夢枕獏のレビュー一覧

  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 3

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ3巻。

    卒業式、太山一家、柳龍光とゆうえんち、神野仁と空道。

    無門が柳とゆうえんちを探している理由が、ここで明らかに。師匠の仇討ちなんです。夢枕獏作品の主人公にしては、王道主人公だ、と思った記憶があります。
    そんな無門の内にも滾るものがあるというのがわかるのは、まだまだ先。

    太山が梢江の父親というのは、外伝なのに本編のバキシリーズとの繋がりが深くなってしまうなぁ、と。刃牙の彼女ですからね。ヒロインであるし、神域だと思うんだよな彼女は。梢江の父親代行として、結婚の申し込みに来た刃牙を試す、なんて展開も夢想してしまう。向かい合って、格闘家として勝手に盛り上がってゆく無門と刃牙、対峙する二人の間が歪んでゆき、今にも始まろうか、という瞬間。
    「無門兄ちゃんに認められるとかじゃないから。私が刃牙くんを選んだんだから」と言って、場を散らす梢江。
    それを遠くからニヤニヤして見ているオーガ。

    みたいなシーン想像してしまいます。ありそうだよね。

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    2024年10月30日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 2

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ2巻。

    松本太山、磯村露風と無寸雷神、蛟黄金丸。無門の人生を彩る綾となる人物との出会い。徳川のおっちゃんも入れときましょうか。丸ごと過去篇の2巻です。

    まあ「ゆうえんち」が、過去と現在、こちらとあちらのように、語られている場面が様々に入り乱れる文章だったので、そういう巻もあるでしょうよ。
    徳川のおっちゃんの凄みの表現がなんか違うなぁ、と思ってしまった。あのおっちゃんはバキシリーズの中では比較的陽の存在だと思っているのでね。
    あのおっちゃんは、自分の体の中の押さえきれない「なにか」を飼い慣らすことと、解き放つことの狭間の熱情に悶え苦しみ、その情念を愉悦として楽しむようにはできていないですからね。
    常に好き放題解き放っているような気がします。最高の戦いを見たい、ということについては。癌の告知を受けた時ぐらいでしょうか、後悔というか懺悔というか、暗い感情を見せたのは。死刑囚にいいようにされて泣いて悔しがったのは違うと思います。なんか、徳川のおっちゃんのこと大好きな感じだな。「ゆうえんち」本筋の登場人物ではないのに。

    世界征服を目指している磯村露風。彼の野望がどうなったかは「餓狼伝」です。
    久我重明も夢枕獏のコミカライズ作品に気ままに登場している印象があるけど、磯村露風もそうなるのかな。捉えどころがないけど、圧倒的な存在感を持つ二人だから、ついつい登場させちゃうのかな。

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    2024年10月30日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 1

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ。挿絵担当していた藤田勇利亜さんがそのまま続投です。

    久我重明、ヘイヘイダンス、葛城無門登場の1巻。

    このペースで進むとなると、完結までかなりの巻数重ねることになりやしませんか。
    小説は読破済みなのでコミカライズ完結したら一気読みしようかな、と思っていたのですが、結構な数になりそうなので、都度読み進めることにします。

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    2024年10月30日
  • 陰陽師0

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    陰陽師系の入門小説という感じ。
    読みやすく、分かりにくい単語(歴史物ならではの)が無く、小学生や中学生からでも読める。
    ストーリーはよくある感じだが、ファンタジーものが好きなので楽しんで読めた。
    犯人像や恋愛面も意外性は無いが、王道ものもたまには良いなと思った。
    晴明かっこいいなぁ。

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    2024年10月21日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    腹の底では、ぬしも、この都なぞどうなってもよいと思うているのであろうがよ(p.198)/ビッグネーム、瀧夜叉姫がタイトルになっている巻。どういう展開になるか/将門の乱から二十年弱/主要登場人物は晴明、博雅、道満、賀茂保憲、平貞盛、俵藤太、祥仙、桔梗、滝子姫/そして、将門の乱。

