夢枕獏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ堂々の大団円――ということになるのかな。
最後はやはり、「空海凄すぎ」の一言。でもこれは決して夢枕さんの創作だけではなく、本当に空海は超人で、しかも周りへのパフォーマンスも上手い人だったのだと思う。
ストーリーのほうは、ちょっと広げすぎ&長すぎて大風呂敷を畳めなかった感がなきにしもあらず。
本編の最後の方は「超展開?」とも言いたくなってしまったが、キャラクターの魅力と世界観が素晴らしかったので、ご愛嬌ということで。
空海その人と、物語を取り巻く密教的世界観に興味を持てた一冊でした。
これは余談だけれど、私がこの本を読み終えたとき、ちょうど東京国立博物館で「空海と密教美術展」が開催されて、空 -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
「悪夢喰らい」夢枕獏
オカルトホラー。乳白色。
獏さんのエキス満載短編集。
あまり特筆する作品もないかと思いますが、暗澹として濃密で異常な猥雑さをもったホラー、が主です。
確固たる矜持というか、独特の世界観がバックに構築されているから、引きずり込まれる感覚が自然だと思います。
あとは、ホラーといってもトラウマになるような怖さはないかと思います。人間臭さのある短編ばかり。
和やかって意味ではないですけれどね・・・。
角川ホラーでの再文庫化のものを読んだのですが、20年前の作品とは思えないような新鮮かつ斬新さ。かな。
収録作のなかでは「霧幻彷徨記」が好きでした。
ホラーとは銘