夢枕獏のレビュー一覧
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バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ6巻。
開園するゆうえんち。ゴブリン春日。
無門とゴブリン春日の戦いの6巻。ゴブリンの過去には同情する部分はあるが、悲しいということではなく狂気の引き金としての語りなので、同情なんてクソの役にも立たないのだと思います。
格闘家としてのプロレスラーの強さ怖さの具現化ゴブリン春日。
ただ、板垣・夢枕、両御大の作品でよく見てきたものではある。タフネスゆえのエンタメと、それを極限まで昇華させる覚悟の有無。
何度も見てきたプロレスラーのヤバさなんだけど、何度見てもいいね、と思えるのは俺、彼らの覚悟にどこか憧れがあるからでしょうか。
そして、攻守の順番守らねぇと客が盛り上がらねえだろうが、順番守れよこのやろう、という憤りの中で敗れてゆく、ぐちゃぐちゃに敗れてゆく様も好きです。自分の中の抑えきれないたぎっているものに殉じてゆく、というのが悲しみの中に美しさを見てしまうからでしょうか。
プロレスというものが持つ神話性に魅せられているのだと思います。 -
Posted by ブクログ
バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ5巻。
つまみちぎる黄金丸。蘭陵王訪問と黄海王。松本太山と柳龍光。
ここから原作2巻のストーリーに入ります。やっと、というべきかどうか。原作の方でも、筆が乗ってきて予想よりも長くなりそうと言っていたような気がする。まあ、5巻で終わっているので、きっちり蹴りをつけたというところでしょうか。
松本太山と柳龍光の戦い。アレ、時間切れ引き分けですが、続行していたら試合に勝って勝負に負けたみたいな形になっていたんじゃないだろうか。柳が敗北を知ることはなかっただろうけど、負けを認めざるを得ないというような終わり方で。
ぐずぐずと煮え切らない精神を抱えたまま、敗北から逃げ回るみたいな風になっていたような気がする。
松本太山をだいぶ贔屓目に見ているかな、これだと。
「ゆうえんち」の経営者・蘭陵王に許可も得て、入園料500万も無事手に入って、いよいよ開園を待つだけの無門くんです。 -
Posted by ブクログ
バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ4巻。
マスター国松、柳龍光のヤクザ襲撃、謝男、ゆうえんち縁起。
登場するたびに妖怪化が増してゆくマスター国松。このおじいちゃんはどこまでもどこまでも、気が触れているような感じで言って欲しいです。多分、一定の人気があるんだと思う。気味の悪さがとにかくあるけども、待ってましたの気持ちも一定以上あるのかな。まあ、あのマスター国松が、という一種の試金石になっているのかな。
明治から続く「ゆうえんち」という存在。『東天の獅子』の裏側のような物語。
どこもかしこも、夢枕獏と板垣恵介のクロスオーバーが散りばめられている。