梶尾真治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
未知の力の偶然を頼るしかなく、しかも突然に別れが来るという
本来の時間の流れ、座標に逆らうことができない運命、
人の無力を克服できるのか、永遠の喪失が待っているのか
惇さん、つばきさんふたりの交流が限られた時間の中で
もどかしいほどの暖かさと穏やかさを湛えているから
結末がいっそう気になって一気に読み終わる。
冬から春にかけて、椿の花を愛でながらもう一度読みたくなる。
つばきさんは、凛としていながら、あどけなく
はかなげでいて頼りになって
なんとも上手いこと理想的な女性像を
と思うこともあるが、彼女の言動の魅力にやられてしまった。
タイトルは「つばきは百椿庵に」の方が
「ある日どこかで」の -
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Posted by ブクログ
<あらすじ>
恋人にふられたり、職場でも辛い目にあったりと精神的に落ち込んでいる玲香。そんな彼女の前に架空上の友達(イマジー・コンパニオン)であるあねのねちゃんが現れる。あねのねちゃんは玲香を苦しめた人たちに復讐をする。そして玲香を一番苦しめた母親に対しても、あねのねは復讐をするが、実はその正体は……。
<感想・レビュー>
玲香の意識とは裏腹の無意識のうちに溜まっていくストレスと欲求。それらを一気に擬人化したのがあねのねの本当の正体なのである。
今回の話は、そういった人間の無意識的な欲求、ストレスを擬人化するというところが面白いと読んでて思った。ごく日常の生活の中で、そういった面をだしている -
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Posted by ブクログ
ネタバレさすらいエマノン
續 さすらいエマノン
「おもいでエマノン」で初めて鶴田画伯によってコミック化されたエマノンシリーズ。
EMANONはNo Nameの逆読みということに初めて気づきました。
ある生命個体が生まれてから累々と続く進化の中の全ての記憶を持つエマノン。
必ず女の子を生み、全ての記憶を子供に引き継いだ後、記憶がまっさらになってしまうエマノンの母。
そんな物語が、言葉少なめな情緒ある絵で紡がれていきます。
ジーンズを履いた長い髪でそばかすがあるエマノン。ヒッピームーブメントの郷愁を感じます。時代もその時代ですし。
「おもいでエマノン」は既に絶版みたいでした。買っといてよかった。
竹蔵 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きなんだよなあ、クロノス。
他の本を買いに行ったけどなくて、何を読もうかな?とうろうろしていたらこちらを発見。相変わらず人物たちが魅力的で読み甲斐がありました。
今回は「黎明」で、ある意味原点が明かされる流れに胸が熱くなりました。時の流れという、神さまが決めたような普通ならどうにもならないこと、を変えようと足掻く人間たち。偶然なのか、必然なのか、清水杏子さんを助けるために2人の男性が力を合わせます。
この話が稀有だなと思うのは、命をかけてでも助けるべき相手が家族でも恋人でもないところ。大事なのは「愛していた」という気持ちなんですね……。
またシリーズが出たら読みたいと感じさせてくれる一冊でし