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    2024年10月21日
  • JAGAE 織田信長伝奇行

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    ネタバレ

    飛び加藤、横山光輝の漫画にもあった「牛を喰らう」幻術で誑かすエピソードが分かり易い、謙信と絡ませないで信長と心の友(?)になり30年を超える「面白い」ことを探してお互いの命をかけた付き合いを楽しむ
    合理主義者の信長像、若干古く思える

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    2024年09月30日
  • 陰陽師0

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    ネタバレ

    安倍晴明がまだ学生の頃,源博雅との出会いやお互いを信じるようになった事件,そして両親を殺した犯人を突き止める.映画の脚本とのことでエンタメ要素がたっぷり.

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    2024年09月18日
  • 陰陽師

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    晴明の自宅での博雅との会話にこの世の心理が詰まっていてなるほどなぁと面白い
    月夜の描写が美しく雅な晴明のイメージに重なる

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    2024年09月08日
  • 陰陽師

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    平安時代を舞台に陰陽師、イコール幻術使い?の安倍晴明が活躍する短編集。日本の昔をテーマにした小説は文体が古めかしくて読みにくい印象があったが、今作は古めかしさの中にも読みやすさが共存していて筆者の力量を感じた。有名どころは押さえておきたい性格なので読んでみたが、また読んでみたいと思わせる一冊。

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    2024年08月03日
  • 陰陽師0

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     まだまだ若くて青い晴明&博雅のお話。映画脚本なので派手で画面映えする演出、かつ、シンプルストーリーのエンタメ特化という感じ。その分、本家陰陽師の妙味である淡々とした空気感が損なわれているのが残念なところ。

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    2024年07月31日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    夢枕獏さん
    陰陽師シリーズを狂ったように読んでたのは中学生の時だったかな。笑
    少しの懐かしさを感じながら新たな舞台を楽しんで読みました。
    1巻で一旦完結するのかと思いきや全然取っ掛かりの物語でしたね。
    これからどう展開していくのか楽しみです。

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    2024年07月15日
  • 陰陽師0

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    若く覚醒する前の安倍晴明が描かれている。
    分かりやすくするためか、現代的な感じあり、違和感が少しあった。
    雰囲気が違うので、莫さんの「陰陽師」とは、別物と考えた方が良いかもしれない。
    映像は違っているかもしれないが、自然や自然現象への興味や畏敬が少ない気がする。

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    2024年06月09日
  • 神々の山嶺 下

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    ネタバレ

    上下どっちでも主人公がずっと言ってた、
    人は問題をクリアにして次に進んでるんじゃなくて、問題を抱えながら、また次の問題にも立ち向かってるっていうことはすごく理解できた

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    2024年05月19日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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     安倍晴明・源博雅コンビが活躍する「陰陽師」シリーズ第3弾。本書は7編収録の短編集。
     魑魅魍魎が跋扈する平安の世にあり、いわゆる鬼と呼ばれる存在が引き起こしたであろう出来事を解決していくのだが、共通しているのは鬼には必ず生きていた(時には生きている)人間の怨念があるということ。むしろ、それがあるから鬼が存在するのかもしれない。そんな成仏できない思いに寄り添って解決に導いている印象が強く残る作品群。
     陰陽師は鬼たちのカウンセラーなのかなとも思えてくる。

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    2024年04月29日
  • 別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都

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    そもそも「11人いる!」と「イグアナの娘」
    しか読んだことがないのだから、
    (それにしても2つとも秀逸な題名!)
    本書は深くは理解できていないのだが。
    理解できないながらも、タダモノではない、
    というのは理解できる。
    もう少し作品を読み進めようと思います。

