梶尾真治のレビュー一覧

  • 黄泉がえり

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    熊本で突然死んだ人が戻ってくる現象が多発。続々と黄泉がえる人たちはなぜもう一度生ける人たちのもとに戻ってきたのか。
    物語の設定は奇抜で最後まで的を得ることはなく、ファンタジー。
    正直、最後まで読みやすいが理解しようとしてもできない作品。

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    2014年07月26日
  • 黄泉がえり

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    熊本県で、死んだ人たちが次々と生き返る不思議な現象が発生。そのとき本人は、家族は、行政は、世の中はどうなるのか?
    全体を通じてしみじみとした雰囲気が漂う。オチがあまりにあっさりしていたのが少し残念。
    この現象の背景とか、もっと深堀されてると面白いだろうなと思った。

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    2014年04月29日
  • さすらいエマノン

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    エマノンシリーズ。

    他種族との関わりが多い、この巻。
    環境破壊、兵器製造、人間の愚かさに胸が痛む。
    でもエマノンが人間である限り、わたしたちは人間でいられる。
    愚かな種族だけど、だけどどうか許して愛して。

    「まじろぎクリィチャー」の紅い花が哀しくて綺麗。
    「あやかしホルネリア」の赤潮リビングデッドが恐怖。

    この二編が好き。

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    2014年04月17日
  • ゆきずりエマノン

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    おもかげレガシー
    ぬばたまガーディアン
    いにしえウィアム
    あさやけエクソダス

    エマノンシリーズの結節点になりそうなのは「ぬばたまガーディアン」だが(2007年作なのでニューエイジ思想にはやや遅いが)、
    それよりも小品「おもかげレガシー」の愛らしさを愛する。

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    2014年03月24日
  • まろうどエマノン

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    ネタバレ

    「かりそめエマノン」
    エマノンの双生児の拓麻が生きる理由を見つける。

    「まろうどエマノン」
    「ぼく」が夏のひと月を祖母の家で過ごす。
    「ましら」や白比丘尼。

    たかだか数十年の間に人はこれほどのことを考える。
    刹那に過ぎた思いの重み。

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    2014年02月20日
  • さすらいエマノン

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    ネタバレ

    さすらいビヒモス
    まじろぎクリィチャー
    あやかしホルネリア
    まほろばジュルパリ
    いくたびザナハラード

    だんだんエマノンが世界を救う一端を、担うか、解説するか、の役割を与えられつつある。
    主に自然破壊があるところに、世界崩壊の予兆があり、その予感をとらえてうろついている。
    崩壊を回避する鍵となりそうな人が、エマノンに助けられてなんとかする、と。
    もちろんシリーズ化の功罪だとはわかるが。
    もっと風来坊であってほしいとは、やはり最初の作品が圧倒的に美しいからか。

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    2014年01月22日
  • さすらいエマノン

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    今回のエマノンは、
    前作「おもいでエマノン」の人との出会いと別れという要素から
    人と人が過ごす時の流れにいつも存在する少女というより、
    人間の環境破壊だとか、汚染だとかに呼ばれて
    人間と地球、自然の間を漂う人類生命のあらわれという感じ。
    ちょっとドラマとしては物足りない気分。

    しかし、梶尾真治先生本人も登場です。

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    2014年01月14日
  • 續 さすらいエマノン

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    やっぱり私は文章があってこそ、なのだけど、
    原作派のひとも、コミックス派の人も
    両方を読んで、補完して、優劣をつけず
    エマノンを軸にしたこの世界に浸って。
    クマモンじゃなくエマノンに会いに熊本に行かなきゃ。

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    2013年12月23日
  • 續 さすらいエマノン

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    「さすらいエマノン」から6年後、1973年のエマノンを描く。前作の盛りだくさんに比べるととてもゆっくり、それだけに丁寧に出会いから結婚、出産までを描いている。出産によってエマノンの精神と記憶はすべて消され、次のエマノンへと受け継がれる。エマノンが背負う宿命を端的に描いた巻であるが、その一方でつかの間の幸せを上手く描いている。前作で予告されていた兄との再開は、次巻以降に持ち越し。

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    2013年12月22日
  • ダブルトーン

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    もちろん、悪くはないのだけど、梶尾さんの作品なので、
    もっと切ない系を期待していた分、ちょっと印象が違う
    気がしてしまった。
    でも、こういうお話は、すごく好き。

