梶尾真治のレビュー一覧

  • さすらいエマノン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一作目が面白かったし、キンドルアンリミテッドが無料だったので読んだ作品。前作よりも環境問題や人類に対する罪に特化したものだからか、なんだか前よりも説教くさく退屈になってしまったなあ、ていう感じ。書いた時期が環境問題に対して敏感だった時期っていうのもありそう。話によっては少々グロテスクな表現もあるのでホラーっぽくもあった。面白かったけれど、前作ほどではなかったかな。

    0
    2025年09月25日
  • ボクハ・ココニ・イマス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    懲役一年の代わりとして『消失刑』を受けることになった克則。試験的に実施とは言え、お役所仕事らしく穴だらけ…穴に落ちた時の救済策が用意されていないのも、あり得そう。

    0
    2025年07月12日
  • ボクハ・ココニ・イマス

    Posted by ブクログ

    些細なことで傷害事件を犯してしまった浅見克則は懲役1年の判決を受ける。しかし、試行段階の『消失刑』を選べば刑期は短縮され自宅で過ごせるという。ただし特殊なリングを装着して他人からは“見えない”存在となり、人との交流は完全に禁じられる。深く考えずに『消失刑』を選んだ浅見に押し寄せる過酷な運命とは…。

    “何かを受け入れることによってもたらされる過酷な運命“。その時、人はどう生きるべきか…という命題を嫌でも考えずにいられなくなる。梶尾真治の作品に共通する視点だと思います。「どんなに孤独が好きな人でもここまでの状況になったら…」と考えると胸が苦しくなりました。

    【余談】
    本書は光文社文庫2023年

    0
    2025年07月07日
  • メモリー・ラボへようこそ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メモリーラボという架空の施設のお話。人々のおもいでを抜き取って移植したりするSFものなのだが、本編では施術する田中が語る通り美しい使われ方をしている。ので、安心して読める。でもさらっと恐ろしいことをしてるので、終わり方は爽やかなんだけど、なんとも言えない気分になってしまった。なんとも難しい。

    0
    2024年10月29日
  • おもいでマシン―1話3分の超短編集―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ショート・ショート。
    1作5~6ページで40作。
    個人的に梶尾真治さんはSF作家と認識していたんですが、意外とSFチックな作品は少なめ。
    ダジャレ的なオチは苦手。
    好きだったのは、「今日は何の日?」と「ママのくるま」。
    「ママのくるま」は、『吸血鬼は夜恋をする』で読んだクロード・F・シェニス「ジュリエット」と似た、自動車×AIテーマの作品。自分はこのテーマが好きらしい。

    0
    2024年01月27日
  • ダブルトーン

    Posted by ブクログ

    自分が熊本出身なので地名に懐かしさを覚えました。2人の「ゆい」はどちらも魅力的で好きでした。パラレルワールドともタイムトラベルでもないSF読みやすかったです。

    0
    2023年10月08日
  • この胸いっぱいの愛を

    Posted by ブクログ

    作者が映画化された自分の作品をノベライズした小説。20年前の門司に飛ばされた人々。祖母の旅館の火事を防ぐ鈴谷。息子の事故を防ぐ和彦と栄子。記憶にない母に会う布川。盲導犬アンバーに会う朋恵。何を後悔していたのかわからない臼井。次々と時を迎えて現代に戻って行く人々。最後に残った鈴谷の願いは好きだった和美を救うこと。鈴谷が過去の自分、ヒロに守らせた人生改造十ヶ条。結末というかストーリーもまったく別物の原作の方が感動的だった。

    0
    2026年01月12日
  • つばき、時跳び

    Posted by ブクログ

    読後感が爽やか。
    ただ、つばきがあまりに男性から見た理想の女でちょっと苦笑いで。その一方で、彼女が恋に落ちる主人公の魅力が全く分からない。吊り橋効果なの? そこに引っかかって、切ないタイムトリップ純愛物語に乗り切れなかった。男性の夢物語なのだと思えば微笑ましくはあるか。

