梶尾真治のレビュー一覧

  • 彼女は弊社の泥酔ヒロイン―三友商事怪魔企画室―(新潮文庫nex)

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    気が付いたら、電信柱の上で
    電信柱に抱きついて寝ていた。

    びっくりな登場から、でしたが、それも従姉が
    どうにかこうにか解決?
    どうしてこんな事に、という過去も
    従姉が右往左往。
    主人公はどっちだ? という状態。

    地域密着正義の味方、なわけですが
    秘密を漏らしてはいけない話は?? と思っていたら
    すでに母親が地元では…でした。
    いつか、娘たる彼女も、こうなるのでしょうか??

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    2026年07月25日
  • おもいでマシン―1話3分の超短編集―(新潮文庫nex)

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     ショートショートはその制約から、キャラクターを掘り下げられないので表面的なキャラ付けされるし、ワンアイデアであり難しい。個人的には「鬼童岳の霧女」「ショート・ショートの主題と構造」「理想の伴侶」「ママのくるま」が良かった。カジシンは山登りが好きなので、山登りネタが多いのが笑う。

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    2026年06月27日
  • おさご幻奇譚 仏原騒動異聞

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    著者の作品で言えば『つばき、時跳び』や『アラミタマ奇譚』などと同系列。地元熊本を舞台にした“伝奇ファンタジー”です。

    しかし、上記の作品群と決定的に異なっているのは“歴史的事実に題材をとっている”
    という点です。

    延宝2年(1674)に肥後国仏原(ほとけばる)で起きた「仏原騒動」を題材とした物語ですが、一揆を起こしたとされる一族の娘おさごと現代の青年との邂逅を軸に描かれるので、ファンタジー色の強い作品になっています。
    著者は『熊本県大百科事典』でこの事件を知って興味をもち、地元新聞での連載を経て本書にその内容をまとめたらしいです。

    『仏原騒動』の顛末については、歴史的事実はほとんど謎に包

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    2026年05月31日
  • おさご幻奇譚 仏原騒動異聞

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    タイムトラベル好きとして、この筆者の作品はいくつか読ませていただいた。最後がファンタジーっぽくなるのは私は好きではないので、私的にはこの作品は残念だった。でもそれまでは楽しく読めたので星3つで。

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    2026年05月18日
  • もののけエマノン

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    エマノンシリーズはあんましささらなかったからほとんど読んでなかった

    久しぶりに読んだけどいつものように その短編毎の主人公に不思議なことが起きて その場にエマノンが絡んだり絡まなかったり
    不思議だねー  というだけのお話が続く
    ファン以外は読まなくていいかも
    ワシは梶尾真治氏のファンなので3点

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    2026年05月13日
  • おさご幻奇譚 仏原騒動異聞

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    熊日新聞連載作品だけあって熊本の最近の話題 通潤橋の国宝指定や開通間もない九州中央自動車道等々を上手に舞台にあしらいつつ
    梶尾真治氏の趣味のキノコの話も交え随所にファンならニヤリさせられる箇所あり

    ただお話はいつもの 理由はよくわからないけど不思議なことがおきました 不思議だよね~ でおしまい 読まなくても良かったかな
    ファンなので3点 熊本に縁もゆかりも無い人なら2点かな

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    2026年05月13日
  • OKAGE

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    書評にて、面白そうだなと思い読んでみた。
    始めはワクワクしながら読んだけど、完全にSFな感じで、ついていけず。
    あまりSFが得意でなかったのでハマれなかった。

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    2026年02月22日
  • OKAGE

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    全国で突然何の前ぶれもなく子どもたちが失踪しはじめる。どうやら、いなくなった子どもたちはある場所を目指しているようなのだが……。マスメディアが「おかげ参り」にちなんでこの現象を「OKAGE現象」と名づけるなか、おとなたちはそれぞれの立場から子どもたちを追いはじめるが……。
    世紀末テーマの作品なのだが、ホラーというのとはちがうんじゃないか?あえて分類するならやっぱりSFなんじゃないかと思う。子どもたちは自分の目の前に現れた精霊のような存在「幻獣」に導かれているわけだけど、その設定もやはりSF的だ。しかも現代的だし。夜の街を徒歩で行進する子どもたちが自分たちを元気づけるために合唱する歌とか「幻獣」

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    2026年01月26日
  • サラマンダー殲滅 下

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    未読だった梶尾作品。<汎銀河聖開放戦線>のテロ行為により夫と子供を失った主人公静香は憎悪を人工的に精神に移植することでそれを支えに生きている。しかし、実際に静香が復讐という行為に及ばないよう同時に心理抑制がされていて……。
    家族の仇をうつために戦士となる決心をした静香がすることになる選択というのがこの物語のキーになるテーマですが、ちょっとすごすぎる。まるで「おもいでエマノン」の裏返しの物語ですね、これは。しかも梶尾作品の多数を占める叙情性とも、またもうひとつの持ち味であるスラップスティックとも違って徹頭徹尾ハードボイルド。これ発売当時に読んでいたらけっこうショックを受けたかもしれないなあ。

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    2026年01月26日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    怪獣大好き男性作家陣の怪獣小説アンソロジー

    「怪獣二六号」樋口真嗣
    25年前の怪獣映画の企画書
    ざっくり。さもありなんです。

    「怪獣チェイサー」大倉崇裕
    ゴジラ存在的世界観の日本。
    怪獣先進国たる日本。
    ちょっとそのままドラマになりそうな
    カメラマンと怪獣省の女性の関係が素敵
    怪獣省の大臣はきっとあの人。

