【感想・ネタバレ】壱里島奇譚のレビュー

あらすじ

現代の科学で解明できない謎の商品“おもしろたわし”を調査してほしい―。商社マン・宮口翔一は、常務からの特命で、生産地・天草諸島の壱里島へ飛んだ。しかし、その小さな島は強力なパワースポットと化し、奇妙な現象が次々と起こっていた! 翔一はオカルトライター・機敷埜風天と共に力の噴出口・信柄浦岳を目指すが…。

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Posted by ブクログ

 極紘物産株式会社の営業企画部開発課に所属する宮口翔一は、人件費の削減のため、上司から早期退職の打診を受けていた。結婚を考えていた相手から別れを切り出されたタイミングも合わさり、退社の決意も固まっていた彼は突然、話したこともない常務から呼び出される。常務から翔一が受けた特命は、熊本にある離島『壱里島』に行き、そこで売られている『おもしろたわし』の謎を調べること。翔一はそこで島のひとたちと関わりながら、不思議な体験をしていく。

 島とこれからも生きていこうとする人々の想い、果たされなかった約束の映画、ありえたかもしれない未来、大切なひととの再会……読み終わった時に、爽やかな余韻の残る作品でした。意外な事実が明かされるとともに、島とそれまでよりも深く密接に関わりを持つようになった翔一が、環境問題も絡む島民同士の想いのぶつかり合いの中で、翔一にとっても、この場所がさらに特別な場所になっていく過程がとても好きでした。

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2025年01月14日

Posted by ブクログ

SFと言っていいのかわからないけど、とてもカジシンらしい作品。主人公はどうも終始流されっぱなしだけど、天草の離島である壱里島の島民の方々がみなさんいいキャラで気持ちがいい。
帯に映画化ネタが書いてありますが、本当に映画化されるといいですね。

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2022年04月12日

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