夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    ☆3.8

    「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。

    「首」は怖かったなぁー(TmT)ゾォーっとする感じ。
    虫愛ずる姫は、どうなるんだろう、どうなるんだろうって最後までドキドキでした。でもさわやかに終わってよかったーーー!!

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    2013年10月23日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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    ☆3.8
    「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。

    でおなじみの、夢枕獏の陰陽師シリーズ。ゆるりゆるりと酒を飲む雰囲気が好き。

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    2013年10月23日
  • 幻獣少年キマイラ

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    30年かけてもまだ未完、という壮大なファンタジー。
    母に聞いたら、母も当時発売されたときに読んだそう。

    今回、新装刊行されていたのを機に購入。

    表紙からラノベのような印象を受けていたが、骨太で全くそんなことはなかった。

    獣に喰われる悪夢を見る以外は、ごく平凡な日々を送っていた美貌の高校生・大鳳吼(おおとりこう)。
    だが学園を支配する上級生・久鬼麗一と出会った時、その宿命が幕を開けた…

    美貌の少年という時点で平凡ではないのではと思ってしまうが、
    1巻では話は進まないものの、成長が見てとれるのが楽しい。

    すんなりと作品に入り込める文体も好きだなあ。

    陰陽師読んでみようかしら。

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    2013年10月13日
  • 陰陽師 玉手匣 3巻

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    酒呑童子のお話。

    知ってる話だけど、なんか違うぞ。昔話の方はパラレルのような存在か。

    途中の出てきた鯰の瓢箪売りが気になるね。あの盗賊団の親玉の話は、今昔物語かなんかにあった気がするんだよね。今昔だっけ?とりあえず、何かで読んだ気がするんだけどな。

    この盗賊団と酒呑童子がMIXされたのが、岡野バージョンの酒呑童子ということですね。

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    2013年09月23日
  • 天海の秘宝(下)

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    タイムパラドックスを解決せず流しているのに感心。ハインラインも『夏への扉』で放り出しているのを思い出したり。
    いろいろ突っ込みどころは満載だけどなかなか愉しく読めた。

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    2013年09月15日
  • キマイラ2 朧変

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    続きが気になったので、本屋に行ってきました。

    やっぱり面白い。
    ワクワク感は全くないのだけど(笑)、とにかく続きが気になる感じです。これはシリーズで揃える予感。

    相変わらず謎はさっぱり解けてませんが、別に停滞してる訳でもないので、テンポ良く読めました。九鬼が退場するのかしないのかな辺りで留まってるところがいいですね(笑)
    何だかんだで、ヴォルデモート(@HARRY POTTER)やカイン(@TRINITY BLOOD)の様な不死身っぷりで最後まで君臨してそう。

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    2013年09月11日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集

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    山にまつわる短編集。

    ただでさえ作者の文章はスピード感が半端ないので、短編てことになるとあっという間に読み終えてしまう。(それがいいのだけども)

    古い作品はオチはさすがに今となっては斬新さは感じないが、山登りをする身としては共感する部分も少なくない。

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    2013年09月09日
  • 陰陽師 玉手匣 1巻

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    顔の描き方がかわってきて好みじゃなくなった。もう誰のはなしかよくわからない。巻物はちょっと出るくらいなら面白キャラだけど出ずっぱりだとうるさい。

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    2013年09月08日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    陰陽師シリーズの中では、長篇であるが故なのか、ミステリ感が特に強く、いつもの陰陽師シリーズとは後味が異なる。

    “いつもの” 晴明と博雅のやりとり、自然風景描写、博雅と第3者のやりとりこそが私にとっての大きな魅力であることを再認識。

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    2013年08月11日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    あの長ったらしい文章はさすがに3巻も続くと、飽き飽きしてくる感がありますが。。。
    それでも謎が徐々に解けていく時のワクワクと、「過去」の人物達が語る、まるで「現在(いま)」の物語のような話の数々。
    読者から見れば、過去のさらに過去の話なのに、古臭さを感じないリアルさが、とても面白いです。

    ☆は3.5くらいで。

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    2013年08月06日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    この人の陰陽師シリーズと源氏物語との両方を好きでなければ受け入れにくい作品かもしれない。
    葵の帖がモチーフになっているものの、最終的に、源氏物語が題材でなくてもよかったような展開に。

    源博正っぽい役の光源氏と安倍晴明っぽい役の蘆屋道満が主人公。
    しかも光源氏の外見や雰囲気が安倍晴明と酷似している設定なので、いつもの陰陽師シリーズでこれをやろうとすると、都合が悪いことになるんだろうと推測。