    0
    2023年07月18日
  • おもいでマシン―1話3分の超短編集―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    梶尾真治の久々のショート・ショート集全40作品。もったいないので一日一作品のペースで読もうと初めの頃は思っていたが、だんだん我慢できず、ある日を境に一気に一日で読みきってしまった。中山七里でよく使われる「どんでん返し」と帯で謳っているものの、星新一ほどドライなオチではなく、どちらかと言うとほのぼのとした意外性という感じ。

    ショート・ショートを書き続けると、質の良いアイディアが枯渇する、以前に書いたアイディアを無意識に再掲してしまう等の弊害が多発し、中編・長編作品向けのアイディアにも影響を与えてしまうのではと危惧している。実際、いくつかの作品では駄洒落を使ったものもあり、アイディアの厳しい台所

    0
    2022年09月18日
  • 黄泉がえり

    Posted by ブクログ

    面白かった
    映画化されたSFファンタジーの物語
    感涙とまではいきませんでした。
    こういう話だったのね。っていうのが正直な感想..

    ストーリとしては
    熊本のみで「黄泉がえり」現象が発生。
    死んだ当時の姿でよみがえった人々。とはいえ、全員がよみがえってくるわけではありません。そんな現象に混乱する行政、対応に追われるといった展開が前半続きます。
    黄泉がえりのからくりは「彼」と言われるエネルギー体ですが、この辺はあまり語られず、この現象に遭遇した人々の群像劇が悲しく、時には面白く語られていきます。
    しかし、蘇った人々にもリミットが..
    そして、その日が訪れます。

    愛し合う二人がどうなるとか、家族が

    0
    2022年06月25日
  • 怨讐星域I ノアズ・アーク

    Posted by ブクログ

    太陽フレアの影響で滅亡の危機に瀕する地球。遥か彼方の「約束の星=エデン」目指して宇宙船ノアズ•アークで旅立つ人々と、死に行く運命に抗う人、運命を受け入れる人、そして新たに発明された転送装置を使ってエデンに先回りした人々を襲う過酷な運命。置き去りにされた人々が抱いた怨讐は、第ニの故郷となる星で人々を支え続ける希望となり得るのか?
    梶尾真治さんの提示するSF上の命題は、国家間の争いや、人類の生存に対する根源的な問題を含み、現実的な世界が如何に大切なのかという至極真っ当な思いを持たせてくれます。
    …そう、例えばイスラエルとパレスチナとか。どちらの国でも翻訳•出版すれば良いのに。

    0
    2022年05月24日
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    前作はストンと入ったけど、今作は期待して読み始めただけにちょっとあれ?と思いました。加藤清正公とか恐竜も黄泉がえるって‥しかもラストが‥あまり納得の行く展開にはならかった‥。

    0
    2022年05月04日
  • 黄泉がえり

    Posted by ブクログ

    映画化されてるし読み応えもありそうと思って読み始めました。映画はでも観ていないけれど、熊本で様々な立場の方が黄泉がえりを果たす‥でも、それは長くは続かない‥いい作品でした。

    0
    2022年05月12日
  • 猫の惑星

    Posted by ブクログ

    隔絶された施設で超能力を鍛えられている子供たちは外の世界を全く知らない。主人公は人と話のできる猫から施設の秘密を聞かされ脱出を決意します。最近同じような話をアニメやコミックで見た気もしますが...猫好きにはおすすめかも。

