夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 瀧夜叉姫(3)

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    本筋とは関係ないけれども、清明が博雅に対する呼称を外向きの時と二人だけの時で使い分けているところがなかなか興味深い。
    清明「博雅様が云々かんぬん……」
    えっ!?とかなった。
    忘れているだけかもしれないが、岡野版の時には見た覚えがない……そもそも無印陰陽師では清明と博雅の会話に他者が同席しているシーン自体がほとんど無かったような。

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    2013年12月31日
  • キマイラ3 餓狼変

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    大鳳は殆ど出てこない、九十九の巻。
    やっぱり、いくら修行を積んで肉体的にも精神的にも精錬されてるとはいえ、まだ18歳なんですよ。初登場から器の大きい人という書かれ方をしていたので、創作にありがちなスーパー高校生で通すのだと思っていたら、今回崩れたのでちょっと人間に近付いた感じ(笑)
    それでもスーパー高校生であることには変わりないんですけどね。

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    2013年12月29日
  • 陰陽師 玉手匣 3巻

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    3巻は酒呑童子退治、というか酒呑童子を退治にゆく道行。牛車でゆるゆる進むあいだに1冊終わって次巻に続く。
    もう面白い面白くないの世界を超えちゃってる。話も画もまったく支離滅裂なのだがなんか読み進めずにはいられないというか。これは岡野玲子にしか描けないよなあ。

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    2013年12月22日
  • シナン(上)

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     スレイマン1世のもとで最盛期を迎えたオスマントルコ帝国。世界中の富の3分の1を手にしたともいわれ、スレイマン大帝の威光にキリスト教国もひれ伏すかに思われた情勢の中、イスタンブールの街にある巨大建造物が、あたかもキリスト教国の栄光と叡智のほうがオスマンを凌いでいると言わんばかりに鎮座していた。アヤ・ソフィアだ。

     この大聖堂の内部はモスクに改装されていた。キリスト教徒の造った聖堂だからといって破壊しないところは、オスマン帝国の文化の高さをうかがわせるが、大聖堂のドームの高さを越えるモスクを造らないことには、周辺諸国に建築の分野ではイスラムはキリストより劣っていると捉えられても反論ができなかっ

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    2017年08月15日
  • シナン(下)

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     スレイマン1世を称えるスレイマニエ・ジャーミーをやっとのこと建設することになったシナンだが、そのモスクのドームの高さは結局のところ、アヤ・ソフィアを超えることはなかった。シナンのもつ知識ではまだ造れなかったのだ。 後年、建設したセミリエ・ジャーミーでは遂に超えることができたが、この物語では描かれていない。


     建築のことがほんとに少なくて、下巻はスレイマン1世の側近イブラヒムと正妻ロクセラーヌの権力争いがメインで、シナンは蚊帳の外のように感じなくもない。でも、そのままシナンは蚊帳の外に置いといて、権力争いに意識を集中して読んでいれば、それはそれでイスラム文化の意外な面が知れて面白い。


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    2017年08月15日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    源氏と蘆屋道満が、葵の上に憑いた物の怪を払うために、さまざまに調べるうちに、神や仏の歴史へと足を踏み入れていく。


    最近陰陽師と源氏物語のコラボが流行なんだろうか。
    映画は安倍清明だけど。同じく御息所が肝だし。
    夢枕獏は安倍清明でシリーズあるから、道満なのかね・・・。

    それにしても光源氏の描写があまりにも清明だった。
    陰陽師でない安倍清明って感じ。
    他人にも自分にも全く興味も執着もないし。
    源氏はすべてを愛してしまうところが唯一のいいところだと私は思っているので、こういう解釈も斬新。

    古代神の歴史ものとしてはおもしろかった。
    シリーズ化しそう。

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    2013年12月05日
  • 陰陽師 醍醐ノ巻

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    安倍晴明と源博雅
    晴明の屋敷の縁側から話が始まり、「ゆこう」「ゆこう」と連れだって、妖の怪異の元に赴く。
    形式の中に盛り込まれる、ゆったりとした雰囲気と濃密な夜、澄み渡る大気の中に清冽に響く博雅の笛の音と怪異を切り裂く晴明の術

    この雰囲気が好きというか、こんな雰囲気を実際に感じてみたい。

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    2013年11月30日
  • 陰陽師 醍醐ノ巻

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    夢枕獏の陰陽師 醍醐の巻を読みました。
    陰陽師シリーズの最新刊でした。
    陰陽師の安倍晴明と笛の名手源博雅が主人公の伝奇小説です。
    今回もマンネリ感はあるものの、面白く読みました。

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    2013年11月27日
  • 陰陽師 醍醐ノ巻

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    安定の読みやすさ。
    最近はすっかりのんびりほのぼのな雰囲気だけれど、これはこれで好きなので楽しんで読む。
    ただ、「ゆこう」「ゆこう」のくだりは、初期の頃の「そういうことになった」のほうが締まる感じがして好き。

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    2013年12月01日
  • 陰陽師 醍醐ノ巻

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    う~ん、なんかマンネリかなぁ…。
    『今昔物語』の仏教説話にありそうな「犬聖」や「白蛇伝」は面白かったけど、呪法合戦みたいな話が読みたいものです。

