梶尾真治のレビュー一覧

  • 怨讐星域II ニューエデン

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    全3巻中の2巻である今巻は、新天地エデンで文明を取り戻した世代から始まり、ノアズ・アーク号が着陸のためのスペースシャトルを製造するところまで。
    転送装置を発明したイアンがエデンで見つかったり、何代も世代が変わったノアズ・アーク号に宇宙船を作る技術が残ってたりと、全体的に楽観主義というかうまくいきすぎていると感じる。1巻のジャンプ直後の原始的な生活からたかだか数世代で、文明的な生活ができるほどに技術は復活するの?
    ラストの青年と幼女の話など、恋愛的にも運命なり一目惚れなりが主流で、人と人とがすれ違ったり誤解をしたりと試行錯誤しながら繋がりを深めていく過程が感じられない。

    文明開化前の新天地だっ

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    2015年10月25日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    大倉崇裕「怪獣チェイサー」がよかった。自分、MM9シリーズみたいな怪獣に関する架空の職業について書かれた小説が好きなのかもしれない。プロフェッショナルは格好良い。

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    2015年09月30日
  • 怨讐星域III 約束の地

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    ネタバレ

    うーむ、他の人も言っていたことではありますが、これの連載を10年追って読むのと3巻イッキで読むのでは大きく感じ方が異なると思います。
    ちなみに私はジャケ買でのイッキ読みです(笑)

    一つ一つのお話は面白かったです。各話のカップルの在り方にホッコリしたり、各話のラストでガッカリしたりと楽しませてもらいました。

    ただ全体を通すとどうしても設定のスケール感を活かしきれてないような気がして物足りなさを感じてしまいました。
    世代を重ねるという魅力や新天地での開拓、人々の対立等魅力的な要素はあったんですが、どうにも一話一話完結してしまい、大きな一つの物語という視点を抱けませんでした(泣)

    でもこれは連

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    2015年06月30日
  • 怨讐星域III 約束の地

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    最終巻。これ、私は一日、二日で読んでしまいましたが連載で10年ぐらいかかっているんですか?それをずっと読んでい人とは感想が違うだろうなあと思いました。が、とりあえず一挙に読んでしまった者の感想という事で。

    読書でその本の世界にどれだけ深くはまり込むことができるのかっていうのが自分の読んでよかった、面白かったというバロメーターになっています。ノンフィクションでは知らない世界をのぞかせてもらった、こんな新しい事を知ったという楽しさがそれだし、フィクションではどれだけ作り物の世界を肌で感じることができ、登場人物をリアルに感じ取ることができるのか、というのが自分の中の評価ポイントになっています。勿論

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    2015年06月16日
  • 怨讐星域II ニューエデン

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    続き。
    ラブロマンス好きとしては最後の小話は可愛いなあと思うんだけどこのシリーズ的に読むとダメだろ、と思う。
    まず。大人なんだから地球からジャンプして移住を試みている人たちが居ることを公にしないとね。そしてアジソン一派を、地球を捨てて逃げ出していった乗組員を呪っていた転送者がそんな簡単にほだされるのか?無いでしょ。
    いや、孫子の世代で恨みつらみのない人たちならわからなくもないけどこれはナイなあ。ロマンティックで良いですけどね。

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    2015年06月16日
  • ゑゐり庵綺譚

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    短編集なので読みやすいです。カジシン初心者にもおすすめ。

    ゑゐり庵(エイリアン)という蕎麦屋に集まる変な客のおはなしです。

    切ない話もあり、笑える話もあり。

    ただ、収録された後半三編はそれと関係なく、また最後の話はエログロっていうか、単に下品な話なので苦手かな。

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    2015年06月13日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    2013年に刊行された「怪獣文藝」の続編として、怪獣と怪獣が跋扈する世界をこよなく愛する映像作家(監督)と小説家による持ち前のセンスを生かして書き上げた怪獣短編小説で構成したアンソロジー集の第二弾。
    前作が怪異な世界観をメインテーマに据えて構成したミステリー、ホラー色の強い怪奇小説作品集としての仕上がりは≪怪獣小説≫を期待した読者の評価が二分した結果を踏まえ、今回はより具体的に怪獣の暴れまわる事件に焦点を当てたビジュアル的なストーリー展開の作品で構成されている。映像でストーリーを読ませる映画監督による文章表現と、文章を用いてビジュアルをイメージさせる小説家の双方が「怪獣」をテーマにした競作は≪

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    2015年11月05日
  • 穂足のチカラ

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    時にはこんなおとぎ話もいいかな〜。
    だけど効率を考えたら熊本という田舎じゃなく
    都会に、それも世界中に同時多発的に
    ホタル的な子をつかわせばいいんだけどね。
    くまもん嫌いの私は、出身地ってだけで
    必然性がなくいつも熊本なのがちょっと嫌だな

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    2015年03月13日
  • クロノス・ジョウンターの伝説

