梶尾真治のレビュー一覧

  • ダブルトーン

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    椿時跳びが好きで、期待して読んだ。
    面白かった。
    でもそんなことになる?って事件の根っこがいまいち。
    それから洋平の気持ちが伝わらない。
    由巳に対しても安直だし、裕美に対してはあっさりしすぎだよぉ〜
    私が奥さんでもなんかつまんないかも( ̄▽ ̄)
    全体的には梶尾ワールド好きです。

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    2013年01月06日
  • 黄泉がえり

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    映画化した原作を読んでみようと思い購入。
    感動するホラーかと思ってたけど、SF感が強かった。
    あいまあいまに出てくる謎の生命体がキーになっているが、ほんまにナゾでした。
    まぁ全体的に読みやすく、面白かったと思うけど、涙が出るほどの感動はなかったかな。

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    2012年12月12日
  • ゑゐり庵綺譚

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    宇宙の蕎麦屋《ゑいり庵》を起点として語られる連作短編がユーモアSFの面白さを存分に発揮して面白すぎる。ちょっと感動型の少し不思議SFも描けるし、こういうのも描ける作者の巾が良いですね。大爆発して売れることはないだろうけど、じわじわとゆっくり売れ続けて欲しい時代に流されない本ですね。

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    2012年10月03日
  • おもいでエマノン

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    エマノンという、ある特別な女性を描いた作品。全1巻。エマノンはemanonで、no nameの逆。

    わりとよくあるような、でも面白い切り口の作品だと思いました。淡々としたテンポで進む物語が気持ちいい。

    「歴史って、人類や生命全体の思い出に違いないのよ。」

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    2012年10月03日
  • ダブルトーン

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    タイトルの『ダブルトーン』を、初めて書籍広告で目にした時は
    「二重の音ってことは、重音?」と勝手に想像していたのだけれど、

    なんと、1枚の原画から2つのネガを作って版を起こし、
    それを刷り重ねて作品として仕上げるという、印刷の手法なんですね!

    以前の作品『この胸いっぱいの愛を』が、
    タイムトラベルものとして私の中ではかなり上位を占める作品なのに
    タイトルがあまりに昔の少女漫画みたいで
    なかなか人に薦められないというジレンマに陥ったりしたのに較べると、
    この『ダブルトーン』は、物語とタイトルがぴったりと寄り添っていて
    梶尾さん、ナイス!と思わず呟いてしまったりして。

    朝、目を醒ましたときに

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    2012年10月02日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    都市伝説をモチーフにした短編集。結構面白かった。なかでも「:わが愛しの口裂け女」と「飢えている刀鋩」がよかった。

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    2012年08月30日
  • この胸いっぱいの愛を

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    過去に戻って何かできるなら、過去の自分に会えるなら、私だったら何をするだろう?
    登場人物たちはそれぞれ後悔していたことをなんとかしたり、できなかったことをやろうとしたりして、心の中にあったモヤモヤを晴らしていったんだけど、私のモヤモヤしてることってなんだろう。
    って考えたら、後悔してる事が多すぎて嫌になった。

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    2012年08月17日
  • ダブルトーン

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    ネタバレ

    犯人のミスリードが分かりやすかったから、真犯人はそこから想像しやすかった。でも、最後は残念。
    相変わらず、余計な説明が目に付いたし、人物の心の変化や話の流れにちょい無理があったけど、前半は想像以上におもしろかった。

    親子3人で上通りに食事に来た裕美が、タカタ企画の近くで由巳とすれ違う。

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    2012年08月10日
  • さすらいエマノン

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    続編だっ!と考えずに買った。
    特にカラー絵とエマノンの体の綺麗さが好きなんですが、
    エマノンの生きる時間がヒリヒリしてツライ。
    お兄さんのキャラクターをそんなに好きになれないのも気になった。
    さすらうエマノンはどこへ行くんだろうか。

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    2012年04月22日
  • さすらいエマノン

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    続きの巻。っていうか続くんだ。
    1巻の方が面白かったかな~
    エマノンが人間とは違う亜種になりつつある気がする。

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    2012年04月04日
  • おもいでエマノン

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    梶尾さんの作品は好きで大体読んでいるつもりなのですが結構抜けガあるなあと実感。でもこのお話はマンガで読んだから小説読まなくてもいいかな、と思いました。
    風景と一体化する人物がいいですね。
    そういう景色と溶け込める人間になれたらなあと思います。

