比較的陽の存在だと思っているのでね。
あのおっちゃんは、自分の体の中の押さえきれない「なにか」を飼い慣らすことと、解き放つことの狭間の熱情に悶え苦しみ、その情念を愉悦として楽しむようにはできていないですからね。
常に好き放題解き放っているような気がします。最高の戦いを見たい、ということについては。癌の告知を受けた時ぐらいでしょうか、後悔というか懺悔というか、暗い感情を見せたのは。死刑囚にいいようにされて泣いて悔しがったのは違うと思います。なんか、徳川のおっちゃんのこと大好きな感じだな。「ゆうえんち」本筋の登場人物ではないのに。
世界征服を目指している磯村露風。彼の野望がどうなったかは「餓狼伝」です。
久我重明も夢枕獏のコミカライズ作品に気ままに登場している印象があるけど、磯村露風もそうなるのかな。捉えどころがないけど、圧倒的な存在感を持つ二人だから、ついつい登場させちゃうのかな。 -
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読書の楽しさ再確認!呪い、呪術最近ではよく聞く言葉、アニメ「呪術廻戦」や映画「陰陽師0」個人的には昔ハマって読んだ「帝都物語」、全てこれはこれで良し!著書においても伝わってくる時代背景や、その時代の文化、人の生業そして妖、不思議な出来事等、人間が抱く恐怖!この物語や世界観を読みたい時に楽しめばいい!だから「これはこれでいい!」読後の感想であった。しっかりとした物語,シリーズなので、他のミステリーや歴史物語、ヒューマンドラマやホラー、色んな小説を楽しんで気が向いた時に著者のお伽話のような世界に入りたい時に、次作を楽しむ!これが読書の楽しさの一つ再確認
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ネタバレ映画の予習として。
予想以上に「現代的に」描かれた陰陽師であり安倍晴明だったと思う。
物事を捉える視点に現代人なら違和感のない、恐らく平安時代当時の人ならそうは考えなかっただろうという視点が入ってくるので。
ファンタジーよりサイエンスな雰囲気。
超常現象が起こっても、当の晴明本人が「それは催眠術だ」「暗示だ」「思い込みだ」「心の中でのことだ」(意訳)と呪について冷静に現実的に解釈していくし、他のキャラも「怨霊なんていない」「信じている人もいるが自分は信じない」「そんなのを信じる方が馬鹿だ」スタンスの人が多いので、正直戸惑った。
超然としていた夢枕獏先生の晴明より余程現実的な、現代的な青年晴明。
その乖離が違和感となって付きまとう。
夢枕先生の『陰陽師』の派生作品としなければその乖離を無視できるんですけど。
そして現実的な解釈をしながらも、終盤に超常現象が起こりまくるという。
でもそれも前述のムーブかまされているので「ああ、はいはい、これ現実ではないんですね」と思ってしまうし。
ラスボスとの対戦で見せた技は「本物」だったということなのか。
ラスボスを倒すのに大御所持ってきたのはテンション上がったけども、正直夢と現の境が分かりにくい話だった。
映画だともっと分かりやすくなっているだろうか。
あと、博雅様は両思いなのに(また)結ばれないのかと切なくなった。
彼の恋はなかなか報われませんなあ。
【追記】
映画観てきました。
びっくりするほどノベライズのまんまの映画なので、気になる人は本を読んでから合う合わないを判断した方がよろしいかと。
個人的には夢枕獏先生の『陰陽師』の世界観ではないと思いました。
ただの陰陽師ものとして見る分には解釈が現代的でありだと思いますが。