あらすじ
プロレスラー・梶原年男に完膚なきまでに叩きのめされてから6年…丹羽文七は竹宮流・泉宗一郎に命をかけた野試合で勝利した。「現代の宮本武蔵を描く」というコンセプトのもと始まった不朽の名作、I~IIIと外伝を合本刊行。
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漫画版餓狼伝を読み、原作に興味が出てきたので購入。
丹波文七だけでなく他の登場人物全員の、戦闘描写、心理描写が多いので感情移入して読めました。
漫画版ではあっさり終わった丹波VS梶原戦でしたが、原作では深い闘いが繰り広げられてとても面白かったです。
何よりスッキリとした文章なので、格闘技に詳しくなくても読みやすい。
Posted by ブクログ
単行本4冊分で870ページもあって辞書みたいで持ち運びが大変だった。シリーズを4冊にまとめていて、他の3冊はここまで厚くないようだ。
最初に発売された当時2巻くらいまで読んだ記憶がある。完結したらまとめて読みたいと思っていたのだがいつまでも完結せず、そのままモチベーションがなくなってしまった。今回は改めて最後まで読んでみたい。
まだ、MMAがなかった時代でそれを夢想しているなんでもありのルールで誰が一番強いのかを競う。見返りはなにもないに等しい。だからこそその思いを共有できる人たちの繋がりが強く、選ばれし者感も強い。みんなちょっと狂ってる感じがすごくいい。そんな彼らがもし現代に現れてUFCで戦ったら果たして強いのかどうかとても気になった。この世界では無差別級しかないところもいい。
Posted by ブクログ
格闘技・・・ただ強さを求めるためだけに命の炎を燃え滾らす男どもの物語。
既刊4巻分を1冊にした超オトク本。870ページを越す厚みは、アノ京極本にも似て・・・w