    0
    2021年11月18日
  • 精霊探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前知識もなく初読みの作家さんで、あらすじの『ちょっと不思議でほんわか切ないスピリチュアル・ミステリー』のフレーズに惹かれて読みました。
    交通事故で奥さんを亡くして茫然自失の男性が主人公なのでスロースタートで始まります。
    テンポ的に、あんまり合わない作家さんかも……と思いつつ、前半を半ば惰性で読み続けてたら、中盤から後半と、もうどこに着地するのかサッパリわからないくらい振り回された挙句、大どんでんを迎えました‪w
    古代の遺物まではまだ良かったんですけど、SFはあんまり得意ではないので、前もって知って起きたかった‪。
    後半にある一文で、『異獣の存在が、妖怪的なものからだんだん滑稽なものに存在を変え

    0
    2021年10月18日
  • 怨讐星域III 約束の地

    Posted by ブクログ

    大まかに言えば、約束の地にどうやって降りるかを検討するノアズ・アークの人たち
    それに対する、ニューエデンの人たちの先祖代々の「アジソン一味に復讐を!」をどうするのかのお話


    エデンの辺境で農業を営む兄妹
    発見される不審な機械
    それは果たしてノアズ・アークが放った大量殺戮兵器なのか?

    ノアズ・アークの方では約束の地への第一陣をどうするのか?とか

    エデンでは憎きアジソン一味を残虐な方法で殺すために少年兵にまで槍術を仕込むよう
    よく語られる大東亜戦争のときの竹槍で一人一刹みたいな精神だな

    そんな折、ノアズ・アークは船体を菌類に侵され墜落
    果たして、2つの集団の接近の結果は?



    まぁ、妥当

    0
    2021年04月22日
  • おもいでエマノン

    Posted by ブクログ

    読んだのは1983年刊の単行本。

    【感想】
    ・長年気になっていた作品をようやく手にした。
    ・鶴田謙二さんのファンなので彼の絵がカバーの文庫本をと思ったのだが最初の形で読みたくもあったので単行本を。カバー絵は新井苑子さん。一九八三年、まだ活版印刷の時代。本って感じがする。
    ・今となってはちょっぴり古くさい感じはする。
    ・「キノの旅」の原型って感じもある。
    ・三十年前に読んでたら耽溺してたかも。

    【一行目】一九百六十七年といえばジェミニ計画が一段落した翌年で、まだアポロも月に着陸していなかった。

    【内容】
    ・地球に生命が誕生してから現在までの記憶を持っているエマノンと、彼女に惹かれた男たちの

    0
    2021年01月17日
  • 猫の惑星

    Posted by ブクログ

    カジシンにしてはやや中途半端な作品に感じました。少年が猫と旅をする話だけど、拠点を脱出してから街にいくまでで終わっちゃう。最後に組織のボスみたいのがくどくど語るから、どうも打ち切り感もあるし。
    どことなく読みづらさもあり、結局どこに持っていきたかったのかわかりづらい作品に感じました。

    0
    2020年06月15日
  • つばき、時跳び

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヒロインたるつばきが、あまりにオトコの理想像然としすぎちゃっていて、なんだか、正直、読んでいて、恥ずかしくってw
    中二病(昔の?w)なオトコの頭の中の、ぽぁぽぁな妄想を覗いているようで。
    というよりは、自分の中にある中二病的部分を、「ほら、オマエだって、こうなんだぜ」と無理やり見させらているようで、読みながら、「ひゃ~、もうカンベンしてくれぇ~!」と頭を抱えたくなった(爆)

    これは、ハズレかなーと思って読んでいたんだけど、でも、江戸時代に行ってしまった主人公が否応なく自分の時代に引き戻される瞬間、「キュン!」とくる感じに、あぁこれは、“その一瞬”のための話なんだなー、と。
    だから、著者はあえ

    0
    2020年05月06日
  • この胸いっぱいの愛を

    Posted by ブクログ

    飛行機事故にあった数人が、ある時点の、ある特定場所に未練ある人が、過去にタイムスリップする。
    こういうタイムスリップ物としては、展開は想像通りでおり、どちらかというと、それはわかっている上で、切ない人への想いであろう。そういう点では、この話は、悪くない。

    0
    2020年03月25日