梶尾真治のレビュー一覧
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最近居酒屋で食べる鯨と子供のころ食べた鯨が
なかなかつながらないのは、まぁ世の流れと諦めているが
親の世代が食べた鯨はもう少し美味しかったのだろうか。
一人の主役がいるわけではなく大場会が主役で
主役を形作る脇役が構成員の数だけ居る物語。
麓氏はきっかけに過ぎず
昔かたぎで義理と人情を重んじる任侠の人、大場会長
チャライ情婦かと思いきや、心に一本銛を持った玲奈
この物語の中では異色なほどスーパーマンな源爺
人の親でもある代貸の西田竜次
スゴミと愛の人、岩井圭介
ハムとヒロシの無邪気さや間の悪い島崎
おっと忘れるところだった澤木。
これらに対するは冷血でヒステリックな
軍人より秘密部隊のニオイ -
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Whole Lotta Love を知らない人は
このストーリーからどんな曲を想像するだろう。
過去を振り返るというのは後悔や変えたい事柄があるからで、
不可能なことに対して後ろ向きという声もあるだろうし、
こうやって物語として心を慰めるしかない。
映画版とはラストが異なるということを聞いたが
登場人物の違いと、それぞれの行動が何を目的としていたかの
違いを考えれば、こちらのラストの方が当然な印象。
ん?映画と違う結末ってことは、作者が過去に戻って
物語をやり直したかったってことかな?
淡い初恋と同時進行で青年期の恋愛感情
自分との兄弟愛で「この胸いっぱい」
私は見ていないが映画を見てか -
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地元熊本を舞台にしたSF・ファンタジー物が得意な梶尾さんによる時空を超えたラブ・ロマンス。この物語、近々(2010年8月)東京・明治座で舞台化されるという。それにタイミングを合わせたのか、平凡社ライブラリーで文庫化された。(オリジナルは2006年の発表) よく「ストックホルム症候群」という心理学用語を耳にするが、この物語の主人公、惇とつばき、二人のロマンス関係も、ある意味その症候群に似ている気がする。相互に違う時代にタイムスリップする中で、頼るべき相手はただ一人、非日常体験の中での相互依存関係が恋愛感情を引き起こすのではないだろうか。 梶尾作品を読むのは2作目、『メモリーラボへようこそ』以来。
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実は(?)本日引越しでした。世の中、やっぱり何でもその道のプロに任せるのが一番!今日は運送屋さんからガス屋さん、はたまたインテリアデザイナーの方まで「引越し」というテーマでお話ができなかなか楽しい一時を過ごせました。クタクタですけどね・・・。なので今日は引越しに関連付けて「都市」をテーマにした一冊を。
みなさん都市伝説ってご存知ですか?平たく言えば「うわさ」ですが、特に妙に真実味のある奇妙な噂を総称して「都市伝説」と名付けている気がします。良く知られている例として"口さけ女"や"学校の7不思議"なんかがあります。発端はアメリカらしく、まさにそのまま「Ur -
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最近読んだ本。
あらすじ
事故で妻を亡くし茫然自失となった主人公は、
その日から、突然回りの人の背後霊が見えるようになる。
ある日、いきつけの喫茶店の主人から、
人探しを依頼される。
依頼を受け、調査を開始した主人公は。。。。
感想。
背後霊と憑かれた人の考察が面白かったです。
途中まで、小さい事件を解決していく短編ものだと思ってました。
後、まさか、そういう展開になっていくとは思わなかったの連続でしたね。
いい意味で裏切られた気がします。
少し、展開が読めたけどw
ただ、ラストが、あまり好きではないです。
それまでは綺麗にまとまっている気がしたのですが、
ラストは強引、な、気が。。。。 -
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内容(「BOOK」データベースより)
もし、もう一度、あの時間に戻れるとしたら。そして、やり直すことができるとしたら―。大好きだった年上のある女性、産んだ直後に死んでしまった母、交通事故で亡くなった息子…。一九八六年、門司。“あること”をきっかけに、過去に戻ってしまった登場人物たちそれぞれの群像劇。映画『黄泉がえり』原作者・梶尾真治氏が、新たな試みとして取り組んだ、映画『この胸いっぱいの愛を』の原作者自らの手による異色のノベライズ作品。
【感想】誰にでも果たせなかった事や思い残す事、失った物…今となってはどうにもならない過去があると思います。「タイムスリップ」という現実離れした話ではありま -
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