付喪神、つくも神とは、日本に伝わる、長い年月を経た道具などに精霊(霊魂)が宿ったものである。人をたぶらかすとされた。
「瓜仙人」
梨売りと仙人 の昔話から逸話を取っているのかしら?
管狐を竹筒に戻して解決。管狐(くだぎつね)とは、日本の伝承上における憑き物の一種である。長野県をはじめとする中部地方に伝わっており、東海地方、関東地方南部、東北地方などの一部にも伝承がある。
「鉄輪」
男を恨んで鬼となった貴族の女、それが茨木童子であるとする『平家物語』「剣巻」による。自分を捨て若い女といっしょになった夫を取り殺そうと、現世で鬼となった女の能。京都貴船神社の神職が、丑の刻詣での女に、鬼に変身させようとの神託を告げる前段。からかなあ。
晴明と博雅に救われる。
「這う鬼」
好きだった男に殺されそうになった女が、一命を取り留め男を殺して、生霊となり、男の新しい女を殺そうとする。自身の髪を皮ごと削ぎ、それを使い殺そうとする。哀しい復讐。メデューサの様な描写と髪をダウジングに使う、面白いね。
「迷神」
人をまよわせるという神。
愛する夫を亡くした女が、反魂の呪で亡き夫を蘇らせてもらう。毎晩訪ねてくる夫。女は、耐えられなくなり、晴明に反魂をおさめてもらう。迷わせるものは、人の心の中にある。
「ものや思うと」
天徳四年村上天皇主催 内裏歌会
忠見 恋すちょう我が名はまだき
兼盛 忍れど色にいでにけり
百人一首を覚えはじめの頃、似てるよねとは思っていた。同じ歌会の恋の歌。兼盛の勝ち。負けた忠見は悶死。鬼となる。
源博雅が歌の読み間違えたのは史実らしい。
この歌会を描いた作品は幾つかあるようで、詳細も伝えられている。悶死したかは、謎。
「打臥の巫女」
八百比丘尼(やおびくに)は、日本の伝説上の人物。特別なもの(人魚の肉など)を食べたことで不老長寿を獲得した比丘尼である。京都にも伝説が残る。長生きしてるうちに、予言とかできちゃう。
「血吸い女房」
巨大なヒルに取り憑かれた女性。これは嫌だわ。
さて、ようやく再読完了。晴明•博雅コンビは、平安の怪異事件を軽妙に解決する。