夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 玉手匣 2巻

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    鉛筆で書かれているのか絵が全体的に薄く、登場人物もみんな同じ顔に見えて各キャラクターに感情移入はできない。
    平安時代や陰陽道について岡野玲子さんが勉強した成果を作品にしたようなもの。

    このシリーズでは原案となっている夢枕獏さんの『陰陽師』のような晴明さんと博雅さんの友情よりも「おれが晴明の妻だ。晴明が愛しているのはおれだ!」といった傲慢な態度の真葛さんにラブラブな晴明さんを描写したシーンが多く、非常に残念である。

    それでも☆3つをつけるのは、岡野さんの絵が本来は夢枕『陰陽師』に非常に合っていることと、とりあえず多少の知識を得られることからです(涙)

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    2020年02月11日
  • 陰陽師 玉兎ノ巻

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    長く陰陽師の文庫本をコツコツ読んできたが、やっと追いついた。今回も京に起こる奇怪な出来事を晴明、博雅の2人が解き明かす。蝉丸も、段々、準レギュラーに?

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    2020年01月05日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集

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    山岳小説集というより、登山を舞台にした怪奇小説とでもいう感じ。
    海でも山でも遭難するという事は、予想していない死といきなり隣り合わせになってしまう事なのだろう。そんな状況に置かれて、孤独に死の気配を感じ続けたら、怪奇的想像に支配されてしまうものかもしれないと、軟弱者は思ってしまう。高い山に憧れるが、天候重視のヤワなハイキング位が丁度良い。

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    2020年01月04日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    『陰陽師』の夢枕さんなのだから、長安はきっと魑魅魍魎の巷。
    そういう安直な期待を持って読み始める。
    そして、その期待は決して裏切られない。

    天才、空海が遣唐使や同輩の留学生、橘逸勢らとともに入唐したところから物語が始まる。
    優れた人は、その秀でた能力のため、常人から見れば超能力者なのかもしれない。
    それを私は「聖徳太子現象」と読んでみたいが、空海もそういう現象が起こる人物なのだなあ、と改めて思う。

    入唐したころ、徐家の綿畑では物ともなき声が皇太子の病の予言をし、劉家では化け猫が家を乗っ取る。
    完全な形で「密」を日本に持ち帰るに飽き足らず、灌漑技術も筆を作る技も持ち帰りたいと思う空海は、青龍

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    2020年01月02日
  • 陰陽師 13巻

    購入済み

    完結

    7巻くらいまでは、丹念に描きこまれた幹事で非常に雰囲気があり、面白かったけど、8巻くらいから急に難解な話になり、今一つ理解できないまま終わってしまった。でも最後までは読めたからきっと何かは面白いんだと思う。

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 12巻

    購入済み

    こども

    真葛ちゃんが晴明の子を出産。真葛ちゃんはなかなか母親らしい所がないけど、晴明はなかなか子煩悩な父親らしい。古代エジプトにキリスト教って。よくわかならない。

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 11巻

    購入済み

    世界

    半分も理解することは出来なかったけど多分正しいと思えることは、今あるこの世界がいくつもの選択によってもたらされていると言うこと。真葛ちゃんは妊娠中

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 3巻

    購入済み

    インパクト

    黒川主は小説の方でもとても印象的だったけど漫画でも十分なインパクトだった。 獣の子供を孕んだことを受け止められない綾子も復讐するつもりが好いてしまった黒川主もどちらも憐れを感じる。

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 2巻

    購入済み

    むずかしい

    面白いんだけどなんだかちょっと難解になっている気が・・・短編になっている方が読みやすい!でも次も買おうと思う。

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    2019年11月26日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    ネタバレ

    安倍仲麻呂へ宛た手紙から黄鶴の本当の目的、事の真相が徐々に明らかになっていく。続きが気になってしまいます。

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    2019年09月10日
  • 大江戸釣客伝(上)

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    私は釣りをしないので、最初のいくつかの章は面白くなかった。
    しかし巻の九あたりから、いままでの話が効いてきて、夢膜のストーリーテラーの本領があらわれ、引き込まれてしまった。
    下巻が楽しみです。

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    2019年08月03日
  • 大江戸恐龍伝 上

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    夢枕獏の「大江戸恐竜伝」のコミカライズ。
    ストーリーが違うような気もするなぁ。なんだか、物語があっさり進んで行く。

    言い方はわるいけど、もっと源内ぐだぐだしながらだったと思うのだけど。鬱屈してる部分が見えないんだよなぁ。

    絵の雰囲気は好きです。

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    2019年07月21日
  • 陰陽師 玉兎ノ巻

