夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    陰陽師シリーズの中では、長篇であるが故なのか、ミステリ感が特に強く、いつもの陰陽師シリーズとは後味が異なる。

    “いつもの” 晴明と博雅のやりとり、自然風景描写、博雅と第3者のやりとりこそが私にとっての大きな魅力であることを再認識。

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    2013年08月11日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    あの長ったらしい文章はさすがに3巻も続くと、飽き飽きしてくる感がありますが。。。
    それでも謎が徐々に解けていく時のワクワクと、「過去」の人物達が語る、まるで「現在(いま)」の物語のような話の数々。
    読者から見れば、過去のさらに過去の話なのに、古臭さを感じないリアルさが、とても面白いです。

    ☆は3.5くらいで。

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    2013年08月06日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    この人の陰陽師シリーズと源氏物語との両方を好きでなければ受け入れにくい作品かもしれない。
    葵の帖がモチーフになっているものの、最終的に、源氏物語が題材でなくてもよかったような展開に。

    源博正っぽい役の光源氏と安倍晴明っぽい役の蘆屋道満が主人公。
    しかも光源氏の外見や雰囲気が安倍晴明と酷似している設定なので、いつもの陰陽師シリーズでこれをやろうとすると、都合が悪いことになるんだろうと推測。

    まあまあ面白く読んだけれど、エンタメ感満載の設定に、わりと本気の宗教論を盛り込んであるせいで中途半端な結末になっている気がしないでもない…。

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    2013年07月25日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 壱

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    夢枕獏さんが原作というのと、表紙に惹かれ購入。
    空海がなかなかに曲者で面白い。
    魑魅魍魎の怖さも人の怖さも、そこはかとなく。
    主役二人のやりとりが、夢枕先生の『陰陽師』における晴明と博雅の感じ、そのままなので
    ちょっと違ったら良いかな〜などと思ってみたり。
    画面はとても綺麗だし丁寧。
    読みやすいかな、とは思いました。

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    2013年07月17日
  • 大江戸釣客伝(上)

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    夢枕貘。

    読みたかったのが文庫化されていたので購入。

    貘氏らしいテンポのよい文章。

    綱吉がでてきますよー。(生類憐みの令の彼)

    やりすぎだろー、綱吉!

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    2013年07月15日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集

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    山岳小説をかく 夢枕獏 の短編集
    登山のルポルタージュ風の小説を期待したのですが、
    ネパールのこととかで、
    ちょっとちがったかな・・・・

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    2013年07月07日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    「むしめづる姫」の露子姫が、どうしても金子みすずさんのイメージと重なる。
    純粋などうして?が多くて、何でも呼び名をつけて自分のものにしてしまう。
    気がつけば自然と周りは巻き込まれていて、でも誰からも愛される存在。
    今後、露子姫と黒丸の話の続きもどこかで描かれていくらしいので、楽しみである。

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    2013年06月10日
  • 大江戸釣客伝(下)

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    《本文より》
     世間の全てが、自分たちの敵となっていることを、采女は実感した。
     腰のものを抜いて、ここにいる見物人全員を斬り殺してやりたかった。
     采女が、生まれて初めて、心に抱いた煮えるような殺意であった。
     不思議と赤穂の浪士たちに、恨みは抱かなかった。
     この世間に、采女は厳しい憎悪を抱いたのである。
     浪士たちはこの世間によって踊らされたのだ。
     吉良は、あの好人物は、この異様な世間によって殺されたのだ。
     お前たちの思い通りになぞ、なってやるものか・・・・
     腹の中で、その言葉を何度も幾度も噛みしめながら、采女は、伴大夫と共にその場を後にした。

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    2013年06月10日
  • 大江戸釣客伝(上)

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    全2巻。
    生類憐れみの令が出た頃の
    釣り師たちの話。

    陰陽師のイメージの強い著者。
    名前が好きじゃないこともあって
    敬遠してきたけれど、
    表紙がかっこよくて読んでみる。
    表紙画は松本大洋だった。

    事件を予感させるミステリアス出来事から物語は始まるが、
    肩すかし。
    中盤になって物語はつながっていくものの、
    ハッキリ一本の筋が通っている訳ではなく、
    釣り師たちの群像劇な感じ。

    江戸時代の釣り師たちの話なんだけど、
    中盤以降しばらく釣りの話は出てこない。
    生類憐れみが出たから。

    とはいえそれに対抗して事件を企てるでもなく、
    なんとなく月日が流れて、将軍死んで、よかったね。


    著者の初めて読

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    2013年06月10日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集

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    夢枕獏の山岳小説と聞いたからには、期待せずにはいられなかった。
    が、これは「神々の山嶺」とは全然違う“山を舞台にした幻想小説集”であった。これを山岳小説と謳う出版社は詐欺じゃないか?
    まあ、それはそれとして、期待とは全然違ったけれども、著者の力量が十分に感じられる小説群であるのは確かだ。好みのものは少なかったが、「鳥葬」にはまいった。これは掛け値なしの傑作だと思った。

