梶尾真治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルの『ダブルトーン』を、初めて書籍広告で目にした時は
「二重の音ってことは、重音?」と勝手に想像していたのだけれど、
なんと、1枚の原画から2つのネガを作って版を起こし、
それを刷り重ねて作品として仕上げるという、印刷の手法なんですね!
以前の作品『この胸いっぱいの愛を』が、
タイムトラベルものとして私の中ではかなり上位を占める作品なのに
タイトルがあまりに昔の少女漫画みたいで
なかなか人に薦められないというジレンマに陥ったりしたのに較べると、
この『ダブルトーン』は、物語とタイトルがぴったりと寄り添っていて
梶尾さん、ナイス!と思わず呟いてしまったりして。
朝、目を醒ましたときに -
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試し読み
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- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
中学くらいから梶尾さんの作品は好きで気づくと買って読んでおります。今回のお話も可愛かったな。
良い心も悪い心も自分が生み出したものならば出来れば救世主の力を借りなくても自分で何とかしたいものです。悪いことを考えてもそれと同じだけよいことを思ったり光を生み出せば相殺できると思いたいものです。
とは言うもののなかなか難しいことではありますけれども。
それにしても穂足ちゃんは可愛いですね。皆のコンプレックスがプラスの力に変わってもすぐには状況が好転しない辺りが面白かったです。そりゃあ超常現象に頼っても自分のツケはすぐには返せないよね。団結は力になる。そんなお話でした。 -
Posted by ブクログ
感動系で人気のカジシンの新作です。
まず最初にびっくりしたのは、解説が新井素子であったコト。
新井素子さん、最近全く新しい作品見てないのですが、どうなんでしょうか?
全く新しい作品見てないんですが…。
最近何やってるのかな?と思ったら、日本SF協会の会長さんをやってたんですね。
知らなかった…。いつの間にか偉い人になってたんですね。
で、肝心な『あねのねちゃん』。
やや暗い系の女の子である主人公。普通の日常生活を過ごすなかでもいろいろ嫌なことはあるモンです。
あるときは、オトコにフラれるとか、会社で嫌な想いをするとか、普通に嫌なことが続きました。
そこで気分が落ち込んでいたときに出てきたのが -