梶尾真治のレビュー一覧

  • 黄泉がえり

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     宇宙空間に偏在するエネルギー分布、宇宙を漂う ”彼” 、その ”彼” はある種のエネルギー体のよう。
     宇宙空間をさまよえる ”彼” はエネルギーの放出と取り込みを永遠の時間の中で繰り返してきた。
     そして、エネルギー補給のためにたどり着いた惑星、地球。
      ”彼” がそこで初めて体験する刺激 ―― 生命体の持つ「意識」。
      ”彼” が地球の生命体 ―― ヒトの「意識」とのかかわりの中で、熊本市周辺だけで発生する黄泉がえり(蘇り、甦り)現象。そこから舞台は始まる。

     熊本日日新聞日曜版に1999.4.10~2000.4.1連載、2000.10.15新潮社発行。

    (内容紹介)
     あの人に

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    2020年10月15日
  • 黄泉がえり

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     竹内結子主演の映画が大好きだったので、原作を手にしてみた。クライマックスで草彅剛が竹内結子を抱きしめようとするけど、その時竹内結子は消えてしまってとても切なくなる。ところが、あの映画はこの原作をもとにしているけどまた違う黄泉がえりだった、ということがわかった。そう思うとあの映画は完成度高かったなあ。オイラが単に竹内結子のこと好きなだけかもしれないけど。
     死んだ人が蘇るストーリーって、生きてる時と違う様子になっていることが多い。この物語もそうなんだけど、生前にも増していい人になってる。しかも治癒する力まで持っている。小説の中では、”彼”と呼ばれているけど、ここは映画よりもわかりやすかったな。

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    2020年08月13日
  • 彼女は弊社の泥酔ヒロイン―三友商事怪魔企画室―(新潮文庫nex)

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    飲酒によって変身するスーパーヒロイン「A・クライ・プリンセス」。その正体は新入社員、中田栄子。そこまでは最近のヒーロー物にある設定だが、彼女の飲酒により異世界から現れる「怪魔」、彼女の仕事はその怪魔を倒して住民を守ること(ちゃんと事業化されているのが面白い)というカジシンならではの設定があり、しかも、彼女の家系は代々そんな運命にあり…と続く。母、祖母、祖父、父の謎。絶対出てくると思っていた「酔拳」はやっぱり出てきました。

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    2026年01月12日
  • クロノス・ジョウンターの伝説

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    4,000年後に飛ばされる、てのが1番の衝撃だった
    あちこちちょっと矛盾してる?って思うところがあったけど、全体的に面白かった
    四半世紀も前の作品なのね

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    2020年07月07日
  • ダブルトーン

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    入れ替わりを軸にしたミステリー。2人の入れ替わりではなく、主体となる意識は1人のようで、2人それぞれのアイデンティティがちゃんとあるというあたりがややこしい。
    前半は入れ替わりに戸惑う2人が描かれ、中盤以降にわかにミステリーっぽくなる。全体を通せばパラドックスを感じないでもないし、書かれないけどSF的には2人の時間線は違うんだろうと思える。最後ちょっと由巳側が放置されてるのが少し気になりますが、よくできた作品です。

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    2020年07月02日
  • 彼女は弊社の泥酔ヒロイン―三友商事怪魔企画室―(新潮文庫nex)

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    お酒を飲んで強くなるとか、不健全でいいですね。お酒が焼酎に偏ってるのも九州人のカジシンらしい。
    作中でもお酒の味には言及していますが、お酒の品質で強さが変わるとか、種類によって技がかわるとかあっても面白いかも。

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    2020年06月18日
  • 黄泉がえり

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    熊本で起きた黄泉がえりの現象。兄が夫が父が先代社長が有名な歌手が黄泉がえる。先代社長がいじめられたられた自殺者がバンドのギタリストが双子の兄が黄泉がえる。彼らはつながり、人々の魂を浄化していく。やがて黄泉がえりの時限期間も終わる。人は大切な人を守り、彼もこの地を守る。人々はどう生きるのか。単なるSFファンタジーではなく、人の心の奥深いところに届く物語。かじしん、サイコー。

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    2026年01月12日
  • 黄泉がえり

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    映画化され大ヒットを記録した『黄泉がえり』の原作。

    ある日、亡くなったはずの人々がある地域でのみ生き返る現象が確認される。
    黄泉がえりと呼ばれるこの事態に、人々はどう行動していくのか…?

    未確認の現象、謎の高エネルギー体が地域を包む…など設定としてはSF。
    しかし、物語の中核はその中で生きる人々の絆。
    絶対に有り得ないフィクション、だがその中になぜかリアルさを感じる作品。
    劇場公開版とは違ったストーリーをお試しあれ。

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    2020年03月17日
  • あねのねちゃん

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    初めて読む作家さん。黄泉がえりの作者らしい。

    まず、タイトルが変わってインパクトあり。けど表紙はあんまり惹かれない感じ。
    けど読み出したらすぐに物語の世界観に入れて、結構夢中になって読めた。

    あねのねちゃんみたいな存在いいなと思ったが、途中から嫌だなあとも思い最終、やっぱりあねのねちゃんいいなと思った笑

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    2020年02月15日
  • 怨讐星域II ニューエデン

