夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 玉手匣 1巻

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    久々に登場、岡野玲子版陰陽師の続編です。前作の終盤が神秘主義に偏りすぎていてついていけなくなった感もあったのだけれど、今回のはまだ普通に読めるし、独特の空気感も健在。あまり長い作品にはならず番外編的な作品になりそう。

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    2011年12月30日
  • 鳥葬の山

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    中島らものエッセイから興味を持って読んだ一冊。
    表題作もですが、巻頭のヤツが不気味でした(^_^;)
    陰陽師とか他の作品は未読ですが、これに限って言えばあまり一人の夜中に読まない方がイイかと・・・

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    2011年12月29日
  • 陰陽師 玉手匣 1巻

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    相変わらずこの世ならざるものを描くのが上手い。紙面から広がる淡くて光る霞のような空気感にうっとりする。
    あの父母から生まれた割に、若子はまだまだ人に近い存在だなあ。かわいらしい。これから成長するに従って、どのように化けていくかが楽しみ。

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    2011年12月28日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    中国に舞台を移した陰陽師でしたねー。漢詩が効いてて面白かった。
    でも逸勢…君はちょっと…。可哀想すぎる…。

    「あの時よもう一度」って願いは大抵叶わないけど叶って良かったね。

    前にも話に出したことをあたかも今初めて出したかのようにするのはやっぱり仕様なんですよね!こんなにあるんだし!
    あとものすごく勝手なイメージだけど夢枕さんてグルメじゃなさそう。いや唯なんとなく思っただけ。

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    2011年12月19日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    ネタバレ

    堂々の大団円――ということになるのかな。
    最後はやはり、「空海凄すぎ」の一言。でもこれは決して夢枕さんの創作だけではなく、本当に空海は超人で、しかも周りへのパフォーマンスも上手い人だったのだと思う。

    ストーリーのほうは、ちょっと広げすぎ&長すぎて大風呂敷を畳めなかった感がなきにしもあらず。
    本編の最後の方は「超展開?」とも言いたくなってしまったが、キャラクターの魅力と世界観が素晴らしかったので、ご愛嬌ということで。

    空海その人と、物語を取り巻く密教的世界観に興味を持てた一冊でした。
    これは余談だけれど、私がこの本を読み終えたとき、ちょうど東京国立博物館で「空海と密教美術展」が開催されて、空

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    2011年11月06日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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    だんだんと、私も呪がわかってきたかも・・・?!

    今回、 道満との絡みがお多かったので面白かった。

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    2011年10月19日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    酷い場面が出てくると、毎回読むのに苦労する小心者の私。
    今回は長編だったせいか、いつもよりもそういった描写に
    多く出くわしたが、それでもストーリーはいつもの短編同様
    面白かったので、ついに最後まで読みきってしまった。

    人はどこまで残酷になれるのか。
    心の中に棲む鬼は、いつ、何がきっかけで、
    己自身を乗っ取ってしまうのかはわからない。

    それを考えると、人間はなんと弱く、憐れな生き物だと思うが、
    博雅の言葉はいつもそんな読者の抱く絶望を救ってくれる。

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    2013年05月11日
  • 涅槃の王(1)幻獣変化

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    完結しない作家夢枕獏のシリーズものでいまのところ唯一完結した作品じゃなかるか。
    ちなみに主人公はシッダールダ(のちの仏陀)。
    夢枕獏らしさが、前面にでててなかなか面白かったです。

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    2011年09月25日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    ネタバレ

    短編集でした。 ちょっと物足りなさを感じましたが、いつもの清明と博雅の「ゆこう」「ゆこう」そうゆうことになったと、いうところがすき!
    月琴の精が博雅に弾いて欲しくて 毎夜あらわれる話はとても可愛らしかった。菊の精の話も魔神祭も、好きな人に恋焦がれる花や楽器一途な恋心ですね。