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    ジャンルとしたら一応SFかな。何せタイムトラベルものですから。
    とは言え、タイムパラドックスの扱いもかなりいい加減だし、所謂ハードSFではなく、SF的背景を使ったハートウォーミングもの。そういう意味では『黄泉がえり』を思わせる600ページを超える分厚い文庫です。
    辻村深月さんの解説をチラ見して購入を決めました。
    それぞれが単独に雑誌掲載された7章、600ページを超える長い作品ですが、最後はチョッと疲れました。特に最後の2編はスピンアウトものと言える作品で、スケールが小さくなりますし。一番最後に締めになる作品を置くか、出来の良い何編かに絞ったほうが良かった気がします。

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    2016年05月15日
  • 精霊探偵

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    ネタバレ

    へえ、黄泉がえりの人なんだ…って、読んだことは無いけれど。タイトルが気になって手に取ったところ、妻を亡くして意気消沈している男の社会復帰がてらに不意に舞い込んだ人捜しの依頼。この主人公が少し特殊なのは背後霊が視えること。地道だけど何の手がかりもない中、ど素人丸出しでマイペースに行方不明者の足跡を辿る主人公に不思議と苛立ちや嫌悪感はない。しかもその特殊能力は少し面白いし、ぶっとびSFながらも続きが気になったり、ハラハラさせられる場面もある。
    しかし、後半に進むにつれ何でもありの感が漂ってくる。鵺の存在と縄文土器に繋がりはあるのか?そもそも本自体に時代錯誤があると書かれていた気がする。そして、鵺は

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    2015年02月09日
  • 穂足のチカラ

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    安月給のダメ社員の父、パチンコ依存症の母。
    シングルマザーの娘に、登校拒否の息子。
    そして祖父は認知症気味。
    それぞれが上手くいかない何かを抱える海野家で、愛らしい3歳の孫、穂足だけが唯一の救いだった。

    ひさびさの梶尾さん。
    現在社会を象徴するとも言える複雑な家庭が登場して、暗いながらも興味深い。
    これは、SF小説です。
    解説では、「SF」をサイエンス・フィクションと同時に「すこし・ふしぎ」と称していましたが、まさにそんな感じです。

    あれよあれよと不思議な出来事が起こって、不思議な気持ちに陥ります。
    誰もが一度は自分のコンプレックスが解消されたらいいな、なんて夢を抱いたりすると思いますが、

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    2014年10月25日
  • 黄泉がえり

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    映画をみたあとで詳しく内容がしりたくなり読みました。全体的にはさらっとした印象をうけましたが、なにかを大切に思う気持ちは尊いものだと思える作品です。

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    2014年07月31日
  • さすらいエマノン

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    原生物のときから全てを記憶している少女エマノンのシリーズ2作目。
    1作目よりも、環境問題や社会批判的な内容が少し含まれた感じ。

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    2014年06月01日
  • おもいでエマノン

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    有名な作品、一度読んでみようと手に取る。
    主役はエマノンなのだろうけれど、
    脇の人たちの描写が作品の肝なのかもしれない。

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    2014年05月26日
  • 續 さすらいエマノン

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    ネタバレ

    おもいでエマノンへと繋がる、エマノンシリーズの最新作。ずっと気になっていた子供を宿すまでの過程が読めて良かった。相変わらず美しい描写にうっとり。

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    2014年05月21日
  • 黄泉がえり

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    35
    熊本で突然死んだ人が戻ってくる現象が多発。続々と黄泉がえる人たちはなぜもう一度生ける人たちのもとに戻ってきたのか。
    物語の設定は奇抜で最後まで的を得ることはなく、ファンタジー。
    正直、最後まで読みやすいが理解しようとしてもできない作品。

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    2014年07月26日
  • 黄泉がえり

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    熊本県で、死んだ人たちが次々と生き返る不思議な現象が発生。そのとき本人は、家族は、行政は、世の中はどうなるのか?
    全体を通じてしみじみとした雰囲気が漂う。オチがあまりにあっさりしていたのが少し残念。
    この現象の背景とか、もっと深堀されてると面白いだろうなと思った。

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    2014年04月29日
  • さすらいエマノン

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    エマノンシリーズ。

    他種族との関わりが多い、この巻。
    環境破壊、兵器製造、人間の愚かさに胸が痛む。
    でもエマノンが人間である限り、わたしたちは人間でいられる。
    愚かな種族だけど、だけどどうか許して愛して。

    「まじろぎクリィチャー」の紅い花が哀しくて綺麗。
    「あやかしホルネリア」の赤潮リビングデッドが恐怖。

    この二編が好き。

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    2014年04月17日
  • ゆきずりエマノン

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    おもかげレガシー
    ぬばたまガーディアン
    いにしえウィアム
    あさやけエクソダス

    エマノンシリーズの結節点になりそうなのは「ぬばたまガーディアン」だが(2007年作なのでニューエイジ思想にはやや遅いが)、
    それよりも小品「おもかげレガシー」の愛らしさを愛する。

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    2014年03月24日
  • まろうどエマノン

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    ネタバレ

    「かりそめエマノン」
    エマノンの双生児の拓麻が生きる理由を見つける。

    「まろうどエマノン」
    「ぼく」が夏のひと月を祖母の家で過ごす。
    「ましら」や白比丘尼。

    たかだか数十年の間に人はこれほどのことを考える。
    刹那に過ぎた思いの重み。

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    2014年02月20日