梶尾真治のレビュー一覧

  • うたかたエマノン
    #日本SF読者クラブ 連作短編集ではなく、珍しく長編。ゴーギャンやラフカディオ・ハーンが登場。エマノンの定番スタイルであるジーンズなどの由来も明らかに。
  • この胸いっぱいの愛を
    「花は育てればまた咲く。でも、ここにまた花が咲いたら、あの子はここを通るたびに自分のやった事を思い出して胸を痛めるに違いないんだ。そう思うと、わいよりあの子の方がずっとかわいそうだ」
  • クロノス・ジョウンターの伝説
    タイムトラベル専門書店utoutoさんで、藤岡さんのpopを見て購入した本。
    タイムトラベル物の良さが存分に楽しめる傑作。そのうち子供にも読ませたいな。
  • 猫の惑星
    イクオと猫たちの冒険物語。
    イクオは、隔離施設のようなところで育ったせいか、何かにつけ受け身で消極的ではあるけど、まっすぐないい子。
    彼を見いだした猫のウリが、渋くてかっこいい。
    3匹の子猫たちの可愛らしさもにゃはーんとさせてくるw
    猫の王を探す旅の途中で出会ったシビレ一派の猫たちの個性豊かな様子も...続きを読む
  • 怨讐星域I ノアズ・アーク
    太陽フレアにより近い将来滅亡が確定した地球。人類という種の存続ため、秘密裏に『約束の地』と呼ばれる惑星を目指し数万人の選民たちを乗せ地球を発ったノアズ・アーク号。その事実を知り、開発された転送技術『ジャンプ』により、ノアズ・アークの目指す惑星へと脱出する人々。そして運命を受け入れ、地球に残ることを選...続きを読む
  • サラマンダー殲滅 上
    いやいやこれは、頁を繰る手が止まらない。
    SFとしての斬新さ、興味深さは、ほぼありません。が、骨太でシンプル、直球ストレートな「物語の面白さ」が詰まっていますね。ジャンルなんて関係なくとにかく面白い小説が読みたい!という人に、激しくおススメ。
    まだ下巻もあるので、全体レビューは下巻にて!
  • つばき、時跳び
    やっぱりカジシンは面白いなぁ。時代ものっぽいのもあって少し身構えて読んだんだけど、そんなことは関係なくぐいぐい引き込まれちゃった。
    唯一といってもいい難点は、つばきさんが主人公に惚れる理由が思いつかないってことかな。
  • 黄泉がえり
    何回読み返しても心に響く。
    なぜ、死者は蘇ったのか。その意味は?
    深い深い思いがある力と結びついて奇跡を起こす。
    美しく切ない奇跡。
    みんな、蘇った大事な人を迷い無く受け入れる。
    その思いに心打たれる。
    クライマックスのコンサートのシーンは、映画の
    あのシーンが蘇る。
    あの圧倒的な歌声は、マーチンそ...続きを読む
  • 黄泉がえり again(新潮文庫)
    まさか続編が読めると思っていなかったので嬉しい。
    今回は、あの人やあんなものまで黄泉がえってびっくり。
    いやー、あの人、大好きになっちゃった。
    かっこいいじゃん!
    あれを通じての子供たちの関係の変化も好き。
    ユーモラスなシーンもけっこうあり、のほほんと読んで
    いたら、なんてこと。
    まさか、そんなこと...続きを読む
  • つばき、時跳び
    月間百科(平凡社)2004年9月号〜2006年9月号連載のものを2006年10月平凡社より刊行。2010年6月平凡社文庫化。平凡社文庫版に加筆修正して、2018年1月徳間文庫刊。梶尾さんお得意の叙情時間跳躍もの。叙情豊かな時超えハッピーエンドが良い。
  • おもいでエマノン
    女系継承で引き継がれる「生命30億年の記憶」を持つエマノン。
    何故、「エマノン」は男系継承ではなく女系継承なのか。
    それは原始生物はx遺伝子であり、子孫を産めるのは女性だから…であろうか。
  • クロノス・ジョウンターの伝説
    ものすごく雑にいうと、タイムマシン的なものとそれを使った人たちの短編集。 タイトルや設定から、もっとラノベっぽいものを想像してたけど全くそんなことはなく、マニアックな感じのSFというわけでもなく、とても読みやすく楽しめる。 色んなパターンのタイムスリップ的な話が楽しめるし、読者が微かにニヤリとする程...続きを読む
  • つばき、時跳び
    舞台は肥後・熊本、平成に生きる淳、江戸・幕末に生きるつばさ、150年という時空を超えて思いを寄せ合う二人。1947年熊本生まれ、梶尾真治さんの「つばき、時跳び」(2010.6)再読しました。タイムトラベル小説、いろいろありますが、純粋な男女の思いを描いたこの作品が一番好きです。構成、そしてラストへの...続きを読む
  • おもいでエマノン
    鶴田氏の絵がやはり素晴らしい。
    「Spirit of Wonder」に続き触れたのは二作目だが、
    絵の巧みさだけでなく「構図の取り方」がびっくりするほど秀逸。
    ころころ変わるエマノンの表情を追いかけるだけでも楽しい。

    梶尾氏は、映画化された「黄泉がえり」の印象で、若い作家なのかと思っていた...続きを読む
  • 怨讐星域II ニューエデン
    最後の「七十六分の少女」が絶品!
    アニメ化希望!!いっそToi8さんのキャラクターデザインにしてくだしゃい!
  • 怪獣文藝の逆襲
     怪獣映画はガチのリアリズムがないとだめだ。非現実としかいいようのない怪獣を召喚するにはまわりからリアルに固めていかねばならない。某ゴジラ映画には夢オチのが一本あって子供心にもあれは腹が立ったな。しかしまた、映画においてはとにもかくにも怪獣が出てきて、それが「絵」としてよくできていたら、放射能で巨大...続きを読む
  • 猫の惑星
    ファンタジーの装いで、実はSFのビジョンもしっかりあって、結構楽しめました。猫をめぐる謎が、まだまだ残されていますが、行間を読めていないだけかもしれません。
  • 怨讐星域III 約束の地
    堂々の大団円。終盤に向け、もっと盛り上げる構成もあったかもしれませんが、連作短編としてトーンを維持した現状を好ましく感じます。
  • 怨讐星域II ニューエデン
    前巻に続き、2つの道に別れた人類の行方が語られます。SFとしてのビジョンよりも、著者も後書きで書いていますが、奇妙な味系の話も多いです。両者が出会うであろう、次巻に期待。
  • 怨讐星域I ノアズ・アーク
    宇宙版「恩讐の彼方に」でしょうか(怨讐違い?)。不幸な経緯でそれぞれ約束の地を目指すこととなった人類の歴史がゆったりと語られます。社会実験的な側面は、まさしくSFの本質のように思われます。楽をしているような方(宇宙船)も、以外に大変だったりするのが、新鮮でした。題名から、「サラマンダー殲滅」(大傑作...続きを読む