梶尾真治のレビュー一覧
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梶尾真治の久々のショート・ショート集全40作品。もったいないので一日一作品のペースで読もうと初めの頃は思っていたが、だんだん我慢できず、ある日を境に一気に一日で読みきってしまった。中山七里でよく使われる「どんでん返し」と帯で謳っているものの、星新一ほどドライなオチではなく、どちらかと言うとほのぼのとした意外性という感じ。
ショート・ショートを書き続けると、質の良いアイディアが枯渇する、以前に書いたアイディアを無意識に再掲してしまう等の弊害が多発し、中編・長編作品向けのアイディアにも影響を与えてしまうのではと危惧している。実際、いくつかの作品では駄洒落を使ったものもあり、アイディアの厳しい台所 -
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面白かった
映画化されたSFファンタジーの物語
感涙とまではいきませんでした。
こういう話だったのね。っていうのが正直な感想..
ストーリとしては
熊本のみで「黄泉がえり」現象が発生。
死んだ当時の姿でよみがえった人々。とはいえ、全員がよみがえってくるわけではありません。そんな現象に混乱する行政、対応に追われるといった展開が前半続きます。
黄泉がえりのからくりは「彼」と言われるエネルギー体ですが、この辺はあまり語られず、この現象に遭遇した人々の群像劇が悲しく、時には面白く語られていきます。
しかし、蘇った人々にもリミットが..
そして、その日が訪れます。
愛し合う二人がどうなるとか、家族が -
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太陽フレアの影響で滅亡の危機に瀕する地球。遥か彼方の「約束の星=エデン」目指して宇宙船ノアズ•アークで旅立つ人々と、死に行く運命に抗う人、運命を受け入れる人、そして新たに発明された転送装置を使ってエデンに先回りした人々を襲う過酷な運命。置き去りにされた人々が抱いた怨讐は、第ニの故郷となる星で人々を支え続ける希望となり得るのか?
梶尾真治さんの提示するSF上の命題は、国家間の争いや、人類の生存に対する根源的な問題を含み、現実的な世界が如何に大切なのかという至極真っ当な思いを持たせてくれます。
…そう、例えばイスラエルとパレスチナとか。どちらの国でも翻訳•出版すれば良いのに。 -
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ネタバレ前知識もなく初読みの作家さんで、あらすじの『ちょっと不思議でほんわか切ないスピリチュアル・ミステリー』のフレーズに惹かれて読みました。
交通事故で奥さんを亡くして茫然自失の男性が主人公なのでスロースタートで始まります。
テンポ的に、あんまり合わない作家さんかも……と思いつつ、前半を半ば惰性で読み続けてたら、中盤から後半と、もうどこに着地するのかサッパリわからないくらい振り回された挙句、大どんでんを迎えましたw
古代の遺物まではまだ良かったんですけど、SFはあんまり得意ではないので、前もって知って起きたかった。
後半にある一文で、『異獣の存在が、妖怪的なものからだんだん滑稽なものに存在を変え -
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大まかに言えば、約束の地にどうやって降りるかを検討するノアズ・アークの人たち
それに対する、ニューエデンの人たちの先祖代々の「アジソン一味に復讐を!」をどうするのかのお話
エデンの辺境で農業を営む兄妹
発見される不審な機械
それは果たしてノアズ・アークが放った大量殺戮兵器なのか?
ノアズ・アークの方では約束の地への第一陣をどうするのか?とか
エデンでは憎きアジソン一味を残虐な方法で殺すために少年兵にまで槍術を仕込むよう
よく語られる大東亜戦争のときの竹槍で一人一刹みたいな精神だな
そんな折、ノアズ・アークは船体を菌類に侵され墜落
果たして、2つの集団の接近の結果は?
まぁ、妥当 -
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読んだのは1983年刊の単行本。
【感想】
・長年気になっていた作品をようやく手にした。
・鶴田謙二さんのファンなので彼の絵がカバーの文庫本をと思ったのだが最初の形で読みたくもあったので単行本を。カバー絵は新井苑子さん。一九八三年、まだ活版印刷の時代。本って感じがする。
・今となってはちょっぴり古くさい感じはする。
・「キノの旅」の原型って感じもある。
・三十年前に読んでたら耽溺してたかも。
【一行目】一九百六十七年といえばジェミニ計画が一段落した翌年で、まだアポロも月に着陸していなかった。
【内容】
・地球に生命が誕生してから現在までの記憶を持っているエマノンと、彼女に惹かれた男たちの -
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ネタバレヒロインたるつばきが、あまりにオトコの理想像然としすぎちゃっていて、なんだか、正直、読んでいて、恥ずかしくってw
中二病(昔の?w)なオトコの頭の中の、ぽぁぽぁな妄想を覗いているようで。
というよりは、自分の中にある中二病的部分を、「ほら、オマエだって、こうなんだぜ」と無理やり見させらているようで、読みながら、「ひゃ~、もうカンベンしてくれぇ~!」と頭を抱えたくなった(爆)
これは、ハズレかなーと思って読んでいたんだけど、でも、江戸時代に行ってしまった主人公が否応なく自分の時代に引き戻される瞬間、「キュン!」とくる感じに、あぁこれは、“その一瞬”のための話なんだなー、と。
だから、著者はあえ -
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