梶尾真治のレビュー一覧

  • おもいでエマノン
    有名な作品、一度読んでみようと手に取る。
    主役はエマノンなのだろうけれど、
    脇の人たちの描写が作品の肝なのかもしれない。
  • 續 さすらいエマノン
    おもいでエマノンへと繋がる、エマノンシリーズの最新作。ずっと気になっていた子供を宿すまでの過程が読めて良かった。相変わらず美しい描写にうっとり。
  • 黄泉がえり
    35
    熊本で突然死んだ人が戻ってくる現象が多発。続々と黄泉がえる人たちはなぜもう一度生ける人たちのもとに戻ってきたのか。
    物語の設定は奇抜で最後まで的を得ることはなく、ファンタジー。
    正直、最後まで読みやすいが理解しようとしてもできない作品。
  • 黄泉がえり
    熊本県で、死んだ人たちが次々と生き返る不思議な現象が発生。そのとき本人は、家族は、行政は、世の中はどうなるのか?
    全体を通じてしみじみとした雰囲気が漂う。オチがあまりにあっさりしていたのが少し残念。
    この現象の背景とか、もっと深堀されてると面白いだろうなと思った。
  • さすらいエマノン
    エマノンシリーズ。

    他種族との関わりが多い、この巻。
    環境破壊、兵器製造、人間の愚かさに胸が痛む。
    でもエマノンが人間である限り、わたしたちは人間でいられる。
    愚かな種族だけど、だけどどうか許して愛して。

    「まじろぎクリィチャー」の紅い花が哀しくて綺麗。
    「あやかしホルネリア」の赤潮...続きを読む
  • ゆきずりエマノン
    おもかげレガシー
    ぬばたまガーディアン
    いにしえウィアム
    あさやけエクソダス

    エマノンシリーズの結節点になりそうなのは「ぬばたまガーディアン」だが(2007年作なのでニューエイジ思想にはやや遅いが)、
    それよりも小品「おもかげレガシー」の愛らしさを愛する。
  • まろうどエマノン
    「かりそめエマノン」
    エマノンの双生児の拓麻が生きる理由を見つける。

    「まろうどエマノン」
    「ぼく」が夏のひと月を祖母の家で過ごす。
    「ましら」や白比丘尼。

    たかだか数十年の間に人はこれほどのことを考える。
    刹那に過ぎた思いの重み。
  • さすらいエマノン
    さすらいビヒモス
    まじろぎクリィチャー
    あやかしホルネリア
    まほろばジュルパリ
    いくたびザナハラード

    だんだんエマノンが世界を救う一端を、担うか、解説するか、の役割を与えられつつある。
    主に自然破壊があるところに、世界崩壊の予兆があり、その予感をとらえてうろついている。
    崩壊を回避する鍵となりそう...続きを読む
  • さすらいエマノン
    今回のエマノンは、
    前作「おもいでエマノン」の人との出会いと別れという要素から
    人と人が過ごす時の流れにいつも存在する少女というより、
    人間の環境破壊だとか、汚染だとかに呼ばれて
    人間と地球、自然の間を漂う人類生命のあらわれという感じ。
    ちょっとドラマとしては物足りない気分。

    しかし、梶尾真治先生...続きを読む
  • 續 さすらいエマノン
    やっぱり私は文章があってこそ、なのだけど、
    原作派のひとも、コミックス派の人も
    両方を読んで、補完して、優劣をつけず
    エマノンを軸にしたこの世界に浸って。
    クマモンじゃなくエマノンに会いに熊本に行かなきゃ。
  • 續 さすらいエマノン
    「さすらいエマノン」から6年後、1973年のエマノンを描く。前作の盛りだくさんに比べるととてもゆっくり、それだけに丁寧に出会いから結婚、出産までを描いている。出産によってエマノンの精神と記憶はすべて消され、次のエマノンへと受け継がれる。エマノンが背負う宿命を端的に描いた巻であるが、その一方でつかの間...続きを読む
  • ダブルトーン
    もちろん、悪くはないのだけど、梶尾さんの作品なので、
    もっと切ない系を期待していた分、ちょっと印象が違う
    気がしてしまった。
    でも、こういうお話は、すごく好き。
  • 穂足のチカラ
    2013/8/25
    思わせぶりな終わり方だなー
    続編出す気マンマン?
    前半は夢中で読んだ。
    後半もそこそこ。
    でもなんか違うよ感は残る。
    この世界は平和になって羨ましいなぁ。
    理不尽なキチガイとかいなくなるんだもん。
    いいなぁ。
    でもみんな同じ考え方ってのもつまんないんだけどね。
    修羅にしか生み出せ...続きを読む
  • ダブルトーン
    これはパラレルワールドなのだろう。
    二年の時間を置いた別の世界で生きる二人の女性が感応しあう。

    ある日由巳の前に現れたのは郁子という女性で、親しくなるうちに男性を紹介されるが、その男性は裕美の夫であった。
    妻帯者であるはずなのに由巳に好意を示す男性。
    裕美と感応しあううちに由巳は二年後の世界に生き...続きを読む
  • ダブルトーン
    NHKのドラマを見ました。面白かった!どうなるんだろう?というワクワク感と、洋平役の吉沢悠の優しさ包容力が心地よくて。ラストも前向きでよかったな。元気が出るな。
  • ダブルトーン
     主婦として夫と子供の世話をし、パート勤めをしている田村裕美。独身OLとしてバリバリ仕事をこなす中野由巳。何の繋がりもない2人には、共通点があった。朝目覚めると、それまで自分ではない人物として生活していた記憶がある。裕美は由巳として、由巳は裕美として―。この記憶は一体何なのか?そしてやがてその記憶に...続きを読む
  • おもいでエマノン
    地球の創世からの記憶を受け継いでいるエマノンと名乗る少女と僕の一夜限りの出会いと語らい。読み切りライトSFで、読後感がとても素敵。こんな熱帯夜に読むと大体どんな本もノスタルジックな要素を帯びるけど、その中でも特に秀逸。
    大二病を発症していた時、この鶴田譲二がジャケ絵を書いてたジェッジジョンソンとい...続きを読む
  • 精霊探偵
    ありがちだけど面白い設定と、軽いタッチの文体に最初はぐいぐいと読み進めた。
    小学生キャラもなかなか味があって好ましく思っていたが、途中からドタバタ感が出て、最後は無理やりなどんでん返しをしていてガッカリした。
  • さすらいエマノン
    まさか to be continue が来るとは……。
    抜け殻のその後も酷な話だが、読者にとっても酷だ。
  • 精霊探偵
    面白かった。予想外の展開でした。その後も気になります。続編でないかな(笑)
    でも、人間じゃない鵺たちや銀の粉の正体が曖昧で、☆3です