梶尾真治のレビュー一覧

  • クロノス・ジョウンターの伝説

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    ジャンルとしたら一応SFかな。何せタイムトラベルものですから。
    とは言え、タイムパラドックスの扱いもかなりいい加減だし、所謂ハードSFではなく、SF的背景を使ったハートウォーミングもの。そういう意味では『黄泉がえり』を思わせる600ページを超える分厚い文庫です。
    辻村深月さんの解説をチラ見して購入を決めました。
    それぞれが単独に雑誌掲載された7章、600ページを超える長い作品ですが、最後はチョッと疲れました。特に最後の2編はスピンアウトものと言える作品で、スケールが小さくなりますし。一番最後に締めになる作品を置くか、出来の良い何編かに絞ったほうが良かった気がします。

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    2016年05月15日
  • 精霊探偵

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    ネタバレ

    へえ、黄泉がえりの人なんだ…って、読んだことは無いけれど。タイトルが気になって手に取ったところ、妻を亡くして意気消沈している男の社会復帰がてらに不意に舞い込んだ人捜しの依頼。この主人公が少し特殊なのは背後霊が視えること。地道だけど何の手がかりもない中、ど素人丸出しでマイペースに行方不明者の足跡を辿る主人公に不思議と苛立ちや嫌悪感はない。しかもその特殊能力は少し面白いし、ぶっとびSFながらも続きが気になったり、ハラハラさせられる場面もある。
    しかし、後半に進むにつれ何でもありの感が漂ってくる。鵺の存在と縄文土器に繋がりはあるのか?そもそも本自体に時代錯誤があると書かれていた気がする。そして、鵺は

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    2015年02月09日
  • 穂足のチカラ

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    安月給のダメ社員の父、パチンコ依存症の母。
    シングルマザーの娘に、登校拒否の息子。
    そして祖父は認知症気味。
    それぞれが上手くいかない何かを抱える海野家で、愛らしい3歳の孫、穂足だけが唯一の救いだった。

    ひさびさの梶尾さん。
    現在社会を象徴するとも言える複雑な家庭が登場して、暗いながらも興味深い。
    これは、SF小説です。
    解説では、「SF」をサイエンス・フィクションと同時に「すこし・ふしぎ」と称していましたが、まさにそんな感じです。

    あれよあれよと不思議な出来事が起こって、不思議な気持ちに陥ります。
    誰もが一度は自分のコンプレックスが解消されたらいいな、なんて夢を抱いたりすると思いますが、

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    2014年10月25日
  • 黄泉がえり

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    映画をみたあとで詳しく内容がしりたくなり読みました。全体的にはさらっとした印象をうけましたが、なにかを大切に思う気持ちは尊いものだと思える作品です。

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    2014年07月31日
  • さすらいエマノン

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    原生物のときから全てを記憶している少女エマノンのシリーズ2作目。
    1作目よりも、環境問題や社会批判的な内容が少し含まれた感じ。

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    2014年06月01日
  • おもいでエマノン

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    有名な作品、一度読んでみようと手に取る。
    主役はエマノンなのだろうけれど、
    脇の人たちの描写が作品の肝なのかもしれない。

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    2014年05月26日
  • 續 さすらいエマノン

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    ネタバレ

    おもいでエマノンへと繋がる、エマノンシリーズの最新作。ずっと気になっていた子供を宿すまでの過程が読めて良かった。相変わらず美しい描写にうっとり。

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    2014年05月21日
  • 黄泉がえり

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    熊本で突然死んだ人が戻ってくる現象が多発。続々と黄泉がえる人たちはなぜもう一度生ける人たちのもとに戻ってきたのか。
    物語の設定は奇抜で最後まで的を得ることはなく、ファンタジー。
    正直、最後まで読みやすいが理解しようとしてもできない作品。

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    2014年07月26日
  • 黄泉がえり

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    熊本県で、死んだ人たちが次々と生き返る不思議な現象が発生。そのとき本人は、家族は、行政は、世の中はどうなるのか?
    全体を通じてしみじみとした雰囲気が漂う。オチがあまりにあっさりしていたのが少し残念。
    この現象の背景とか、もっと深堀されてると面白いだろうなと思った。

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    2014年04月29日
  • さすらいエマノン

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    エマノンシリーズ。

    他種族との関わりが多い、この巻。
    環境破壊、兵器製造、人間の愚かさに胸が痛む。
    でもエマノンが人間である限り、わたしたちは人間でいられる。
    愚かな種族だけど、だけどどうか許して愛して。

    「まじろぎクリィチャー」の紅い花が哀しくて綺麗。
    「あやかしホルネリア」の赤潮リビングデッドが恐怖。

    この二編が好き。

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    2014年04月17日
  • ゆきずりエマノン