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    2013年10月08日
  • 穂足のチカラ

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    ネタバレ

    2013/8/25
    思わせぶりな終わり方だなー
    続編出す気マンマン?
    前半は夢中で読んだ。
    後半もそこそこ。
    でもなんか違うよ感は残る。
    この世界は平和になって羨ましいなぁ。
    理不尽なキチガイとかいなくなるんだもん。
    いいなぁ。
    でもみんな同じ考え方ってのもつまんないんだけどね。
    修羅にしか生み出せないものはあるから。
    パチンカスが嫌いなので月代にはイライラした。

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    2013年08月25日
  • ダブルトーン

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    ネタバレ

    これはパラレルワールドなのだろう。
    二年の時間を置いた別の世界で生きる二人の女性が感応しあう。

    ある日由巳の前に現れたのは郁子という女性で、親しくなるうちに男性を紹介されるが、その男性は裕美の夫であった。
    妻帯者であるはずなのに由巳に好意を示す男性。
    裕美と感応しあううちに由巳は二年後の世界に生きていて、過去に生きる裕美は死んだ事を知る。
    それは事故死だったのか。それとも殺されたのか。
    由巳と裕美が情報を共有できるようになった時、果たして過去を変える事は出来るのか?

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    2013年08月18日
  • ダブルトーン

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    NHKのドラマを見ました。面白かった!どうなるんだろう?というワクワク感と、洋平役の吉沢悠の優しさ包容力が心地よくて。ラストも前向きでよかったな。元気が出るな。

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    2013年08月06日
  • ダブルトーン

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     主婦として夫と子供の世話をし、パート勤めをしている田村裕美。独身OLとしてバリバリ仕事をこなす中野由巳。何の繋がりもない2人には、共通点があった。朝目覚めると、それまで自分ではない人物として生活していた記憶がある。裕美は由巳として、由巳は裕美として―。この記憶は一体何なのか?そしてやがてその記憶には、共通する人物が登場するようになっていく。

     2人は同じ時代を生きているのか、パラレルワールドなのか?と思ったが、時差が存在していた。2年の時のズレがあり、裕美と結婚していたはずの洋平が、やもめとして由巳に紹介される。ということはイコール、何らかの理由で裕美が死ぬ?そして謎の男の正体は?というミ

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    2013年06月10日
  • おもいでエマノン

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    地球の創世からの記憶を受け継いでいるエマノンと名乗る少女と僕の一夜限りの出会いと語らい。読み切りライトSFで、読後感がとても素敵。こんな熱帯夜に読むと大体どんな本もノスタルジックな要素を帯びるけど、その中でも特に秀逸。
    大二病を発症していた時、この鶴田譲二がジャケ絵を書いてたジェッジジョンソンというバンドがとても好きだったので、なんとなく絵柄が懐かしくて買ってみたら当たりだった。ただまぁこういうサブカル臭溢れる漫画は30冊に1冊程度でいいな。あんまり多すぎると胸焼けしそうw

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    2013年05月26日
  • 精霊探偵

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    ネタバレ

    ありがちだけど面白い設定と、軽いタッチの文体に最初はぐいぐいと読み進めた。
    小学生キャラもなかなか味があって好ましく思っていたが、途中からドタバタ感が出て、最後は無理やりなどんでん返しをしていてガッカリした。

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    2013年05月10日
  • さすらいエマノン

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    まさか to be continue が来るとは……。
    抜け殻のその後も酷な話だが、読者にとっても酷だ。

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    2013年03月07日
  • 精霊探偵

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    面白かった。予想外の展開でした。その後も気になります。続編でないかな(笑)
    でも、人間じゃない鵺たちや銀の粉の正体が曖昧で、☆3です

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    2013年03月06日
  • この胸いっぱいの愛を

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    もしも過去に戻ることができたとしたら、私はやり直したいことがあるだろうか?
    もしもすごく後悔しているある出来事をやり直せたとしても、それによってその後の人生が想像を超える変化をしてしまったら…

    私たちの日常は小さな出来事の連鎖の総体としてカタチづくられている。

    この作品に描かれたエピソードには、20年前に戻った人物の行動の結果として変わった未来も変わらなかった未来もある。
    でも、変わった未来はすべてしあわせなものへと変化を遂げていた。

    この小説のような出来事があればいいのに…
    そう思って幸福な「変わった今」を思い描くことが一番幸せなのかもしれない。

    読んでいてとても温かい気持ちになった

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    2013年02月14日
  • ダブルトーン

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    起きるたびに二人の人生を行き来している記憶がある主人公。自分は結婚していて結婚生活にすこしがっかりし始めているなか、もう一人の自分は独身で生き生きとはたらき人生を謳歌していることに気づく。
    ある日独身生活を送っている女性が実はもう一人の主婦がなくなっていることに気づくところから物語は急展開している。さくっと読めてなかなか楽しいサスペンスでした。

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    2013年11月27日