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    いくつかの視点から物語が続きで進んで行くと勘違いしていた。連作短編集なのか。(今更気付く!)この第2巻は、幕間劇の様な印象。エデンが急に発展していて拍子抜けするし、ノアズ・アーク号も章が変わるたびに世代が変わっていて、置いてけぼり感を感じる。イースト校の演劇とか、大伯父のために卵を取りに行くとか、全体的に良い話ばかりで、ちょっと期待はずれ。とは言え、ニューエデンの人々とノアズ・アーク号の人々がどう出会うのか3巻も楽しみではある。

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    2019年10月18日
  • クロノス・ジョウンターの伝説

    購入済み

    心温まるタイムトラベルもの

    初めての梶尾もの。タイムトラベルを味つけにした心温まるラブストーリーが描かれます。サイエンス・ファンタジーという感じでありまして、“そういう設定なのだ!”と、そんな勢いで時を越える仕組みが出て来るので、それに乗れるか乗れないかはあるかもしれません。細かいことはさておき、舞台劇を楽しむ感じかな。「時をかける少女」は超えられないけど、次々と短編中の設定が絡み合うのは読んでいて楽しい。ただ、出だしの物語が結局畳まれずに終わっているのが減点かなーーー

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    2019年07月14日
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かったですよ。熊本出身なので、清正公の黄泉がえりには唸りました。「菊千代」は昭和世代で映画好きでないと解らないかも。その辺の説明ってあったっけ?

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    2019年04月23日
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)

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    あの名作「黄泉がえり」から17年後が描かれている。熊本地震の後の世界が舞台だ。蘇える人は、切実に、その人を大切だという熱い思いにこたえるのだと思う。だから、前作でも今作でも、蘇えった人たちは生命を投げ出して愛する者たちを救おうとする。その熱い思いは、作者の熊本復興の思いと重なり合い、とても読後感が良いのだ。今回、熊本城を建設した加藤清正、恐竜なども復活し、エンタメ小説としても楽しめる内容となっている。

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    2019年04月10日
  • ダブルトーン

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    時間を利用したSFミステリーといったところでしょうか。
    同じユミが、別のユミと協力して謎を解決します。
    全く知らなかった二人がなぜ繋がるのかは、本を読んでのお楽しみ。
    ラストの方は、結構ハラハラします。
    ラストシーンは映画にでもなりそうな感じです。

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    2019年03月21日
  • まろうどエマノン

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    SFというよりは、どこか児童文学的な印象。
    10代の夏休みの読書感想文を書くにはうってつけ……かなあ??

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    2019年03月16日
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)

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    黄泉がえり、失われた最愛の人が変わらぬ姿で目の前に現れたら。前作同様、再びの別れの予感に怯え、恐れながらも、精一杯その日その時を一緒に懸命に生きていきたい、と「改めて」思うのだろう。
    しかし、その日その時を一緒に懸命に生きていかなければならないのは、一瞬で、突然に、終わるかもしれない現実世界も同じこと。改めて日常の大切さを思い返すことになる。

    本作は(も)、地震の傷跡も残る熊本が舞台であり、熊本の復旧・復興、よみがえり、が背景として流れるなかに、複数の登場人物・パートナー、家族の愛情、友情、成長、冒険、黄泉がえりのエピソードが絡み合い、一つの大きな流れとなっていくのだけど、カバーにも登場して

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    2019年03月02日
  • 杏奈は春待岬に(新潮文庫)

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    久々に梶尾真治さんの本を読んだ.
    なんか,すごく懐かしい感覚がある.
    そして,ページを早くめくりたい衝動に駆られた.
    ずっと,この世界に浸っていたいと思う感覚があった.
    最後の方は,梶尾さんのタイムトラベルものによくある,心の中の純粋なパワーが発揮されるシーンが繰り広げられ,揺さぶられる.

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    2018年11月28日
  • おもいでエマノン

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    SF。短編集。シリーズ1作目。
    『アステロイド・ツリーの彼方へ』で「たゆたいライトニング」を読んで面白かったのでシリーズに挑戦。
    最後の「あしびきデイドリーム」には、「たゆたいライトニング」のキャラが登場。
    30億年に渡る記憶という、極めて時間的スケールの大きな設定が魅力的。
    どの話も好きだが、「とまどいマクトゥーブ」がベスト。
    個人的には、エマノンの永い記憶を少しでも共感できるよう、時間をかけてゆっくり読むのが合ってるかも。

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    2018年10月31日
  • 杏奈は春待岬に(新潮文庫)

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    「つばき、時跳び」の元のタイトルが「つばきは百椿庵に」だったというので、似た雰囲気の物語を想像して読み始めたのだが、生涯をかけた初恋をした、初恋に一生を捧げた男の、あまりに一途な姿には、春と桜と海(岬)という風景とは真逆の影の空気を感じさせられる。

    さて、杏奈のことばかりが語られ、家族やまわりの人物との関係はまるで背景かのように味気なくしか触れられれず、特に梓との関係、梓の思いが男に(読者にも)明確に伝わってこないのは、時の間に閉じ込められた少女を待ち続け、流れ続ける時の中で時を止めてしまった男
    にとっては、周りの人間との時間の流れに差ができて、
    梓に限らず、自分を取り囲む人や世界は、まるで

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    2018年10月19日
  • クロノス・ジョウンターの伝説

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    君はクロノス・ジョウンターに乗る機会があれば、チャレンジするか?
    登場人物は、それぞれ大切な人を救う為に、リスクを知りながらも過去へと跳躍する道を選ぶお話。
    心があたたまるSiFiストーリー。

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    2018年05月13日