内田樹のレビュー一覧

  • 期間限定の思想 「おじさん」的思考2

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    「精神科を訪れる若い女性患者が激増している。30代の、先端的な仕事をしている、高学歴の独身女性にその傾向が強い。」
    「それは彼女たち自身があれほど望んで手に入れた『自分の生き方のすべてを自分で決定できる』権利には、『自分の生き方のすべてを自分で決定しなくてはならない』重苦しい責務が伴ってもいたからである。」
    「そのストレスは、その人がまっとうに生き、まっすぐに問題と対峙し、おのれの責任を全うし、問題をみごとに解決しても、それでも変わらない。100パーセントのサクセスを収めても、それでもなお、それらの責務をすべて『一人で』果たさなければならなかったことの重圧感が、疲労の『澱』となって心身の深層に

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    2025年10月14日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    各章ごとに具体例が書いてあって
    素人の私でも感覚的に掴める感じ。

    三宅香帆さんが評論の時の参考書籍として
    紹介していた本。

    個人的に気になったのは
    エディプスコンプレックスと言われる
    父性との葛藤ってやつは、
    人が社会に出てからもあるのかもと思った。
    仕事はできるようになっても、
    人の育成とか人間関係の悩みとかで
    鼻をくじかれてこんな感じになる。

    引用するとラカンについて述べた文章で
    「おのれの無力と無能を「父」による威嚇的介入の結果として説明することです」

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    2025年10月07日
  • 知性について

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    韓国人の質問に思想家哲学者が答えるQ&A方式。
    知性についてこれほど掘り下げて考えたことはなく不明な点も多かったがなんとか読破できた。
    知性とは共同知のようなもの。独占するのではなく発展性のある共有できるものが本当の意味で有用な知性であると感じた。

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    2025年10月04日
  • 先生はえらい

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     「教える」と「学ばせる」は違うんですよーってことを内田節で示す本。

     「この人何を伝えたいんだろ?」って考えさせるのが真に主体的に学ばせる「えらい」先生。
     でもそれは学校の「教師」に限らない。他人とのコミュニケーションの中でそういうことを考えさせるのが「えらい」人。その意味ではあなたも含めみんなえらい「先生」になりうる、って言いたいのかな。
     
     教育論として真面目に読むと肩透かしくらうし、ここに書いてること真に受けてマネするには深い人生経験と教養が必要になる、と思う。
     「わかりやすさ」が求められ、もてはやされる時代に、わかりやすいのは「教えてる」だけで、「学ばせ」てませんよって痛烈な

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    2025年09月17日
  • 呪いの時代

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    安倍批判を除けばごもっとも。
    ただ、どうしてこのくらいの人には赤いのが流れているのか……。
    サイゼリヤなど大変な飲食店で一年くらいアルバイトで働けばだいぶ思想も変わるのではないか。
    高度な机上の空論に見えるところもちらほら。

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    2025年09月10日
  • 生きづらさについて考える【毎日文庫】

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    大好きな内田先生の本

    ただ、また自分にはあまり刺さらなかった。
    もしかしたら自分の感性が
    少し変わってきてるのかもしれない。

    うーむ。

    日本人は「自由」を価値としない
    「調和」を価値とする国民性
    という話があり、それは確かになあと腑に落ちた。

    あと、子供には「やりたいことやりなさい」と言おう。自分も「やりたいことをやろう」

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    2025年08月20日
  • 街場の米中論

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    大好きな内田先生の本。
    ただ自分にはあまり刺さらなかった。

    (自分の受け入れ態勢と、読んだタイミングがよくなかったのだろう)

    - ナショナリズムが台頭してきている現代
    - 中国の「宿題廃止」はある意味理に叶ってる

    っていう部分が記憶に残った

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    2025年08月20日
  • 困難な結婚

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    人間は、自分の判断を正当化するための行動を無意識のうちにしてしまうから、婚前契約書なども巻かない方が良いという主張は、なるほど〜となった。

    何かコトが起こることを恐れてあれこれ予防線を張らなくても、その時々に柔軟に対応していくスタンスで、いまを楽しく、軽やかな気持ちでいようと思えた。

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    2025年08月08日
  • 沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)

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    時事的な論考。
    まとまりはないが、世相を捉える一つの見方。
    答えはない。
    知性の総量が変わらないとすれば、どこにどうやって水路をつくるか。

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    2025年08月06日
  • 困難な結婚

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    結婚は幸せになるためではなく不幸になりすぎないようにするためらしい
    まぁそういうものですよね…ずっとアツアツなカップルではいられないし…

