梶尾真治のレビュー一覧

  • おもいでマシン―1話3分の超短編集―(新潮文庫nex)

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    梶尾真治の久々のショート・ショート集全40作品。もったいないので一日一作品のペースで読もうと初めの頃は思っていたが、だんだん我慢できず、ある日を境に一気に一日で読みきってしまった。中山七里でよく使われる「どんでん返し」と帯で謳っているものの、星新一ほどドライなオチではなく、どちらかと言うとほのぼのとした意外性という感じ。

    ショート・ショートを書き続けると、質の良いアイディアが枯渇する、以前に書いたアイディアを無意識に再掲してしまう等の弊害が多発し、中編・長編作品向けのアイディアにも影響を与えてしまうのではと危惧している。実際、いくつかの作品では駄洒落を使ったものもあり、アイディアの厳しい台所

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    2022年09月18日
  • 黄泉がえり

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    面白かった
    映画化されたSFファンタジーの物語
    感涙とまではいきませんでした。
    こういう話だったのね。っていうのが正直な感想..

    ストーリとしては
    熊本のみで「黄泉がえり」現象が発生。
    死んだ当時の姿でよみがえった人々。とはいえ、全員がよみがえってくるわけではありません。そんな現象に混乱する行政、対応に追われるといった展開が前半続きます。
    黄泉がえりのからくりは「彼」と言われるエネルギー体ですが、この辺はあまり語られず、この現象に遭遇した人々の群像劇が悲しく、時には面白く語られていきます。
    しかし、蘇った人々にもリミットが..
    そして、その日が訪れます。

    愛し合う二人がどうなるとか、家族が

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    2022年06月25日
  • 怨讐星域I ノアズ・アーク

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    太陽フレアの影響で滅亡の危機に瀕する地球。遥か彼方の「約束の星=エデン」目指して宇宙船ノアズ•アークで旅立つ人々と、死に行く運命に抗う人、運命を受け入れる人、そして新たに発明された転送装置を使ってエデンに先回りした人々を襲う過酷な運命。置き去りにされた人々が抱いた怨讐は、第ニの故郷となる星で人々を支え続ける希望となり得るのか?
    梶尾真治さんの提示するSF上の命題は、国家間の争いや、人類の生存に対する根源的な問題を含み、現実的な世界が如何に大切なのかという至極真っ当な思いを持たせてくれます。
    …そう、例えばイスラエルとパレスチナとか。どちらの国でも翻訳•出版すれば良いのに。

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    2022年05月24日
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)

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    前作はストンと入ったけど、今作は期待して読み始めただけにちょっとあれ?と思いました。加藤清正公とか恐竜も黄泉がえるって‥しかもラストが‥あまり納得の行く展開にはならかった‥。

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    2022年05月04日
  • 黄泉がえり

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    映画化されてるし読み応えもありそうと思って読み始めました。映画はでも観ていないけれど、熊本で様々な立場の方が黄泉がえりを果たす‥でも、それは長くは続かない‥いい作品でした。

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    2022年05月04日
  • 猫の惑星

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    隔絶された施設で超能力を鍛えられている子供たちは外の世界を全く知らない。主人公は人と話のできる猫から施設の秘密を聞かされ脱出を決意します。最近同じような話をアニメやコミックで見た気もしますが...猫好きにはおすすめかも。

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    2021年11月18日
  • 精霊探偵

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    ネタバレ

    前知識もなく初読みの作家さんで、あらすじの『ちょっと不思議でほんわか切ないスピリチュアル・ミステリー』のフレーズに惹かれて読みました。
    交通事故で奥さんを亡くして茫然自失の男性が主人公なのでスロースタートで始まります。
    テンポ的に、あんまり合わない作家さんかも……と思いつつ、前半を半ば惰性で読み続けてたら、中盤から後半と、もうどこに着地するのかサッパリわからないくらい振り回された挙句、大どんでんを迎えました‪w
    古代の遺物まではまだ良かったんですけど、SFはあんまり得意ではないので、前もって知って起きたかった‪。
    後半にある一文で、『異獣の存在が、妖怪的なものからだんだん滑稽なものに存在を変え

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    2021年10月18日
  • 怨讐星域III 約束の地

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    大まかに言えば、約束の地にどうやって降りるかを検討するノアズ・アークの人たち
    それに対する、ニューエデンの人たちの先祖代々の「アジソン一味に復讐を!」をどうするのかのお話


    エデンの辺境で農業を営む兄妹
    発見される不審な機械
    それは果たしてノアズ・アークが放った大量殺戮兵器なのか?

    ノアズ・アークの方では約束の地への第一陣をどうするのか?とか

    エデンでは憎きアジソン一味を残虐な方法で殺すために少年兵にまで槍術を仕込むよう
    よく語られる大東亜戦争のときの竹槍で一人一刹みたいな精神だな

    そんな折、ノアズ・アークは船体を菌類に侵され墜落
    果たして、2つの集団の接近の結果は?