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    2013年11月10日
  • 上弦の月を喰べる獅子(下)

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    ☆3.7
    人は、幸福せになれるのですか? 野に咲く花は幸福せであろうか?――螺旋蒐集家と岩手の詩人、ふたつの孤独な魂から成る人間、アシュヴィンは、いくつもの問を胸に、果てしなく高い山を登りつづけていた。長い修羅の旅を経て、彼がその答にたどりついたとき、世界を驚嘆させるなにかが起きる……進化とは? 宇宙とは? 人間とは? 究極の問に対する答を破天荒な構成と筆致で描きあげた、これは、天についての物語である。

    難しいことはよくわからん!けれども、野に咲く花は、既に答えであるからして 、問うことはない、というのはなんとなくわかったよ。私がもっと宮沢賢治や仏教に明るかったらもっと面白いんだろうけど。

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    2013年11月08日
  • 上弦の月を喰べる獅子(上)

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    ☆3.7
    あらゆるものを螺旋として捉え、それを集め求める螺旋蒐集家は、新宿のとあるビルに、現実には存在しない螺旋階段を幻視した。肺を病む岩手の詩人は、北上高地の斜面に、彼にしか見えない巨大なオウム貝の幻を見た。それぞれの螺旋にひきこまれたふたりは、混沌の中でおのれの修羅と対峙する……ベストセラー作家、夢枕獏が仏教の宇宙観をもとに進化と宇宙の謎を解き明かした空前絶後の物語。第10回日本SF大賞受賞作。

    夢枕獏は、『陰陽師』シリーズしか読んだことがなかったので、驚いた。仏教用語とかたくさん出てきて難しいけど、知らず引き込まれる。まぁ難しいようなところは読み飛ばしております。
    宮沢賢治がこういう風

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    2013年11月08日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    ☆3.8

    「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。

    「首」は怖かったなぁー(TmT)ゾォーっとする感じ。
    虫愛ずる姫は、どうなるんだろう、どうなるんだろうって最後までドキドキでした。でもさわやかに終わってよかったーーー!!

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    2013年10月23日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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    ☆3.8
    「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。

    でおなじみの、夢枕獏の陰陽師シリーズ。ゆるりゆるりと酒を飲む雰囲気が好き。

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    2013年10月23日
  • 幻獣少年キマイラ

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    30年かけてもまだ未完、という壮大なファンタジー。
    母に聞いたら、母も当時発売されたときに読んだそう。

    今回、新装刊行されていたのを機に購入。

    表紙からラノベのような印象を受けていたが、骨太で全くそんなことはなかった。

    獣に喰われる悪夢を見る以外は、ごく平凡な日々を送っていた美貌の高校生・大鳳吼(おおとりこう)。
    だが学園を支配する上級生・久鬼麗一と出会った時、その宿命が幕を開けた…

    美貌の少年という時点で平凡ではないのではと思ってしまうが、
    1巻では話は進まないものの、成長が見てとれるのが楽しい。

    すんなりと作品に入り込める文体も好きだなあ。

    陰陽師読んでみようかしら。

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    2013年10月13日
  • 陰陽師 玉手匣 3巻

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    酒呑童子のお話。

    知ってる話だけど、なんか違うぞ。昔話の方はパラレルのような存在か。

    途中の出てきた鯰の瓢箪売りが気になるね。あの盗賊団の親玉の話は、今昔物語かなんかにあった気がするんだよね。今昔だっけ?とりあえず、何かで読んだ気がするんだけどな。

    この盗賊団と酒呑童子がMIXされたのが、岡野バージョンの酒呑童子ということですね。

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    2013年09月23日
  • 天海の秘宝(下)

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    タイムパラドックスを解決せず流しているのに感心。ハインラインも『夏への扉』で放り出しているのを思い出したり。
    いろいろ突っ込みどころは満載だけどなかなか愉しく読めた。

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    2013年09月15日
  • キマイラ2 朧変

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    続きが気になったので、本屋に行ってきました。

    やっぱり面白い。
    ワクワク感は全くないのだけど(笑)、とにかく続きが気になる感じです。これはシリーズで揃える予感。

    相変わらず謎はさっぱり解けてませんが、別に停滞してる訳でもないので、テンポ良く読めました。九鬼が退場するのかしないのかな辺りで留まってるところがいいですね(笑)
    何だかんだで、ヴォルデモート(@HARRY POTTER)やカイン(@TRINITY BLOOD)の様な不死身っぷりで最後まで君臨してそう。

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    2013年09月11日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集

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    山にまつわる短編集。

    ただでさえ作者の文章はスピード感が半端ないので、短編てことになるとあっという間に読み終えてしまう。(それがいいのだけども)

    古い作品はオチはさすがに今となっては斬新さは感じないが、山登りをする身としては共感する部分も少なくない。

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    2013年09月09日
  • 陰陽師 玉手匣 1巻

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    顔の描き方がかわってきて好みじゃなくなった。もう誰のはなしかよくわからない。巻物はちょっと出るくらいなら面白キャラだけど出ずっぱりだとうるさい。

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    2013年09月08日