    まあまあ面白く読んだけれど、エンタメ感満載の設定に、わりと本気の宗教論を盛り込んであるせいで中途半端な結末になっている気がしないでもない…。

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    2013年07月25日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 壱

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    夢枕獏さんが原作というのと、表紙に惹かれ購入。
    空海がなかなかに曲者で面白い。
    魑魅魍魎の怖さも人の怖さも、そこはかとなく。
    主役二人のやりとりが、夢枕先生の『陰陽師』における晴明と博雅の感じ、そのままなので
    ちょっと違ったら良いかな〜などと思ってみたり。
    画面はとても綺麗だし丁寧。
    読みやすいかな、とは思いました。

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    2013年07月17日
  • 大江戸釣客伝(上)

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    夢枕貘。

    読みたかったのが文庫化されていたので購入。

    貘氏らしいテンポのよい文章。

    綱吉がでてきますよー。(生類憐みの令の彼)

    やりすぎだろー、綱吉!

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    2013年07月15日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集

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    山岳小説をかく 夢枕獏 の短編集
    登山のルポルタージュ風の小説を期待したのですが、
    ネパールのこととかで、
    ちょっとちがったかな・・・・

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    2013年07月07日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    「むしめづる姫」の露子姫が、どうしても金子みすずさんのイメージと重なる。
    純粋などうして?が多くて、何でも呼び名をつけて自分のものにしてしまう。
    気がつけば自然と周りは巻き込まれていて、でも誰からも愛される存在。
    今後、露子姫と黒丸の話の続きもどこかで描かれていくらしいので、楽しみである。

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    2013年06月10日
  • 大江戸釣客伝(下)

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    《本文より》
     世間の全てが、自分たちの敵となっていることを、采女は実感した。
     腰のものを抜いて、ここにいる見物人全員を斬り殺してやりたかった。
     采女が、生まれて初めて、心に抱いた煮えるような殺意であった。
     不思議と赤穂の浪士たちに、恨みは抱かなかった。
     この世間に、采女は厳しい憎悪を抱いたのである。
     浪士たちはこの世間によって踊らされたのだ。
     吉良は、あの好人物は、この異様な世間によって殺されたのだ。
     お前たちの思い通りになぞ、なってやるものか・・・・
     腹の中で、その言葉を何度も幾度も噛みしめながら、采女は、伴大夫と共にその場を後にした。

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    2013年06月10日
  • 大江戸釣客伝(上)

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    全2巻。
    生類憐れみの令が出た頃の
    釣り師たちの話。

    陰陽師のイメージの強い著者。
    名前が好きじゃないこともあって
    敬遠してきたけれど、
    表紙がかっこよくて読んでみる。
    表紙画は松本大洋だった。

    事件を予感させるミステリアス出来事から物語は始まるが、
    肩すかし。
    中盤になって物語はつながっていくものの、
    ハッキリ一本の筋が通っている訳ではなく、
    釣り師たちの群像劇な感じ。

    江戸時代の釣り師たちの話なんだけど、
    中盤以降しばらく釣りの話は出てこない。
    生類憐れみが出たから。

    とはいえそれに対抗して事件を企てるでもなく、
    なんとなく月日が流れて、将軍死んで、よかったね。


    著者の初めて読

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    2013年06月10日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集

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    夢枕獏の山岳小説と聞いたからには、期待せずにはいられなかった。
    が、これは「神々の山嶺」とは全然違う“山を舞台にした幻想小説集”であった。これを山岳小説と謳う出版社は詐欺じゃないか?
    まあ、それはそれとして、期待とは全然違ったけれども、著者の力量が十分に感じられる小説群であるのは確かだ。好みのものは少なかったが、「鳥葬」にはまいった。これは掛け値なしの傑作だと思った。

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    2013年06月08日
  • 大江戸釣客伝(上)

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    登場人物がバラエティーにとんでいる・・・
    下巻が楽しみですね。

    《本文より》

     釣りに行くというのは・・・
     釣りが好きだからだ。
     釣りが好きだから、釣りに行って癒される。
    しかし、その癒しを得るために竿を握るわけではない。
     かといって、目の下一尺の鯛が釣れればそれでいいのかと、
    そうゆうことでもない。

     何故、釣りにいくのか、何故、釣りがすきなのかというのは、
    うまく言葉にできない。

     何故だろう。

     何故だろう。

     その問いは、問いとして、采女にとって根本すぎた。
     何故、人は食べるのか、あるいは、人は何故生きるのか・・・

     采女にとって、釣りはそういうものである。
     

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    2013年06月08日
  • 天海の秘宝(下)

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    途中からおかしいと思っていたら,そんな結末だったとは…… 陰陽師シリーズのようなつもりで読んでいたから,ちょっと衝撃が.

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    2018年10月07日