    まぁ、妥当

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    2021年04月22日
  • おもいでエマノン

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    読んだのは1983年刊の単行本。

    【感想】
    ・長年気になっていた作品をようやく手にした。
    ・鶴田謙二さんのファンなので彼の絵がカバーの文庫本をと思ったのだが最初の形で読みたくもあったので単行本を。カバー絵は新井苑子さん。一九八三年、まだ活版印刷の時代。本って感じがする。
    ・今となってはちょっぴり古くさい感じはする。
    ・「キノの旅」の原型って感じもある。
    ・三十年前に読んでたら耽溺してたかも。

    【一行目】一九百六十七年といえばジェミニ計画が一段落した翌年で、まだアポロも月に着陸していなかった。

    【内容】
    ・地球に生命が誕生してから現在までの記憶を持っているエマノンと、彼女に惹かれた男たちの

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    2021年01月17日
  • 猫の惑星

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    カジシンにしてはやや中途半端な作品に感じました。少年が猫と旅をする話だけど、拠点を脱出してから街にいくまでで終わっちゃう。最後に組織のボスみたいのがくどくど語るから、どうも打ち切り感もあるし。
    どことなく読みづらさもあり、結局どこに持っていきたかったのかわかりづらい作品に感じました。

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    2020年06月15日
  • つばき、時跳び

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    ネタバレ

    ヒロインたるつばきが、あまりにオトコの理想像然としすぎちゃっていて、なんだか、正直、読んでいて、恥ずかしくってw
    中二病(昔の?w)なオトコの頭の中の、ぽぁぽぁな妄想を覗いているようで。
    というよりは、自分の中にある中二病的部分を、「ほら、オマエだって、こうなんだぜ」と無理やり見させらているようで、読みながら、「ひゃ~、もうカンベンしてくれぇ~!」と頭を抱えたくなった(爆)

    これは、ハズレかなーと思って読んでいたんだけど、でも、江戸時代に行ってしまった主人公が否応なく自分の時代に引き戻される瞬間、「キュン!」とくる感じに、あぁこれは、“その一瞬”のための話なんだなー、と。
    だから、著者はあえ

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    2020年05月06日
  • この胸いっぱいの愛を

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    飛行機事故にあった数人が、ある時点の、ある特定場所に未練ある人が、過去にタイムスリップする。
    こういうタイムスリップ物としては、展開は想像通りでおり、どちらかというと、それはわかっている上で、切ない人への想いであろう。そういう点では、この話は、悪くない。

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    2020年03月25日
  • 黄泉がえり

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    再読。映画でも大ヒットした原作。改めて面白いと思ったのは、熊本のある特定地域の人が限定で黄泉がえりしたということ。突然黄泉がえりした人と家族の触れ合いなど、地方色満点で楽しめますね。
    黄泉がえりした人、彼の意識、想いが、大地震の発生を防止したなんて。
    熊本には、そんな熱い想いがあるんだから、熊本地震からも、早く復興してくれることでしょう。

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    2020年03月22日
  • 彼女は弊社の泥酔ヒロイン―三友商事怪魔企画室―(新潮文庫nex)

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    これは続きがあるに違いない、と思える終わり方。
    ヒーローヒロイン成長もの(ウルトラマンレオ)として
    こども、若者向けに、より掘り進めたとし・・・
    とはいかないか、なにしろ「酒」がキーアイテムだから。
    では大人が読むなら、もう少しノスタルジーや
    家族愛的なところに切り込んで欲しいような気もする。
    社会人ものとしても会社生活(ウルトラマン80)は
    ほとんど無色の背景でしかないし。
    ウルトラセブン的要素も終盤に出てくるが。
    つまり、これで終わりにしないでください。

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    2020年03月06日
  • この胸いっぱいの愛を

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    クサイ。
    ベッタベッタのいい話。
    ほんでもってなんて都合のいい展開なんだ!

    と思ったものの、よかったよかったで終わる
    いい話なんで、たまに読むならアリかな。

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    2020年02月21日
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)

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    黄泉がえり再びです。

    前作では、黄泉がえりの説明から始まり、地震から熊本を救った感動のストーリーでしたが、今作は、黄泉がえりはあるものとして行政の手続きや熊本の人たちが普通に受け入れているところからのスタートです。

    現実に熊本大地震が起こったり、日本各地で台風の被害が起こってる今、還ってきてほしい人たちが救ってくれてらどんなに・・・
    熊本新聞に連載されていたお話ということなので、大団円のラストも読者の立場からしたら明るいお話で良かった、というところだと思います。

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    2019年10月20日
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)

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    前作『黄泉がえり』は2000年刊行、熊本大地震は2016年…ちょっと震える事実。今作品は前作唯一の生き残り?の周作の娘がキーマン。加藤清正、恐竜…ちょっとファンタジーが強いとは思うけど、嫌いじゃないな(笑)

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    2019年07月25日
  • 杏奈は春待岬に(新潮文庫)

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    甘いのか苦いのかよくわからなかった。
    SFファンタジーなのかな、あまり得意分野ではないのです。
    所謂ファム・ファタール的な感じなのですが、女の私はもっと超現実主義なので主人公のような一生は自分はいやです。

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    2019年07月07日
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)

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    ネタバレ

    オリジナルの方の特に映画ではあまりにもお涙ちょうだいであったが、アゲインの方はちょうどよい加減でお涙と笑いと感動が混ざっていた気がする。もう少しひねりがあったほうが良かったか?(最後の数行にはちょっとあったが)

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    2019年03月26日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    東雅夫さん編集ということで手に取ってみたら、有栖川有栖さんや山本弘さんといったミステリ畑やSF畑の方も書いていて驚いた。
    んだけど、アンソロジーの傾向として、「怪獣はあるもの/対峙するもの」として描かれていて、絶対的に抗えない存在という畏怖感には欠けていて残念だった。前作がそういったものらしいので、気にしておこうと思う。

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    2019年03月04日