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    2012年04月04日
  • さすらいエマノン

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    文章で読みたいが手に入らないのでマンガで。
    そして「TO BE CONTINUE・・・ ・・・」とあるが、
    こうなったらどんな媒体であっても意地でも梶尾氏の作品を読み続けるか。

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    2012年04月03日
  • 穂足のチカラ

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    ファンタジックなSF? 妬みや私欲が無い世界は、確かに争いは無いかも知れないが、経済だの芸術だのは衰退するんじゃないか。
    映画「フォーガットン」と同じで、穂足の出生の秘密が分かったあたりからオイオイそこに持ってくか…って、興味半減。

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    2012年03月07日
  • この胸いっぱいの愛を

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    バタフライエフェクトについては触れていないけれど、
    そこが問題ではないから、これでいいのだろう。

    ありがち、といらつくこともなく、
    素直に読めた。

    大きく感情がゆれることもなかったけど、
    それがむしろ魅力。

    へぇ、そんな経験したんだ、うらやましいけど大変だったね。
    そんな感じ。

    一生懸命な主人公がよい。

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    2012年02月15日
  • 穂足のチカラ

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    久しぶりの梶尾さんです。
    梶尾さんは何冊か読んでいるのですが、どうも『黄泉がえり』以外の印象が薄い。文庫本の帯にも「『黄泉がえり』の著者が送る・・・」とありますから、世間でもそういった位置づけなのでしょう。

    心温まるSF系ファンタジーで『黄泉がえり』と同じ路線です。
    しかし、欲望や妬みを捨てればそれが理想社会という単純さがどうもね。何処にもヒネリが無くて、みんなが善い人になり過ぎて。。。
    確かに気持ち良く読める本なのですが。

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    2016年07月23日
  • 穂足のチカラ

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    中学くらいから梶尾さんの作品は好きで気づくと買って読んでおります。今回のお話も可愛かったな。

    良い心も悪い心も自分が生み出したものならば出来れば救世主の力を借りなくても自分で何とかしたいものです。悪いことを考えてもそれと同じだけよいことを思ったり光を生み出せば相殺できると思いたいものです。
    とは言うもののなかなか難しいことではありますけれども。
    それにしても穂足ちゃんは可愛いですね。皆のコンプレックスがプラスの力に変わってもすぐには状況が好転しない辺りが面白かったです。そりゃあ超常現象に頼っても自分のツケはすぐには返せないよね。団結は力になる。そんなお話でした。

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    2011年12月30日
  • 未踏惑星キー・ラーゴ

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    ノスタルジーあふれる牧歌的な話。よく言えば一昔前のジュブナイル、悪く言えば一昔前のジュブナイル。
    ●面白かった点
    ノスタルジー感。
    ●気になった点
    もう一ひねりが足りないと思う。

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    2011年11月20日
  • あねのねちゃん

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    感動系で人気のカジシンの新作です。
    まず最初にびっくりしたのは、解説が新井素子であったコト。
    新井素子さん、最近全く新しい作品見てないのですが、どうなんでしょうか?
    全く新しい作品見てないんですが…。
    最近何やってるのかな?と思ったら、日本SF協会の会長さんをやってたんですね。
    知らなかった…。いつの間にか偉い人になってたんですね。

    で、肝心な『あねのねちゃん』。
    やや暗い系の女の子である主人公。普通の日常生活を過ごすなかでもいろいろ嫌なことはあるモンです。
    あるときは、オトコにフラれるとか、会社で嫌な想いをするとか、普通に嫌なことが続きました。
    そこで気分が落ち込んでいたときに出てきたのが

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    2011年06月12日
  • メモリー・ラボへようこそ

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    時間移動で過去にたどり着くのではなく
    思い出という点での過去ということでは
    「黄泉がえり」的ともいえるが
    他の短編集、他の長編と比べれば
    もっと由美さんや母について
    または主人公の内面の描き込みがあってもよいと思う。
    主役脇役問わず、登場人物にいまひとつ
    感情移入できなかったことも残念。

    しかし、愛にはあふれておりプラマイゼロな感想

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    2011年02月02日
  • 精霊探偵

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    体調悪くても一気に読ませてしまう、流石なれど。なんだかスケールがチグハグなのと、最初の主人公の後悔と気力と展開に無理があるような。
    小夢が化けると思っていたのに。

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    2011年01月08日