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    2013年06月08日
  • 大江戸釣客伝(上)

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    登場人物がバラエティーにとんでいる・・・
    下巻が楽しみですね。

    《本文より》

     釣りに行くというのは・・・
     釣りが好きだからだ。
     釣りが好きだから、釣りに行って癒される。
    しかし、その癒しを得るために竿を握るわけではない。
     かといって、目の下一尺の鯛が釣れればそれでいいのかと、
    そうゆうことでもない。

     何故、釣りにいくのか、何故、釣りがすきなのかというのは、
    うまく言葉にできない。

     何故だろう。

     何故だろう。

     その問いは、問いとして、采女にとって根本すぎた。
     何故、人は食べるのか、あるいは、人は何故生きるのか・・・

     采女にとって、釣りはそういうものである。
     

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    2013年06月08日
  • 天海の秘宝(下)

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    途中からおかしいと思っていたら,そんな結末だったとは…… 陰陽師シリーズのようなつもりで読んでいたから,ちょっと衝撃が.

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    2018年10月07日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    「二百六十二匹の黄金虫」
    「鬼小槌」
    「棗坊主」
    「東国より上る人、鬼にあうこと」
    「覚」
    「播磨童子」

    「二百六十二匹の黄金虫」で「むしめづる姫」の露子姫が再登場する。

    いつもの感じが読んでいて安心する。

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    2013年06月05日
  • 上弦の月を喰べる獅子(下)

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    ネタバレ

    (上巻より続く)

    もっとも興味深く読んだのは、解説に書かれた著者がこの作品を書くきっかけ。

    美術館で見かけた、インドの絵に添えられたタイトルと解説に触発されたのだが、
    それは画家がつけたタイトルではなく、美術館の人がつけたタイトルであり、解説も創作だったとのこと。

    いわば誤解が作品を産み出すこともあることに驚いた。

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    2013年05月25日
  • 上弦の月を喰べる獅子(上)

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    ネタバレ

    夢枕獏の著書の中で、これが一番好きという勧めがあって読んだが、
    難しかった。
    最初は複雑な構造がゆえによくわからなかったし、
    問答のところは内容がわからなかった。

    (下巻へ)

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    2013年05月25日
  • 陰陽師 生成り姫

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    『陰陽師 付喪神ノ巻』にある、「鉄輪」を長編化したもの。
    前半部分は、安倍晴明や源博雅についての説明が、
    以前短編の方で語られたことのある内容と重複して書かれている。

    短編を読んだあとにこの長編を読むと、
    重複するところがあって退屈ですが、新聞連載だったそうなので、
    初めての読者への紹介の意味があったようです。

    普段は晴明や博雅が、
    第三者として出来事に関わっていくお話が多かったと思いますが、
    これは特に博雅自身が物語に深く関わっていることもあって、
    一層しみじみとした心持ちになりました。

    映画の『陰陽師』は、この長編をベースにしているのかな?
    と思いますが、それならこの物語を忠実に映画

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    2013年05月22日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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    短篇集第四巻目

    「泰山府君祭」
    「青鬼の背に乗りたる男の譚」
    「月見草」
    「漢神道士」
    「手をひく人」
    「髑髏譚」
    「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」

    「髑髏譚」が面白かった。
    「青鬼の背に乗りたる男の譚」の話の原型は、今昔物語集からのよう。
    この話の原型は、あの古典…ということがわかると、さらに楽しい。

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    2013年05月17日
  • 上弦の月を喰べる獅子(上)

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    インドの神話の中や現実や宮沢賢治の世界など夢をみているように行ったり来たり。どれが本当なのか解らなくなるが、淡々としていながらぐろかったりエロかったり私の思う夢枕ワールド健在だった。 仏教的な問答はちょっと難しくて良く分からなかったけれど・・・

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    2013年05月15日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    シリーズの三作目
    「瓜仙人」…方士の丹蟲先生の管狐
    「鉄輪」…生成となる女の話
    「這う鬼」…鬼となり女を取り殺そうとする話
    「迷神」…芦屋道満に願い夫を蘇らせた女の話
    「ものや思ふと……」…壬生忠見の話
    「打臥の巫女」…藤原兼家と藤原兼通の話
    「血吸い女房」…藤原師尹の身の回りで起きた怪の話

    安倍晴明と源博雅のふたりが、よい具合の関係で好み。

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    2013年05月12日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    ネタバレ

    うーん、作者は傑作だと言い切っているので、
    そうなんだと思いたいが、よくわからなかった。

    太秦寺をキリスト教に結び付けて、
    弥勒菩薩の左脚を右足にのせて交差させたところに十字架が隠れてると言われても、
    なんだか眉唾だし。

    陰陽師が良かったので、期待しすぎだったのかも。

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    2013年05月09日