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滅びの地球から脱出した、2つの人類。その1つは宇宙船ノアズ・アーク内で、結婚して子を産み育てながら172光年先を目指していた。いま1つの人類も、星間転移で到達した約束の地・エデンにて世代を重ねながら、新たな文明社会を築いていた。最初の転移者から数えて第5世代のタツローは、入植を祝う降誕祭の準備に奔走する日々。彼はやがて、歳月を超えて受け継がれたノアズ・アークへの憤怒と憎悪に直面するが……。
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Posted by ブクログ
最後の「七十六分の少女」が絶品! アニメ化希望!!いっそToi8さんのキャラクターデザインにしてくだしゃい!
前巻に続き、2つの道に別れた人類の行方が語られます。SFとしてのビジョンよりも、著者も後書きで書いていますが、奇妙な味系の話も多いです。両者が出会うであろう、次巻に期待。
2巻になるともう残された地球のエピソードは登場しない。2巻の終わりに向けて、どんどんと分かたれた2つのグループの邂逅が近づいていく。その緊張感に震える巻です。
第Ⅱ巻では、『たんぽぽ娘』や『ジェニィの肖像』に通じるところがあって、「七十六分の少女」が切なくて良かった。こういうお話、好きなんだよなぁ…。
シリーズ2作目 約束の地もノアズ・アークも世代交代が進んで、1作目よりも何代か後のお話 約束の地のジャンプ後4~5世代後 ある程度の科学的な文明が復活してきた頃 初めて約束の地に降り立った日を記念するお祭り、降誕祭 地球を懐かしむイベントでもあるけれども、一番の目的とは? ノアズ・アークの中...続きを読むでも順風満帆とは言えず 機関室で起こった事故とその影響 約束の地まで半分のところまで来たものの、逆向きの推進に移行できない可能性が出てきたとか その後、路程の半分を越した後の世代の結婚事情とか船内の怪異とか 宇宙に行っても「筋肉は全てを解決する」「寺生まれのTさん」並の解決力が見られるとは面白い 約束の地でもノアズ・アークの観測をやっていて、どうやら近づいていると思われる兆候が 近づいているノアズ・アークを発見するエデンの人たちの選択とは? 約束の地へと近づき、移住の準備をする人たちの行動 エデンの方はここまで文明が戻ってくると、船に乗れなくてよかったと思うんじゃないかね ま、その世代はもういないんだけどね 一方ノアズ・アークの方はそんなにいい生活には思えない でも、この人達は生まれたときから死ぬまでそんな生活なので、ここまで不満が募るかどうかも疑問かな 果たして、この2つの勢力はどうなるのか 3巻を読むのが楽しみだ
いくつかの視点から物語が続きで進んで行くと勘違いしていた。連作短編集なのか。(今更気付く!)この第2巻は、幕間劇の様な印象。エデンが急に発展していて拍子抜けするし、ノアズ・アーク号も章が変わるたびに世代が変わっていて、置いてけぼり感を感じる。イースト校の演劇とか、大伯父のために卵を取りに行くとか、全...続きを読む体的に良い話ばかりで、ちょっと期待はずれ。とは言え、ニューエデンの人々とノアズ・アーク号の人々がどう出会うのか3巻も楽しみではある。
地球組:終了 転送組:人々の集まりだった1巻から町を形成していく 宇宙船:目的地にたどり着けるのか?
三部作の第二部。早く結末が知りたい思いで一気に読みました。登場人物も世代交代が進んでかなりわからなくなってきたけど第三部に向けての伏線があったりする?とにかく次読もう。
怨讐星域シリーズの2作目。ニューエデンにジャンプした人類も宇宙船ノアズ・アークで新しい地球に向かう人類も数世代の世代交代を経て当初の様子を経験したことがない世代が文明の維持をしている。本作品ではどのようにサバイブするのかよりも、そこで生活する人々の行動そのものが物語の主役となっている。今の現実とまっ...続きを読むたく異なる世界というのが根底にはあり、人間はどのような生活をするのか、一種の思考実験のように読める。特殊な状況のラブストーリーや宇宙船の危機を救うアクション、青春小説など何種類かのエンタテインメントが詰め込まれている。 このシリーズでは、きっとニューエデンへジャンプした人間と宇宙船ノアズ・アークで航宙してきた人間が出会うことになると思う。本作品で紹介されたエピソードはその伏線になっているのではないかと期待している。 どのようにまとめられるのだろうか。作者は大変だろうなと思いつつ。続篇も楽しもうと思う。
舞台は宇宙船内と惑星の二つに絞られ、 原始の世界は短期間ではるか遠くに。 閉鎖された世界では、第1巻から端々に語られていた 閉塞感が発展ではなく停滞の空気になる中で 明暗人間ドラマ。 登場人物も世代交代を繰り返す中、 あの人が意外な形で再登場し、 物語上の時のジャンプは短くなる中で クロノスジョウン...続きを読むターを思い起こさせる 「七十六分の少女」につながっていく。 形式化され、習慣になりつつあった怨嗟を 生まれ変わらせる些細な行動も何気なく語られ いよいよ最終巻。
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