夢枕獏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
山ってタイトルだから登山系だと思って手にしたのに
よく読んだら鳥葬の〜・・・!?焦
かなりグロテスクな『柔らかい家』から始まり期待を裏切られる。
8篇の短編で成り立っていて、個人的に気に入ったのは
『頭の中の湿った土』と『羊の宇宙』。
夢枕さんは本当にいろんなジャンルの話が書ける人なのね。
どれをとっても独特の文体で夢枕流なのだけど。
『頭の中の湿った土』は山の中に埋められた自分が
(というか、殺されてるから、意識(魂?)だけ、なのだが)
なぜ殺されたかを一生懸命回想するという話。
ちょっと乙一の夏と花火と私の死体にアングルが似てるなと思った。
「宇宙は音楽に満