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    2025年07月24日
  • 知性について

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    久しぶりに内田氏の本を読んだ。韓国人の質問に対して答える形の韓国語で書かれた本の書き下ろしを、日本語で発刊した本だという。日本ではあまり出てこないような質問も多く興味深かったが、知性を語る趣旨なので、哲学・武道・宗教という、普段あまり考えない内容なので、どうしても関心が希薄で楽しめなかった。

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    2025年07月20日
  • 知性について

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    知性が拙い私は慣れない新書を読むのに体力が必要だったけれど、内田さんなりの「文武両道」の解釈が興味深く、感銘を受けた。
    他人を批判して、相対的な優劣を語ることをやめた話。
    誰かや何かを批判をして自分が成長するならいくらでも判するけれど、批判したところで自分は何も成長しない。
    だから誰かに批判されても誰とも論争はしたことがない。
    指摘されたことが正しければ、そのまま「そうですね」と頷いて受け入れ、指摘されたことが間違っていれば、相手にすることはない、と。
    それを合気道の師匠から学んだという話。
    できることなら、門人の全員が自分より先へ進んで欲しい。自分を超える弟子を育てること、それが教育の開放性

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    2025年06月30日
  • 新版 映画の構造分析

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    映画に詳しくないが、映画の幅を広げてみようかと思い手にとった。知っている映画のパートは楽しく読めた。それは頭の中で絵が描けるからである。知らない映画についてのパートは、知らない映画のパートでしかなく、それ以上でもそれ以下でもない。致し方のないことである。なぜなら、本作は、映画の宣伝本ではないからである。

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    2025年06月28日
  • 凱風館日乗

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    「資本主義が滅びるのが先か、人類が滅びるのが先か」「経済も教育も国際社会での地位を失い、泥舟になってしまった日本」「もう一度“共有地”“コモン”を創り出す」毎回、金太郎飴のような繰り返し。でも手を替え品を替えて繰り返さないと、ますます転がり落ちていくばかり…。

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    2025年06月20日
  • 街場の成熟論

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    大好きな内田先生本

    学びには、カリキュラムなどない。学ぶまえから何を学ぶかわからないのが学びの本質。
    など、キレッキレの内田節がひかる。

    また何故内田さんが共産党推しなのかも分かる一冊。

    大好きな内田さん。
    とはいえ短編を集めた感もあり、内田節が他の内田さん本よりは少ない気もした。

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    2025年06月18日
  • 知性について

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    知性という話ではないが、日本人は日本語しか使えない国で過ごしているため、外国で「世界は広い」と思える機会があるが、米国などの英語圏の人はこういった感覚を得難いのかもしれない

    I want to develop the kind of intelligence that allows me to break out of my own mold—to have the courage to be fluid and ever-evolving.

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    2025年06月15日
  • コモンの再生

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    定期的にこういった時事エッセイ的なものを取り込みたい。栄養分を身体に取り込むのと同様に。
    思考のアップデートの為、咀嚼した。

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    2025年06月12日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    「分かった」という思い込みを捨て、「分からない」という前提で、敬意をもって人や物と接したいものだよね。という事を言っていて、「 なるほど分かった」と思ってしまったので、これは大変難しいことだと思いました。

    さまざまな話や文章似たくさん触れて、良くわからないまま飲み下すのが大事。そうすると知性は贅肉のようについてくる。という話が好きでした。最近、意味を求めて読書しがちで、疲れていたので、分からなくてもいいのか、と。

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    2025年06月08日
  • 困難な結婚

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    確かにタイトルに偽りなし。ただ確かに少し古い結婚観かなというのと、感情論に感じたところも多い。
    結婚とはセーフティーネットであり、自分や配偶者が弱った時助け合う制度というのはすごく納得。
    ただ生きていくのが1人でも精一杯なのに、相手の生活も支える自信がないので、やはり結婚は難しいかな〜という感想。

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    2025年05月20日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    日本版『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。
    一般の方から寄稿してもらった嘘みたいな本当の話を集めた短編集。


    都内某所のイベントで、古本のくじを引いた際に当たった本。
    アメリカの普通の人たちに寄稿してもらったショート・ストーリーの中から佳作をラジオ番組で朗読する『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。
    それの日本版です。

    すべて誰かの身に起きた実話、とのことですが、本当に嘘みたいに不思議な話、奇跡のような話がたくさん集められています。実話かどうかはちょっと疑いつつも、「友人から聞くスベらない話」っぽくて面白い。

    読み心地としては、新聞とか雑誌に載っている読者からのお便り紹介。あれ

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    2025年05月10日