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    2014年03月07日
  • ものいふ髑髏

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    六年前位に読んだので、あまり内容は覚えてない。
    でも、びくいしといについてだけは覚えてる。よくこんな文章を書けるもんだ。

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    2011年06月03日
  • キマイラ青龍変〈キマイラ別巻〉

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    キマイラシリーズ別冊。龍王院弘の過去を廻るスピンアウト作品。予想外に本編の登場人物との関わりもあり。

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    2011年05月05日
  • 新・餓狼伝 巻ノ一 秘伝菊式編

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    ネタバレ

    最強を目指す格闘家達の戦いをただただ書き連ねるストイックな小説。
    新と付くが特に変わったところはないらし。
    餓狼伝は最初の頃読んでいたが、刊行ペースについていけずに新刊を追わなくなった。

    ここでは、冒頭に菊式の催眠拳法のようなものが出てきて、これが新のテーマになりそうだが、紙幅のほとんどは、プロレスや関節技の描写。
    1巻はプロレスの巻ですね。

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    2011年04月25日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    陰陽師長編。
    章ごとに登場人物が入れ代わり立ち代わるので、
    長編というよりは、短編を繋ぎ合わせた感じ。
    お決まりの博雅と清明の掛け合いはほどほど。
    二十年前のとある事件が、都を騒がす騒動の基になっていく。
    鬼が人を食べるシーンはなかなか読み応えがあります。

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    2011年03月07日
  • シナン(上)

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    オスマントルコ帝国の建築家が聖ソフィアより巨大なモスクを建てるという偉業をなしとげるまで。
    王と宰相と王妃の権力争いあれこれ。

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    2011年02月19日
  • 新装版 風果つる街

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    男くっさ〜い話し

    ど〜しよ〜もなく堅物で不器用にしか生きられない
    そんな男の物語り

    男心が分からない女性が読むと分かっちゃうかも

    あれ、男心なんて最初から分かっており、理解はしません!
    って?

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    2011年02月17日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    ネタバレ

    タイトルが面白そうだったので買ってみた。
    最初読んでいるうちは面白さを感じなかったけれど9編のなかで
    何個か面白いな~と思う作品もあった

    その中でも少し切ない気分になったのが「魔鬼物小僧」

    真念くんの純粋な思いを邪魔に思うのは許せないと思った。
    終わらない巻物ってなにさ!!ずっと・・・ずっと・・・読み続けて、寺の者の不始末で焼き死んでしまうなんて本当に可哀想だと思う。

    しかも僧侶たちはその真念くんが一生懸命お経を読んでいる間
    酒を喰らい女と遊んでいるなんて僧侶としてあるまじき行為だ!!

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    2011年02月03日
  • シナン(下)

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    もう少しシナンの建築のお話をしてほしかった。
    権力闘争や周辺諸国との戦いの話は、そこまで必要だったのでしょうか。

    「解説」の中のシナンの建築についてのガイドが一番ためになったかもしれない。イスタンブールにまた行きたくなってしまった。

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    2011年01月12日
  • シナン(上)

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    作者の空想がかなり入っているように思った。
    小説だから仕方ないか...。
    そのあたりを割り引いて読まねば。
    実際のシナンの一生はどのようなものだったのだろう。

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    2011年01月12日
  • 新装版 風果つる街

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    一人の真剣師(お金などをかけて将棋をさす人)が主役で短編形式だった。将棋のことがわからんくても楽しめます。暗いけど。
    主人公の文吉の息子の文平とその兄貴分の彦六という格闘家はこの作者の別の小説にもでてくるらしいので読んでみようかな。

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    2010年12月29日
  • 新・餓狼伝 巻ノ一 秘伝菊式編

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    餓狼伝が休載し東天の獅子をやるのはまだいい。
    だが更に釣りモノまで始めるのはどういうわけだ!?編集は何も言わんのか!?
    やる気ないのかなぁ…
    中身については、改題ついでに今までのおさらいと新章が始まるよ、というイントロなので、特に言うことはありません。

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    2011年02月01日