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和風ファンタジーの題材としてすっかりおなじみの陰陽師。そのブームの火付け役であり、9月に市川染五郎・市川海老蔵らによる歌舞伎座公演も決定したのがこの「陰陽師」シリーズです。
平安時代の天才陰陽師、安倍晴明。その親友で音楽の才能豊かな源博雅。この二人が鬼や生霊など様々なものの怪にまつわる怪異を解き明かしていくこの物語。映画のような派手なアクションはほとんどなく、彼らは問題の怪異の原因となった人の業を探り、ものの怪達を納得させることで怪異を見事に解決していきます。
この物語の大きな魅力は、主人公二人の掛け合いが格別に面白いこと!
厄介事を頼まれ困り果てた博雅が、二人で酒を酌み交わしながら晴明に解決を依頼するのですが、その軽妙なやり取りに、自分も仲のよい友人と庭を眺めながら、美味い肴片手にお酒を舐めたくなる事間違いなし!
美しくも怪しい平安時代の余韻から抜け出せなくなりそうな不思議な物語です。
Posted by ブクログ
陰陽師安倍晴明と源博雅の活躍を描く陰陽師シリーズ第17弾。
8編からなる、美しく、哀しいお話、どこまでも尽きない想像力を味わいました。
これまでは、1冊に10数編の作品が収められていることが多かったですが、レギュラーキャラの蝉丸の悲恋が明かされる中編が収められており、いつもよりボリューム感はないものの、蝉丸の悲しい過去を味わうことができて、読みごたえがありました。
また、今回は、メインの二人が出てこない番外編にあたる作品もあり、それでもやはり「陰陽師」の世界であることが感じられました。
さらに、いくつかの作品から、これまで以上に博雅の人柄が色濃く映し出されていたように感じ、とても魅力的でした。
今回も清明と博雅の一連のやり取りは健在で安心して読めました。
やはり、この作品の魅力の一つは、平安時代の雰囲気を安心して味わえることではないかと思う今日この頃です。
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