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    おもかげレガシー
    ぬばたまガーディアン
    いにしえウィアム
    あさやけエクソダス

    エマノンシリーズの結節点になりそうなのは「ぬばたまガーディアン」だが(2007年作なのでニューエイジ思想にはやや遅いが)、
    それよりも小品「おもかげレガシー」の愛らしさを愛する。

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    2014年03月24日
  • まろうどエマノン

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    ネタバレ

    「かりそめエマノン」
    エマノンの双生児の拓麻が生きる理由を見つける。

    「まろうどエマノン」
    「ぼく」が夏のひと月を祖母の家で過ごす。
    「ましら」や白比丘尼。

    たかだか数十年の間に人はこれほどのことを考える。
    刹那に過ぎた思いの重み。

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    2014年02月20日
  • さすらいエマノン

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    ネタバレ

    さすらいビヒモス
    まじろぎクリィチャー
    あやかしホルネリア
    まほろばジュルパリ
    いくたびザナハラード

    だんだんエマノンが世界を救う一端を、担うか、解説するか、の役割を与えられつつある。
    主に自然破壊があるところに、世界崩壊の予兆があり、その予感をとらえてうろついている。
    崩壊を回避する鍵となりそうな人が、エマノンに助けられてなんとかする、と。
    もちろんシリーズ化の功罪だとはわかるが。
    もっと風来坊であってほしいとは、やはり最初の作品が圧倒的に美しいからか。

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    2014年01月22日
  • さすらいエマノン

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    今回のエマノンは、
    前作「おもいでエマノン」の人との出会いと別れという要素から
    人と人が過ごす時の流れにいつも存在する少女というより、
    人間の環境破壊だとか、汚染だとかに呼ばれて
    人間と地球、自然の間を漂う人類生命のあらわれという感じ。
    ちょっとドラマとしては物足りない気分。

    しかし、梶尾真治先生本人も登場です。

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    2014年01月14日
  • 續 さすらいエマノン

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    やっぱり私は文章があってこそ、なのだけど、
    原作派のひとも、コミックス派の人も
    両方を読んで、補完して、優劣をつけず
    エマノンを軸にしたこの世界に浸って。
    クマモンじゃなくエマノンに会いに熊本に行かなきゃ。

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    2013年12月23日
  • 續 さすらいエマノン

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    「さすらいエマノン」から6年後、1973年のエマノンを描く。前作の盛りだくさんに比べるととてもゆっくり、それだけに丁寧に出会いから結婚、出産までを描いている。出産によってエマノンの精神と記憶はすべて消され、次のエマノンへと受け継がれる。エマノンが背負う宿命を端的に描いた巻であるが、その一方でつかの間の幸せを上手く描いている。前作で予告されていた兄との再開は、次巻以降に持ち越し。

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    2013年12月22日
  • ダブルトーン

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    もちろん、悪くはないのだけど、梶尾さんの作品なので、
    もっと切ない系を期待していた分、ちょっと印象が違う
    気がしてしまった。
    でも、こういうお話は、すごく好き。

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    2013年10月08日
  • 穂足のチカラ

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    ネタバレ

    2013/8/25
    思わせぶりな終わり方だなー
    続編出す気マンマン?
    前半は夢中で読んだ。
    後半もそこそこ。
    でもなんか違うよ感は残る。
    この世界は平和になって羨ましいなぁ。
    理不尽なキチガイとかいなくなるんだもん。
    いいなぁ。
    でもみんな同じ考え方ってのもつまんないんだけどね。
    修羅にしか生み出せないものはあるから。
    パチンカスが嫌いなので月代にはイライラした。

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    2013年08月25日
  • ダブルトーン

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    ネタバレ

    これはパラレルワールドなのだろう。
    二年の時間を置いた別の世界で生きる二人の女性が感応しあう。

    ある日由巳の前に現れたのは郁子という女性で、親しくなるうちに男性を紹介されるが、その男性は裕美の夫であった。
    妻帯者であるはずなのに由巳に好意を示す男性。
    裕美と感応しあううちに由巳は二年後の世界に生きていて、過去に生きる裕美は死んだ事を知る。
    それは事故死だったのか。それとも殺されたのか。
    由巳と裕美が情報を共有できるようになった時、果たして過去を変える事は出来るのか?

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    2013年08月18日
  • ダブルトーン

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    NHKのドラマを見ました。面白かった!どうなるんだろう?というワクワク感と、洋平役の吉沢悠の優しさ包容力が心地よくて。ラストも前向きでよかったな。元気が出るな。

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    2013年08月06日