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ノアズ・アークは172光年の旅を終え、約束の地・エデンの遷移軌道上に辿り着いた。一方でエデンの住民は、首長アンデルスの号令の下で皆兵化と軍拡を進めていた――全てはノアズ・アーク乗員の皆殺しのために。地球消滅から長い年月を経て、再会を果たす人類の末裔たち……。やがて空前の大災厄がそれぞれに襲いかかるとき、最後に残されるのは積年の怨讐か、それとも――。人間と人間の相剋と未来を問うSFクロニクル、ついに完結。
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Posted by ブクログ
堂々の大団円。終盤に向け、もっと盛り上げる構成もあったかもしれませんが、連作短編としてトーンを維持した現状を好ましく感じます。
ラストは一気読みでした。 本当に色々な要素が詰まった長編でした。緻密に設定されたSFというわけではないし、長い時間を描く群像劇だから、一人一人のエピソードがそれほど深く語られる訳でもない。それでもその時間を様々な角度から描くことで、なんとも言えないおもしろさがある。これはいい作品でした。
面白かった! どうなることかと思ったけど、落ち着くところに落ち着いてよかった。これまでの登場人物のその後が気になります。外伝的なものは出ないだろうから、勝手に幸せな方に想像するしかないけど(笑) ただ思ったのは、ある意味人類は共通の"敵"がいないとひとつになれないのだろうか。と、...続きを読むいうこと。
よかった。 やっぱり、教えられ刷り込まれた 怨みに基づいた人間の行動であるなら、 (確かに局地的な偶然のケースかもしれないので 別の結末をたどったケースもあるだろうけど) こういう終わりかたじゃなきゃ。 で、3冊読んで物語は完結したのだが、 あのひと、あのはなしのその後、 という形をアクションでも...続きを読むコメディでも ラブロマンスでも、外伝を希望するのです。
憎しみの言葉から生まれるものは不幸でしかない。 ヒトラーがユダヤ人皆殺しを叫んだように、在特会が聞くに堪えない汚い言葉を投げつけるように、ワルゲンツィンはアジソンの末裔たちの抹殺を教唆する。 作者が選んだこの長い物語の結末は、人の善なるものを信じるものだった。私はこれを了としたい。善哉、善哉。ハレル...続きを読むヤ!
いよいよ、ノアズ・アーク組が<約束の地>へ。 待ち受ける転送組の怨讐が宗教がかって・・・ちょっと怖い 最後のハリウッド的大団円はちょっと拍子抜け
大まかに言えば、約束の地にどうやって降りるかを検討するノアズ・アークの人たち それに対する、ニューエデンの人たちの先祖代々の「アジソン一味に復讐を!」をどうするのかのお話 エデンの辺境で農業を営む兄妹 発見される不審な機械 それは果たしてノアズ・アークが放った大量殺戮兵器なのか? ノアズ・アー...続きを読むクの方では約束の地への第一陣をどうするのか?とか エデンでは憎きアジソン一味を残虐な方法で殺すために少年兵にまで槍術を仕込むよう よく語られる大東亜戦争のときの竹槍で一人一刹みたいな精神だな そんな折、ノアズ・アークは船体を菌類に侵され墜落 果たして、2つの集団の接近の結果は? まぁ、妥当な結末だとは思うんだけど 所々消化不良 イアン・アダムスは結局望みを叶えられなかったのかなーとか せめて子孫同士が何かなかったのかなーとか 途中でノアズ・アークに転送された少女はどうなったのかなーとか 色々と面白そうな展開にできそうな設定がいくつかあったのに放ったらかしで終わってしまってちょっと残念というか何というか そもそも、本当に地球は滅んだのか? フレアに飲み込まれたと描写されているのは大統領への報告だけで、実際に観測した人たちの様子も描かれていない なので、その情報すらフェイクの可能性もあるんだよな あと、SFの設定的にそっちの技術があるなら、あれやこれやもできるはずなのになーというツッコミは多々あるけれども、毎度のことながらSFへの感想としては野暮だしな
◎スケールの大きなSFをかなり読みやすく描いている。脱出シーンの老若男女はとても良かった。 △アジソン組とジャンプ組の邂逅の直接描写がないのは残念。一番期待していたのに逃げられた気持ち。 △恋愛描写が基本的に一目惚れ、且つ男→女間のものに偏りありでわくわくしない。世代間を繋ぐのが大義の宇宙船であれば...続きを読む、マイノリティの肩身の狭さの描写があればより面白かったのでは。
怨讐星域シリーズの3作目(完結編)。結末は予想通りと言えば予想通り。その結末に至る描写が老人の講演による回想とすることで、いい感じでまとまった。 この作品(シリーズとして)は、SFマガジンに連載されていたものをベースにしている。そのため、各エピソードが独立していて、それぞれを楽しめる。そして、全体...続きを読むを通して大河的な物語の展開を楽しめる。シリーズを通して感じたのは、数百年の物語を各エピソードに分解することで、リアリティーを損なうことなく読者に長い時間が流れたのを想像させた。本作品を読んでしまって残念なのは、連載で読んだ方がより楽しめたのだろうなと思ってしまうこと。連載だと雑誌が発行されるまでの時間が、各エピソード間で時間が一気に飛ぶところ(時間の流れ)をより感じられるだろう。つまり、エピソードを時間をおいて読むことでリアリティーが増すと思った。本シリーズを読むときは、エピソードごとに時間を置いて読むのをお勧めする。数百年の時間が経過するのを実感しながら、各エピソードのある意味生々しい、その時代の有り様を感じられる。
怨讐星域シリーズ全3巻のラスト巻。アンデルス・ワルゲンツィンが引っ張りすぎ。第二次世界大戦中の独か日本のような独裁政権に、無闇に虐殺を唱えるもののその方法は原始的、少年を訓練に駆り出し思想を洗脳するなど、読んでいてヘイトが溜まる。ラスト1話の回想型の小話は良かったが、あとはいやーな気分を残す感じだっ...続きを読むた。カジシンらしく性善説で最後まで進んだのはらしくて良いが、長らくストレスを溜めさせられた割にはカタルシスがない。
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