    「廃都の怪神」 山本弘
    未開の奥地の原神となっていた怪獣。
    少年は、原始的な戦い勝利した。
    最近、こういう感じのファンタジーBLあるよね。

    「ブリラが来た夜」梶尾真治
    自分の母親が ウルトラの母的存在であったならその血脈は受け継がれるのではあるまいか。
    怪獣来襲の夜は、家族の来歴を知

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    2026年01月21日
  • うたかたエマノン

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    雰囲気を楽しむ小説だと思った。
    不老不死とはちょっと違うけど似たような感じの少女エマノンが色々な時代や人と少しだけ交流して去っていく短編集みたいな小説。
    読みづらいというわけじゃないけど主人公に魅力も共感も持てないので読んでいて特に面白いと思えない。
    いまいち合わなかった。

    キノの旅を思い出した。あれもこんな感じだった気がする。

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    2025年10月20日
  • さすらいエマノン

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    ネタバレ

    一作目が面白かったし、キンドルアンリミテッドが無料だったので読んだ作品。前作よりも環境問題や人類に対する罪に特化したものだからか、なんだか前よりも説教くさく退屈になってしまったなあ、ていう感じ。書いた時期が環境問題に対して敏感だった時期っていうのもありそう。話によっては少々グロテスクな表現もあるのでホラーっぽくもあった。面白かったけれど、前作ほどではなかったかな。

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    2025年09月25日
  • ボクハ・ココニ・イマス

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    ネタバレ

    懲役一年の代わりとして『消失刑』を受けることになった克則。試験的に実施とは言え、お役所仕事らしく穴だらけ…穴に落ちた時の救済策が用意されていないのも、あり得そう。

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    2025年07月12日
  • ボクハ・ココニ・イマス

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    些細なことで傷害事件を犯してしまった浅見克則は懲役1年の判決を受ける。しかし、試行段階の『消失刑』を選べば刑期は短縮され自宅で過ごせるという。ただし特殊なリングを装着して他人からは“見えない”存在となり、人との交流は完全に禁じられる。深く考えずに『消失刑』を選んだ浅見に押し寄せる過酷な運命とは…。

    “何かを受け入れることによってもたらされる過酷な運命“。その時、人はどう生きるべきか…という命題を嫌でも考えずにいられなくなる。梶尾真治の作品に共通する視点だと思います。「どんなに孤独が好きな人でもここまでの状況になったら…」と考えると胸が苦しくなりました。

    【余談】
    本書は光文社文庫2023年

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    2025年07月07日
  • メモリー・ラボへようこそ

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    ネタバレ

    メモリーラボという架空の施設のお話。人々のおもいでを抜き取って移植したりするSFものなのだが、本編では施術する田中が語る通り美しい使われ方をしている。ので、安心して読める。でもさらっと恐ろしいことをしてるので、終わり方は爽やかなんだけど、なんとも言えない気分になってしまった。なんとも難しい。

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    2024年10月29日
  • おもいでマシン―1話3分の超短編集―(新潮文庫nex)

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    ショート・ショート。
    1作5~6ページで40作。
    個人的に梶尾真治さんはSF作家と認識していたんですが、意外とSFチックな作品は少なめ。
    ダジャレ的なオチは苦手。
    好きだったのは、「今日は何の日?」と「ママのくるま」。
    「ママのくるま」は、『吸血鬼は夜恋をする』で読んだクロード・F・シェニス「ジュリエット」と似た、自動車×AIテーマの作品。自分はこのテーマが好きらしい。

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    2024年01月27日
  • ダブルトーン

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    自分が熊本出身なので地名に懐かしさを覚えました。2人の「ゆい」はどちらも魅力的で好きでした。パラレルワールドともタイムトラベルでもないSF読みやすかったです。

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    2023年10月08日
  • この胸いっぱいの愛を

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    作者が映画化された自分の作品をノベライズした小説。20年前の門司に飛ばされた人々。祖母の旅館の火事を防ぐ鈴谷。息子の事故を防ぐ和彦と栄子。記憶にない母に会う布川。盲導犬アンバーに会う朋恵。何を後悔していたのかわからない臼井。次々と時を迎えて現代に戻って行く人々。最後に残った鈴谷の願いは好きだった和美を救うこと。鈴谷が過去の自分、ヒロに守らせた人生改造十ヶ条。結末というかストーリーもまったく別物の原作の方が感動的だった。

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    2026年01月12日
  • つばき、時跳び

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    読後感が爽やか。
    ただ、つばきがあまりに男性から見た理想の女でちょっと苦笑いで。その一方で、彼女が恋に落ちる主人公の魅力が全く分からない。吊り橋効果なの? そこに引っかかって、切ないタイムトリップ純愛物語に乗り切れなかった。男性の夢物語なのだと思えば微笑ましくはあるか。

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    2023年07月18日
  • おもいでマシン―1話3分の超短編集―(新潮文庫nex)

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    梶尾真治の久々のショート・ショート集全40作品。もったいないので一日一作品のペースで読もうと初めの頃は思っていたが、だんだん我慢できず、ある日を境に一気に一日で読みきってしまった。中山七里でよく使われる「どんでん返し」と帯で謳っているものの、星新一ほどドライなオチではなく、どちらかと言うとほのぼのとした意外性という感じ。

    ショート・ショートを書き続けると、質の良いアイディアが枯渇する、以前に書いたアイディアを無意識に再掲してしまう等の弊害が多発し、中編・長編作品向けのアイディアにも影響を与えてしまうのではと危惧している。実際、いくつかの作品では駄洒落を使ったものもあり、アイディアの厳しい台所

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    2022年09月18日