【感想・ネタバレ】穂足のチカラのレビュー

あらすじ

三歳児が家族を、そして世界を変える! 父は安月給のダメ社員、母は深刻なパチンコ依存症。シングルマザーの娘に登校拒否の息子。そして痴呆気味の祖父。冴えない海野家の唯一の救いは、愛らしい三歳の孫、穂足だった。だがそんな穂足が事故に遭ったことをきっかけに、一家それぞれに不思議な力が芽生えて……。読めば希望が湧いてくる、小さな救世主とその家族をめぐる奇跡の物語。

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Posted by ブクログ

久々にスカっとした作品でしたね。
なんだか懐かしきSF作品のにおいがしました。
途中、あまりに壮大なお話になってきましたが、やっぱり最後は家族の絆。
そして穂足ちゃんがかわいいーー。
登場する家族がみんなどこにでもいそうな人たちだったので、好感持てました。
続編…あるんでしょうかね。

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2012年01月19日

Posted by ブクログ

とても穏やかになる小説。続編がありそうな終わり方であり続編を読みたいが・・・。しかし穂足のかわいらしさには参るしかない。

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2013年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中までは、一気読み。ただ、「幸福の握手」あたりから、あれ?そうなるの?って感じでした。なんだか、どっかで聞いたことのある響きに、ちょっと引いたかな。
でも、握手したら、大きな黒い塊が出てきそう。で、それによってすっきりと生きられるなら、良いかも。何より、簡単ダイエットできちゃうし。

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2012年03月22日

Posted by ブクログ

うだつのあがらぬ祖父、パチンコ依存症の祖母、
引きこもりの叔父、認知症気味の曽祖父、シングルマザーの母
穂足の周りをかためるのは鉄壁の残念家族、といえるだろうか。
誰かの周りに居そうな、普通の人たちでは?
しかし穂足とのかかわりで崩壊を免れている
形ばかりの家族であることは間違いない。
穂足の事故をきっかけにそれぞれが覚醒するという
個人の奇蹟を描くと思いきや
ちっちゃい日本のイチ地方都市のひと家族から
人類に向けた、とても壮大な話が始まりだす。
「OKAGE」「精霊探偵」風に動くのかと思ったが
「悲しき人形つかい」の空気もあり
そんなバカなという設定満載ながらも
手軽で安心、幸せなエンターテイメント。(機敷埜氏も登場)
しかし、このラストは続編あり?それとも仕掛け?

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2012年01月05日

Posted by ブクログ

時にはこんなおとぎ話もいいかな〜。
だけど効率を考えたら熊本という田舎じゃなく
都会に、それも世界中に同時多発的に
ホタル的な子をつかわせばいいんだけどね。
くまもん嫌いの私は、出身地ってだけで
必然性がなくいつも熊本なのがちょっと嫌だな

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2015年03月13日

Posted by ブクログ

安月給のダメ社員の父、パチンコ依存症の母。
シングルマザーの娘に、登校拒否の息子。
そして祖父は認知症気味。
それぞれが上手くいかない何かを抱える海野家で、愛らしい3歳の孫、穂足だけが唯一の救いだった。

ひさびさの梶尾さん。
現在社会を象徴するとも言える複雑な家庭が登場して、暗いながらも興味深い。
これは、SF小説です。
解説では、「SF」をサイエンス・フィクションと同時に「すこし・ふしぎ」と称していましたが、まさにそんな感じです。

あれよあれよと不思議な出来事が起こって、不思議な気持ちに陥ります。
誰もが一度は自分のコンプレックスが解消されたらいいな、なんて夢を抱いたりすると思いますが、では果たして何1つコンプレックスも欠点もなくなったら嬉しいものか?と問われると悩んでしまう。

欲のない世界は平和かもしれないけど、自分の欠点と向き合って乗り越えようとする過程も好きなので、一段抜かしじゃない世界の方が好きかもしれない。
とはいえ、たまにはこんな夢のような物語も楽しいですね。

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2014年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2013/8/25
思わせぶりな終わり方だなー
続編出す気マンマン?
前半は夢中で読んだ。
後半もそこそこ。
でもなんか違うよ感は残る。
この世界は平和になって羨ましいなぁ。
理不尽なキチガイとかいなくなるんだもん。
いいなぁ。
でもみんな同じ考え方ってのもつまんないんだけどね。
修羅にしか生み出せないものはあるから。
パチンカスが嫌いなので月代にはイライラした。

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2013年08月25日

Posted by ブクログ

ファンタジックなSF? 妬みや私欲が無い世界は、確かに争いは無いかも知れないが、経済だの芸術だのは衰退するんじゃないか。
映画「フォーガットン」と同じで、穂足の出生の秘密が分かったあたりからオイオイそこに持ってくか…って、興味半減。

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2012年03月07日

Posted by ブクログ

久しぶりの梶尾さんです。
梶尾さんは何冊か読んでいるのですが、どうも『黄泉がえり』以外の印象が薄い。文庫本の帯にも「『黄泉がえり』の著者が送る・・・」とありますから、世間でもそういった位置づけなのでしょう。

心温まるSF系ファンタジーで『黄泉がえり』と同じ路線です。
しかし、欲望や妬みを捨てればそれが理想社会という単純さがどうもね。何処にもヒネリが無くて、みんなが善い人になり過ぎて。。。
確かに気持ち良く読める本なのですが。

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2016年07月23日

Posted by ブクログ

中学くらいから梶尾さんの作品は好きで気づくと買って読んでおります。今回のお話も可愛かったな。

良い心も悪い心も自分が生み出したものならば出来れば救世主の力を借りなくても自分で何とかしたいものです。悪いことを考えてもそれと同じだけよいことを思ったり光を生み出せば相殺できると思いたいものです。
とは言うもののなかなか難しいことではありますけれども。
それにしても穂足ちゃんは可愛いですね。皆のコンプレックスがプラスの力に変わってもすぐには状況が好転しない辺りが面白かったです。そりゃあ超常現象に頼っても自分のツケはすぐには返せないよね。団結は力になる。そんなお話でした。

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2011年12月30日

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