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    優しさと激しさ、寂寥と癒し、澄んだ音が澄んだ空気の中を、天に昇っていく。
    月あかりの中での蝉丸の琵琶と博雅の笛の合奏は、是非ともその場に居合わせたいと思わせる。

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    2019年06月30日
  • 陰陽師 玉兎ノ巻

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    安定・安心の一冊。
    蝉丸法師が出てくるとはと思ったらコラボCDとか発売になったのか。色々と世界が広がるなぁ。
    芦屋道満も結構良いキャラになってきたな。

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    2019年06月20日
  • キマイラ14 望郷変

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    ネタバレ

    昭和にソノラマ文庫で出会ったのに、令名になっても先が見えないよー(ノД`)・゜・。
    龍王院VSボックとかは他の格闘ものでやればいいのに…

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    2019年06月05日
  • 縄文探検隊の記録(インターナショナル新書)

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    浪漫ではなく科学で縄文に迫る内容に感銘を受けた。
    自分が子供の頃に習った歴史は年々書き換えられており,自分の知識のアップデートも大切。
    個人的には今年スタート予定という夢枕獏の縄文を題材にした作品に期待。

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    2019年04月24日
  • 陰陽師 11巻

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    「安倍晴明 竜宮の宝玉を得ること」など、6話を収録しています。

    焼失した内裏の再建のため、みずからの役割を果たそうとした晴明はその後、百済からもたらされた霊剣を手に入れ、それを元の姿にもどすことを勅申し、少納言藤原野兼家のもとで修理をおこなうことが認められます。

    しかし、晴明に出し抜かれたと考えた保憲は、霊剣を修復する役目を晴明から奪い取ろうとします。晴明は、表向きは保憲に譲りつつも、霊剣を自分の手元にとどめておきます。しかしそのことを知らされた博雅は、晴明とみずからの立場の板挟みとなり、苦しむことになります。

    高雄の神護寺での儀式をおこなわれることになり、晴明は保憲や博雅、そして関白に

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    2019年04月06日
  • 陰陽師 10巻

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    「天文博士賀茂保憲冷泉院遷御に於て反閇をつとめること」と「安倍晴明建禮門の前にて安摩を舞ふこと」の二話を収録していますが、物語としては連続した内容になっています。

    菅公の背後に、彼一個の怨念を超えた「菊理媛」(ククリヒメ)が控えていたことが明らかとなります。菊理媛は、イザナギとイザナミを結び付けた女神であり、男と女、終りと始め、裏と表、肉体と魂を結ぶ役割を果たします。龍がその象徴となって現われ、晴明の身を通して天と地を結びます。みずからの果たすべき務めを知った晴明は、保憲のもとを訪ね、内裏の焼失のあとでふたたび天と地を結びなおすためにおこなわれる地鎮祭で、「安摩の舞」を舞うことを提案します。

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    2019年04月05日
  • 陰陽師 9巻

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    「瓜仙人」「源博雅 思はぬ露見のこと」「内裏 炎上ス」の三話が収録されています。

    「瓜仙人」は、前巻で雨乞いに用いられた瓜がきっかけとなって、晴明と博雅が五条の化け物屋敷を訪れる話です。「源博雅 思はぬ露見のこと」は、音楽にばかり関心を示し、ことあるごとに晴明の家を訪れてばかりいる博雅のことを心配する家人の俊宏(としひろ)が、博雅のためを思ってお節介を焼き、博雅がそれに巻き込まれるコミカルな話になっています。

    「内裏 炎上ス」は、日照り以来の天地の異変がついに内裏の炎上という事件にまで立ちいたったことがえがかれています。ここから晴明と、彼を見守る真葛の苦悩はますます濃いものになっていきます

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    2019年04月05日
  • 陰陽師 8巻

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    この巻は、「安倍晴明 天の川に行きて雨を祈ること」の一話のみで構成されています。

    日照りがつづく京の都で雨乞いの儀式がおこなわれることになり、陰陽寮の加茂保憲も駆り出されることになります。しかし晴明は、奉納する瓜を保憲に預けて、彼自身は博雅とともに六つの地を訪ね歩き、この天地を構成する水のエレメントの神秘に参究しつつ、彼自身の心の奥底に渦巻いていた保憲との反目意識についての自己内対話がおこなわれることになります。

    ストーリー構成について見るならば、ほとんど破綻をきたすといわなければならないほど、本筋を外れた描写が延々とつづくのですが、それでもあまり退屈することなく読むことができるのは、秀麗

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    2019年04月05日