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    2024年04月29日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    読書の楽しさ再確認!呪い、呪術最近ではよく聞く言葉、アニメ「呪術廻戦」や映画「陰陽師0」個人的には昔ハマって読んだ「帝都物語」、全てこれはこれで良し!著書においても伝わってくる時代背景や、その時代の文化、人の生業そして妖、不思議な出来事等、人間が抱く恐怖!この物語や世界観を読みたい時に楽しめばいい!だから「これはこれでいい!」読後の感想であった。しっかりとした物語,シリーズなので、他のミステリーや歴史物語、ヒューマンドラマやホラー、色んな小説を楽しんで気が向いた時に著者のお伽話のような世界に入りたい時に、次作を楽しむ!これが読書の楽しさの一つ再確認

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    2024年04月20日
  • 陰陽師0

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    ネタバレ

    映画の予習として。

    予想以上に「現代的に」描かれた陰陽師であり安倍晴明だったと思う。
    物事を捉える視点に現代人なら違和感のない、恐らく平安時代当時の人ならそうは考えなかっただろうという視点が入ってくるので。
    ファンタジーよりサイエンスな雰囲気。
    超常現象が起こっても、当の晴明本人が「それは催眠術だ」「暗示だ」「思い込みだ」「心の中でのことだ」(意訳)と呪について冷静に現実的に解釈していくし、他のキャラも「怨霊なんていない」「信じている人もいるが自分は信じない」「そんなのを信じる方が馬鹿だ」スタンスの人が多いので、正直戸惑った。
    超然としていた夢枕獏先生の晴明より余程現実的な、現代的な青年晴明。
    その乖離が違和感となって付きまとう。
    夢枕先生の『陰陽師』の派生作品としなければその乖離を無視できるんですけど。
    そして現実的な解釈をしながらも、終盤に超常現象が起こりまくるという。
    でもそれも前述のムーブかまされているので「ああ、はいはい、これ現実ではないんですね」と思ってしまうし。

    ラスボスとの対戦で見せた技は「本物」だったということなのか。
    ラスボスを倒すのに大御所持ってきたのはテンション上がったけども、正直夢と現の境が分かりにくい話だった。
    映画だともっと分かりやすくなっているだろうか。

    あと、博雅様は両思いなのに(また)結ばれないのかと切なくなった。
    彼の恋はなかなか報われませんなあ。

    【追記】
    映画観てきました。
    びっくりするほどノベライズのまんまの映画なので、気になる人は本を読んでから合う合わないを判断した方がよろしいかと。
    個人的には夢枕獏先生の『陰陽師』の世界観ではないと思いました。
    ただの陰陽師ものとして見る分には解釈が現代的でありだと思いますが。

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    2024年04月21日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集

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    男のロマンと一言で終わらせたいぐらいに過酷で畏敬の念を超えて何故そこまで登りたいのか不思議でもある。けど人は何故生きているのか、ムダな時間、他人の生活を知っててもムダな情報を共有したり、映画もテレビも必要のない買い物時間、生きている事自体がムダなうえに死んでも何も残らない。普通に生活していても必要な時間はないに等しいなら危険を察知する力、生命力、生き抜く忍耐、精神力が求められる死と隣り合わせの登山はムダとは言えず、帰宅できたら満足感と成長があるので有意義と言える。常に、何事にも軽い気持ちで生きているのはムダな時間だよなぁ。

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    2024年02月25日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    解説にもあるように、相棒の源博雅を生み出したのがこの小説の最大の功績だと思った。シリーズ3冊目まで読んで、気が済んだ感。映画やアニメの元になった作品がどのようなものかわかったので良かった。

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    2024年02月23日
  • アントニオ猪木とは何だったのか

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    小学生の頃、猪木を観てプロレスが大好きになった。
    テレビのスピーカーにカセットデッキを近づけて録音をしたなぁー。
    休み時間は、プロレスごっこ。「ロープに振ったら返ってこなくちゃいけないんだぞー」

    猪木の人生、知らないことがたくさん書かれてました。夢枕獏さんの個人的な思い出がストレートで良かった。

    自分にとってのアントニオ猪木は何だったのか?
    そうですね〜、、、世界で一番強い日本人でいてほしい人、かな。
    子供ごころに「感動」ということを教えてくれたことが忘れられない。実況をカセットで何度聞いても感動したなぁ。

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    2024年02月13日