絢爛たる鷺

絢爛たる鷺

715円 (税込)

3pt

3.0

その肉体には個性がある――胡蝶蘭に囲まれた鏡台の手前、そこには素肌にローブを纏った名優の姿があった。『ぼく』は初めて坂東玉三郎の楽屋を訪ねる。多忙な日々を過ごしつつも、迷いの真っただ中にあった作家は、この運命的な出会いを契機に、歌舞岐脚本への挑戦を企てる。そして、復活。迷いの中から、書くことによって抜け出していく足かけ7年間の「私」語り。オリジナル台本「三国伝来玄象譚」を収録。

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絢爛たる鷺 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年10月13日

    獏さんと玉さまの出会いやエピソードがつまった一冊。

    舞台の台本も有。
    獏さんの言葉や文章に対する拘りや信念を感じる。
    そしてやっぱり獏さんの文章は美しい。
    声に出して読まれる事を前提にした、台本の台詞はそれはもう素晴しい。思わず読み上げたくなる美しさ。

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